2023年12月21日木曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.127

 

1217日に今年最後の定例会が行われましたが、提出原稿が少なくて時間が余ってしまいました。以前は提出者をかっちりと決めていたのですが、いつからか自由提出になり、そうすると、原稿数に波が出てきて、今月はヘタすりゃ1作品になりかねない状況でした。原稿がなけりゃ集まる意味がなくなってしまいますから、これは一大事です。というわけで、来年からは再び提出者を決めることに。ワタシも含めて、「だれかが出すだろう」と人任せにしていたところがあるんですねえ。反省反省。けど、ワタシ自身、これといった手応えもないなか、最近どうも創作意欲が高まらず、納得のいくアイデアも出てこないのが現状。それに慣れてしまうと、あとは後退あるのみ。後退を全面否定するわけじゃないけど、どうせならやっぱり新しい物語を綴ってみたいよなあ。ならば、気合いを入れるべく、エンジェルフォールに打たれましょうか。あるいは、心の垢を落とすべく、弥山から日の出を見て、地球が自転していることに感動しましょうか。もしくは、脳細胞を刺激すべく、箱に耳を近づけて、シュレーディンガーの猫は、いかように鳴くのか聞いてみましょうか。いずれにしても、今日も明日もキーボードに手を添えて、ですね。

定例会のあとは、近所のイタリアンレストランにて忘年会を開催したのですが、ほぼフルメンバーでの飲食は久しぶり。あーだこーだ、そーだどーだ、と対話を楽しんだのち解散。みなさん、たぶん、無事に、家路に、着いたことでしょう。というわけで、今年もありがとうございました。(中井たかし)

 

【会員のニュース】

★新刊情報

『かがくのはなし』(JTBパブリッシング)萩原弓佳 共著 12月下旬発売

『お姫様の伝記物語』(日本文芸社)萩原弓佳 著       〃


©︎JTBパブリッシング







 

 

 

 

2023年12月10日日曜日

近江ペンの会

 近江ペンの会 例会

2023年12月9日(土)  13時30分~16時

参加者 大塚先生他6名

 

今年最後の例会とあって、頑張って出席しました。おかげと暖かい日で助かりましたが、

寒暖の差に戸惑う日々です。用事等で欠席された方、とっても楽しい例会でしたよ!

5作品の合評をしました。

長編      1作品

短編      1作品

書き直し    3作品

原稿用紙52枚の長編はずっしりした読後感でした。よくぞ細やかな心の動きを描いてくださったと感心しています。もう一つは短編で、さすが理系女子の作品だと目を見張りました。

 

書き直しの作品はそれぞれに苦しんだ後がうかがえました。私もその中の一人で、書き直しても書き直しても事件は起こせませんでした。実際、平凡な潮干狩りで事件が起きたら大変です。題材が悪いのだと諦めかけていた時、ふと、採った貝を捨てることを思いつきました。自他ともに認める真面目人間にはない発想でした。捨ててみると、やっと物語が進みました。日頃から柔軟な頭にあこがれを持っていましたが、こういうことなんだと分かったとき、合評の有難さが身にしみました。それと同時に、同じように書き直しに挑戦している方々に「頑張ろうね」と言いたくなりました。

ペンの会に入会して10年が経ちます。その間、書き直しを含めた例会用作品が(出来栄えは抜き)最多の私です。提出作品が少ないので、毎回のように合評してもらっています。

日本語が好きで、書くことには興味はありましたが、どうやって童話を書いたらいいのか分かりませんでした。それが、合評を通して少しだけ分かるようになってきた気がします。いつか憧れの幼年童話にも挑戦したいです。

先生、皆さん、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

良いお年をお迎えください。

               沢野 みき





 

 

2023年11月24日金曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.126

 

1119日(日)

昨日は風が冷たく引きこもりたくなるような天気でしたが、今日は秋晴れ。定例会日和でした。

出席者は13名。合評作品は、たっぷりの6作です。

「わらしべ5号」掲載予定の作品も多くありました。

・エッセイ作品は、ご自身のスポーツ体験を題材にした楽しいお話でした。

・幼年向け作品では、読みやすさを重視した「句読点」の打ち方が話題になりました。

・高学年向きの作品は、公募に挑戦、選考に残るためは、の改良点について話し合いました。

・いつも不思議な雰囲気が魅力的な方の作品には、グレードについての意見や感想が複数ありました。

・ご自身の体験からファンタジーを取り入れた作品は、登場人物の家族や環境の整合性を確認しました。

・そして私の作品ですが「冊子に出稿するのは、まだ不安だ」と言う訳で再合評を依頼しました。

頂いた感想は、どれも納得。なんですが書き直すとなると、どこをどのようにすれば良いのやら。

しかし、他のサークルの同人誌も回覧されました。負けてはいられません。

また公募の案内もたくさん紹介されました。よし目標をもって書かなくちゃと気合が入った! かな?

(担当:つじ まり)





 

2023年11月7日火曜日

近江ペンの会

 「近江ペンの会」

20231028日(土)1330

参加者 大塚先生他7名  

定刻になり会は始まった。合評作品は前回からの引き続き1編と新しい2作品だった。

   前回からの引き続きの作品

内容は海外在住の日本人の小学生が、日本の小学校に体験留学し経験したことを作者が聴き、実話を基に気付いたことを中心に仕上げた作品。作者は主人公の興味関心のあるものに沿って話を進めていくが、作者のオリジナリティをそこにどのように組み込むか難しく、今後の課題となるだろう。一つの物語にしようとすると、作者の核となるテーマが必要との先生からのアドバイスであった。

   書き直しの作品

前回指摘されたところを書き直したが、充分書ききれなかったと作者の

弁。今回の新しい人物登場(犬のポチとおじさん)については、ポチはユニークな存在で参加者には好評であったが、おじさんは説教臭くこの場にはふさわしくない等々賛否両論あった。サッカーの試合のPKで失敗し、落ち込んでいる主人公が無理なく自然な形で元気を取り戻すにはどのように書けばよいか。皆さんの意見や感想を参考に作者の更なる一考が待たれるところである。

③ 書き直しの作品

4度目の書き直しと聞いて、まず自分の努力の足りなさを痛感した。

家族で潮干狩りに行き、採った貝は見たことのない貝で食べられるのかわからなかったが、食べられることを知ったという内容。

身近な人の体験や知識、情報をそのまま文にするのではなく、物語にするなら山場を作り、ハラハラドキドキ感があると良いとの先生のご意見だった。

作品を通して記録は記録として書き、そこから発展させることが大切との教えを頂いた。

今回は時間的に余裕があり、雑談も最初は作品がらみであったがそのうち予想もしない方向へ飛び、夫婦喧嘩にまで発展しそうだった話や勇気をもらえる熱っぽく感動的な話があったり、笑いのツボにはまる人がいたり等とても面白く、久々に近江ペンの会の仲間の温かさを感じる楽しく有意義なひと時だった。        うええもん





 

 

2023年11月1日水曜日

みらくるぺん

 みらくるぺん

20231021日(土) 合評会13:3017:00  / 交流会17:0018:10

対面 会場:大阪市立青少年センター ココプラザ

参加者17名 わらしべ10名&みらくるぺん7

 

 秋の深まりの中、今回は関西のサークル「わらしべ」(作品提出2作)と「みらくるべん」(作品提出4作)が、講師にしんやひろゆき氏をお願いして合同合評会を開催しました。童話塾in関西からの流れもあり互いに心開き熱い合評会になりました。

 

提出作品は、短編3作(高学年)、中編1作(中学年)、長編2編(高学年)。

参加者による作品評の後、しんや講師から各作品に対し全体の感想や作品をよくするための分析やアドバイスをいただきました。

 講評の大切さに加えいつものメンバーとは違う人の意見を聞くのはとても学びになります。子どもの本の書き手は、その読者意識を持つこと、そして読んでもらうために作品の面白さについても考え工夫しなければいけないという思いも強くしました。児童文学の書き手としての大切な気づきや発見を得て参加者ひとりひとりは大いに考えさせられました。

 

講評後の交流会もしんや講師を囲みとても和やかな雰囲気で、幸せな一日となりました。

 次回は、2024213日(火)オンライン合評会を予定しています。

 

(おごうふみこ)

 

<会員ニュース>

☆『児童文芸』2023秋号 ミステリーの部屋に黒田ふみさんの「七日間の手紙」掲載

☆講演会・『おてがみほしいぞ』原画展/守山市立図書館 こうまるみづほさん 





 

2023年10月30日月曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.125

 

1022日(土)

近隣サークル「みらくるぺん」主催の勉強会にお声がけいただき「わらしべ」と合同での合評会が開催されました。新大阪の会場で講師のしんやひろゆき先生をお迎えし、みっちり勉強をさせていただきました。日程の都合でわらしべからは10名が参加。

提出された6作品について、互いのサークルからの意見には、いつもと違う観点や気づきも多くありました。今回は、みらくるぺんさんのおかげで、長編の作品合評に参加させてもらい、作品の多様な方向性についての勉強ができた気がします。短時間で意見を交わすのは難しかったですが、講師の先生の丁寧で細やかで、しかも考えられる具体的方向についてのお話は、とても分かりやすく為になったと思います。

合評会終了後には、歓談の時間がありました。穏やかに話される先生に甘え、こんなこともあんなことも質問して、終始和やかな良い時間となりました。

みらくるぺんの皆さま、しんや先生に感謝申し上げます。

 

熱気いっぱいの新大阪の会場を出ると、外は肌寒い風が吹き、ターミナル駅の賑わいも心なしか冬色になっていました。気づけば、もう10月も終わり。

わらしべは、今日の刺激を糧にまた、これからも仲間と切磋琢磨していきたいと思いました。5号もスムーズに発行できますように。

 

(藤谷クミコ)

 

★萩原弓佳  「あたたかい思い出」

児童文芸 2023秋号 【ひろすけ童話賞受賞者からのメッセージ⑤】に掲載





 

2023年9月21日木曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.124

 

917日(日)

そろそろ涼しくなっていい頃なのに、昼間の酷暑はまだまだ続いています。

汗をかきかき会場に到着すると、机の上で待っていたのはパンパンにふくらんだ分厚い封筒! 来月わらしべと合同合評会をして下さるみらくるぺんさんの原稿です。長編の合評をあまりしてこなかったわらしべメンバーはその厚みにびっくり!

「こ、これはすごい……」

ということで、9月の定例会はこの合同合評会の話合いから始まりました。

みらくるぺんさんのお陰で長編も中編も短編も勉強出来る欲張りな合評会になりそうです。また対面ということで直接お会いできるのでとても楽しみにしています。

 

さて、定例会の合評は3作でした。

・法律用語の扱い方

・主な登場人物が二人でも、読者が心を添わす主人公をどちらかに設定する

・時代設定を変えることでより伝わるメッセージがある

・自ずとドラマチックになる「病気」や「死」に頼りすぎない。また公募において病気や死を扱う作品は多いので、「またか」とうんざりさせないテクニックが必要

・昔書いた作品は今の風潮に合っているか点検すること

 

私の書き直しの作品も合評していただき、愛情たっぷりの激励を受けました。

「ガクッ! 全く創作ってやつは、奥が深いなあ~」

(きくち しづ)

 

★ 会員のニュース

『1話10分 感動文庫』児童文芸家協会編 新星出版社 914日発行に

萩原弓佳「新しい旅」を掲載 
井上林子「冒険を始める朝」を掲載

 








2023年9月19日火曜日

近江ペンの会

 近江ペンの会

2023年9月16日(土)

参加者 大塚先生他5名


 今年の夏は過去最高を上回る圧倒的な暑さとなりました。9月に入っても残暑は厳しく、例会のこの日も30度を超えていました。いつになったら涼しい秋が訪れてくれるのでしょうね。

 今回の合評作品は、新作一作品と書き直し三作品です。

 幼児向けの新作は発想がユニークで、幼児たちがこのお話を読んでもらったら、きっとみんな笑顔になるでしょう。そんな素敵な作品でした。

 書き直しは本当にむずかしいですね。読者を混乱させずに書くには、どうしたらいいのか。情景が浮かぶようにするには、どのように表現したらいいのか。その場面での言葉の選択は合っているのか。課題は多く残りましたが、いろんな指摘や感想が飛び交い、気付きもまたたくさんあって、とても勉強になりました。一作品、一作品、たっぷり時間もとっていただき、内容の濃い例会となりました。

 さて、四角いたまご5号に向けての作品合評がスタートしました。次回はどんな作品が飛び出してくるのか、たのしみです。

             早詩ひと美





2023年8月25日金曜日

みらくるぺん

  

 みらくるぺん 

 

2023年 822日(火) 14001630

オンライン

参加6名 欠席2

 

 

猛暑日が続いていますが、ツクツクボウシやカネタタキの声が聞くと、わずかでも涼を感じます。

 

提出作品は5作(中学年2作・高学年3作)でしたが、家族の都合で一人欠席。合評は4作品でした。

限られた時間を有効に使うため、事前に感想を送り合います。その感想に凹むことしばしば。でも後日、自分の作品に落とし込めたとき、厳しい意見ほど、よし!と、書き直しの原動力になっています。仲間との合評がいかに大事かを痛感します。

きょうの意見の中で心に残ったのは、「主人公の気持ちは読者に感じてもらう。書きすぎない」です。読者が主人公に寄り添って読み進める上で、大事なことだと思いました。

取材を元にしたフィクション、作者が住む町の郷土を背景にした交友関係の物語、ピンチ時こそ新たな発見があることがテーマの作品、子どもらしい神頼みを通して主人公が成長する物語。どの作品からも、初めて知る情報があり、学ばせてもらいました。皆さんの引き出しの多さに感心し、人となりを感じ、仲間と共有できる時間は大切な自分時間です。

 

10月のわらしべさんとの合同合評会に向けて、「書き直しをがんばろう」と、皆で士気を高めて、それぞれズームを退出しました。

 

次回予定 1021日(土)13301700 わらしべさんとの合同合評会

 

                      (黒田ふみ記)





 

2023年8月21日月曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.123

 

820日(日) 

近くでお祭をやっていたようで、合評会の会場に来るまでに、浴衣や甚平を着た子どもたちがちらほら。夏休み気分を感じながらの、今月のわらしべは、10月の合同合評会と、「わらしべ5号」作成の話合いと、3作品の合評をしました。

 低学年向け、中学年向け、高学年向け……と、グレード順にたっぷりと時間をかけての合評は、いつものように全員から様々な意見が飛び出ました。

ていねいな文章や、わかりやすい状況説明は大事だけれど、物語の躍動感も大事にしたい。主人公像を決めたら、それがどんな性格でも、書きたいのなら貫いてみる。コメディ設定の加減。メッセージの伝え方。ネタバレにならないように物語の内容を感じさせるタイトルの付け方。読者を混乱させないように登場人物たちのシチュエーションや行動描写を整理して書く、などなど……。

自分で書いている時には気づきにくいことも、他者の目で合評していただくことで気づくことができる、改めて目を覚まされる時間でした。ステキな物語だから、子どもたちに伝わるように! していきましょう。  (井上林子)

 

 

【会員のニュース】

●「きっずブックライブinバンビオ」開催 

826日(土)10:3011:30

長岡京市 バンビオ3Fメインホール(無料・要申込・定員50名)

   井上林子・萩原弓佳 参加

 





2023年7月19日水曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.122

 

716日(日) 

欠席者3名 出席者13名の定例会となりました。

 

10月に予定されている第2弾合同合評会に向けての連絡、5作品の合評がされました。

 

5作品の対象は 低学年 中学年 高学年 YA2作品 と幅広いものでした。

各作品の設定も、現代、未来のもの、過去の時代を書いたものと様々でした。

 

合評中に、作品の時代設定はそれぞれの時間が流れているものの、

「今」を生きている人たちに、物語が伝わるのか、届くのか、どんなメッセージを残していくのか、ということをみなさんの感想を聞きながら感じていました。

 

今回の合評には3回目の書き直し作品もあり、書き直しの度に「今」を生きている人たちに、より読みやすく、伝わりやすくなっていると感じました。

このように何度も書き直されて、より良くなっていくものを見せていただけると、私もゆっくりでも続けていかないとね、という気持ちになります。

 

続けたいと思っても家庭の諸事情や体調などの都合で続けていけないこともあるでしょうし、毎月の定例会に参加できるということが、本当にありがたいことだと感じました。

(うすだきょうこ)

 

【会員のニュース】

●井上林子 児童文芸2023夏号 特集〈創作競作〉に

【絵からはじまる物語③ 高学年向き】「ココナッツ冒険隊」掲載

 




 

2023年7月1日土曜日

みらくるぺん

 みらくるぺん 

 

2023年 627日(火) 14001550

オンライン

参加7名 欠席1

 

 

梅雨時の蒸し暑い一日。今年の夏もうんと暑くなりそうな予感がします。

 

今回の提出作品は1作(中学年・中編)のみ。

学校現場をよく知る作者の強みが活かされた作品です。

作品は1作だけでしたが、その分1作に集中。しっかり読み込んで合評に臨みました。書き直しに向けて参考になるような意見がたくさん出たように思います。

 

10月のわらしべさんとの合同合評会についての話し合いもしました。

まだまだ先のこととわたし自身はのんびりしていましたが、講師先生との交渉、会場の予約、わらしべさんとの連絡等々、担当の方によって着々と準備が進められています。感謝です。

 

次回例会:822日(火)14001600

 

                      (橋永純子記)





 

 

2023年6月25日日曜日

近江ペンの会

 近江ペンの会

2023年6月24日(土曜日)大塚邸にて
参加者 大塚先生他7名

前回4月からの2か月振りの定例会となりました。久しぶりの面々。
みんなの笑顔がまぶしい梅雨の晴れ間でした。
作品は、書き直し作品が2作品と先生の作品の計3作品となりました。
一作目は椋田(わたし)の作品です。
前回、合評の際にご指導いただきました、「お父さん印象が薄い」ということを気にしながら書き直しました。が、実際は「書き直し」ではなく「付け足し」にしかなっておらず残念な結果に終わってしまいました。
書き直しとは「設定を変えてまでの書き直しです」
またもや先生に言わせてしまい、反省をしております。
二作目の作品も書き直し作品です。
テンポが良く、会話の勢いがある作品でしたが、書き直したことにより理屈っぽくなっている。
という指摘がありました。
この「理屈っぽく」なってしまった理由を作者なりに分析すると、
1作目は書きたいという思いで書いているが合評後は指摘があった部分を書き直さなければという「制限」をかけて書いたからだとおっしゃっていました。自分の作品を俯瞰できるってすごい!!
書き直しは「ぶっとんで書くことが大切ですね」またもや先生のお言葉でした。心します。
最後は先生の作品です。
「題名は大切」と先生ご自身がおっしゃっている通り、真っ先に目に飛び込んでくる題名は読み手の心をぎゅっとつかんで物語の世界へいざなってくれました。登場人物たちが生き生きと描かれており、とても勉強になる作品でした。ありがとうございました。

これからは「四角いたまご」5号に向けての合評となります。メンバーの作品が楽しみです。
私も頑張らなければ……。                     ムクダ由美




2023年6月20日火曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.121

 

6181652分。

 

ただいま合評の帰り道。

電車に揺られています。

...暑いです。

Googleさんに「梅雨明け いつ」と入れました。

まだまだですね(7月中旬頃らしいです)

すでに真夏が来ているような気がするのは、私だけでしょうか???

 

さて、本日は、小学校低学年〜YA対象まで、計4作品の合評を行いました。

合評は本当にいつも楽しいです♪

自分には無かった視点、読み方、捉え方。

読み手一人ひとりの生活や人生観が作品の行間を変えることに、毎回新鮮な驚きをもって気づかされます。

 

今回、私は作品を提出していなかったのですが、皆さんの意見を聞いていると、もし自分が作者だったら〜と、あれこれ考えました。

 

どこまで状況を明確に書くのが良いのか、逆にどこからは読者の想像に委ねるのか。。。

伝えるべきことは? 逆になくても良い文とは。。。?

気がつけばあっという間に解散の時間でした。

 

-ただいま時刻は1710分。

相変わらず電車に揺られています。

車内アナウンスが鳴っています。

最寄り駅に着くのはもうすぐ。

 

車窓の外は、梅雨とは思えない晴天で、いかにも暑そうです。

熱中症対策に、手持ちのペットボトルの中身をゴクゴク。

...うん、とりあえず頭スッキリ。

 

よし、家に着いたら、私もなにか書いてみるかなー。

(安藤 明子)





2023年5月25日木曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.120

 

521日(日)

今月8日よりコロナ感染症が第5類になり、街は一層混雑していますが、この日は出席者と欠席者がほぼ同数で、こぢんまりとした定例会となりました。

午前中に、オンラインで児童文芸家協会のサークル交流会があり、わらしべからは2名が出席しました。他のサークルの様子も聞くことができ良い時間でした。午後のわらしべ定例会では、まずこの報告をして、昨年度のわらしべ会計報告、活動報告等、年間のまとめと今後について検討しました。

「わらしべ5号」発行と、第2弾合同合評会の実現に向けて走り出しました!

 

合評は4作品。

記憶に新しい作品の書き直し稿は、主人公の役割がくっきりする筋立てになっていました。低学年向け作品は、優しい空気に包まれた物語で、作中に出てくるオリジナルの歌を工夫すれば、さらに読者に沁みると意見が出ました。

絵本テキストが二つ提出されていて、それぞれに絵になるイメージがどこまで伝わったかが課題となりました。

 

お菓子のお土産や差し入れを楽しみ、緩くなった会場使用の決まりにメンバーの心も軽やかに、和気あいあいとした会話や交流が戻ってきました。

まだ、油断できませんが、コロナの大きな波が来ないように気をつけていきたいですね。

 

さて、このブログを読んでくださっている皆様、私たちわらしべメンバーは

毎月、このような合評会を中心に活動しています。公共施設(最寄りは阪急西宮北口駅)での開催、自治会計で負担の少ないように運営しています。

見学も随時受け付けていますので、下記までお気軽にお問合せください。

warashibe_gogo2012@yahoo.co.jp

では、来月はみんなの顔が見られますように!

(代表:藤谷クミコ)

 

【会員のニュース】

●藤谷クミコ 「第15回日本新薬こども文学賞」

物語部門 大人の部  優秀賞 

●井上林子 朝日小学生新聞「名作これ読んだ?」コーナー執筆

525日付け~隔月で担当





2023年5月8日月曜日

みらくるぺん

 みらくるぺん  

2023425日(火)14001630

オンライン

参加 6名 欠席 2

 

 新1年生が真新しいランドセルを背負って登校する春、みらくるぺんも新学期のスタートです。21年度は幼年、22年度は絵本を中心に学んできましたが、今年度は特に分野は決めずそれぞれ自由に創作することになっています。

 先ず、協会から連絡のあったサークル活動支援の嬉しいニュースやオンライン交流会などについて確認しました。

 

 作品は4作。幼年1作、中学年2作、高学年1作です。

その内、書き直し作品が3作あり、どれもすっきり良くなったからこそ見えてくる問題点もありました。

 

 1作目は幼年(書き直し作品)。とても良くなってきているという意見で一致しましたが、作者から、長く感じられるところはどのあたりでしょう?と、疑問が投げかけられることから始まりました。

 2作目は中学年の短編。日記形式にしているが、その根拠はなにか、登場人物の関係性が読み取れないなどの感想がありました。

3作目は中学年(書き直し作品)。面白く引き込まれて読めるが、ラストで物足りなさが残るという意見があり、どうすればいいか皆で考え、提案がありました。

 4作目は高学年の短編(書き直し作品)。すらすらと読み易く、お話の内容もわかりやすいが、細部も現実的に丁寧に描いて、全体の流れに緩急がつけばいいのではないかなどの意見がありました。

 

合評の途中、行き交うおしゃべりに楽しく参加しているうち、消えかかっていた創作のパワーにポッと小さな明かりが灯るのはとても幸せな瞬間です。

 

【会員ニュース】神戸新聞 3月の日曜版<お話の森コーナー>に

「金魚のヒラリ」を3回掲載 黒田ふみ

 

次回例会は627日(火)14001630 オンラインにて

 

                              (鬼村テコ)