「近江ペンの会」
2023年10月28日(土)13:30
参加者 大塚先生他7名
定刻になり会は始まった。合評作品は前回からの引き続き1編と新しい2作品だった。
① 前回からの引き続きの作品
内容は海外在住の日本人の小学生が、日本の小学校に体験留学し経験したことを作者が聴き、実話を基に気付いたことを中心に仕上げた作品。作者は主人公の興味関心のあるものに沿って話を進めていくが、作者のオリジナリティをそこにどのように組み込むか難しく、今後の課題となるだろう。一つの物語にしようとすると、作者の核となるテーマが必要との先生からのアドバイスであった。
② 書き直しの作品
前回指摘されたところを書き直したが、充分書ききれなかったと作者の
弁。今回の新しい人物登場(犬のポチとおじさん)については、ポチはユニークな存在で参加者には好評であったが、おじさんは説教臭くこの場にはふさわしくない等々賛否両論あった。サッカーの試合のPKで失敗し、落ち込んでいる主人公が無理なく自然な形で元気を取り戻すにはどのように書けばよいか。皆さんの意見や感想を参考に作者の更なる一考が待たれるところである。
③ 書き直しの作品
4度目の書き直しと聞いて、まず自分の努力の足りなさを痛感した。
家族で潮干狩りに行き、採った貝は見たことのない貝で食べられるのかわからなかったが、食べられることを知ったという内容。
身近な人の体験や知識、情報をそのまま文にするのではなく、物語にするなら山場を作り、ハラハラドキドキ感があると良いとの先生のご意見だった。
作品を通して記録は記録として書き、そこから発展させることが大切との教えを頂いた。
今回は時間的に余裕があり、雑談も最初は作品がらみであったがそのうち予想もしない方向へ飛び、夫婦喧嘩にまで発展しそうだった話や勇気をもらえる熱っぽく感動的な話があったり、笑いのツボにはまる人がいたり等とても面白く、久々に近江ペンの会の仲間の温かさを感じる楽しく有意義なひと時だった。 うええもん