2021年7月27日火曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.98

 

7月18日、定例会の会場に入ると、すでにメンバー数人が来ていて、何やら喋っていた。耳を傾けてみると、ワクチン接種の話題だった。ご時世だなあ。まあ、それはともかく、定例会では、まずは冊子『わらしべ4号』の話やオンライン等に関する話し合いが行われ、そのあと、合評がスタート。今回俎上に載ったのは詩編・エッセイを含む7作品で、今回も「親目線になっている」「詰め込み過ぎ/不要なエピソードは切る」「テーマが読み取れない」等々、わかっちゃいるけどなかなか是正できないことへの指摘があったわけだが、とくに印象に残ったコトバをひとつ挙げてみたい。それは、少女と転校生の交流を書いた作品について意見交換をしているときに出てきた、「ささやかな夢を肯定してほしい」というコトバ。華やかな夢が注目されることが多い昨今だが、地味な夢にもスポットライトを当ててほしいという意見は、深く胸に刺さった。創作するにあたって、そういう視点も忘れちゃいけないんだよなあ。

今回の定例会も滞りなく終わり、ワタクシは帰りに百貨店に寄って切り落としベーコンを買ったのだが、それもひとえに激ウマチャーハンを作るため。チャーハンには焼き豚との意見もあるようだが、断然ベーコン。これは譲れない。   (byなかい)

 

 

【会員のニュース】

萩原弓佳さん シリーズ新刊発行

『なぞ解きストーリードリル 小学算数』  ナツメ社








 

 

2021年7月23日金曜日

とんとんぼっこ

 とんとんぼっこ 

 6月26日(土)13001414

 今回もLINEリモート合評会

 6名参加 

 

巣山ひろみさんが、

「バウムクーヘンとヒロシマ ドイツ人捕虜ユーハイムの物語」

(くもん出版)で、第68回産経児童出版文化賞の産経新聞社賞を受賞しました。

 

お祝いをと思いながらも、集まることができませんでした。今日、お宅にお花を贈り、リモートで「せいの!」の掛け声のもと、参加者で「おめでとう」を言い、一言ずつお祝いの言葉を贈りました。介護のため欠席だったメンバーが、突然、少しだけ参加してくれました。マイナスに捉えていたリモートでしたが、リモートだからできたうれしいことでした。やっと、ささやかですがお祝いができました。さまざまなジャンルに挑戦している巣山さん。これから、また、どんな作品を生み出していくのでしょう。楽しみです。おめでとうございました。

 

 提出された作品の感想を送り合っているので、合評時間は短いけれど、よくわかり焦点がしぼれます。五作品のすてきなキャラクターの登場です。 

 まずは、キリン。孫のために作品を一つは書きあげたいと一大奮起し、動物園の取材、下調べなどして、手作り絵本を作り上げました。キリンの生命力に後押しされたように、手書きの絵にも文にも、情熱、エネルギーが満ち溢れています。

 次はレッサーパンダ。思いも寄らない展開です。思い切ったのびのびとしたタッチ。子どもがとび付きそう。でも、物語とリアルがうまく混ざり合っていない。認識のずれを埋めるためには、説明など振り切ってうむを言わさず物語に引き込むのもありです。ひき算です。

 次はおじいちゃん。住んでいる自然いっぱいの町を自慢する。かかわる登場人物をどういう意図でどんなふうに行動させ、会話させるか、熟考するべし。少し言葉を付け加えるだけで読者を納得させることができるのです。たし算です。

 次はおばあちゃん。二人の女の子が裁縫を教えてもらう。近所の裁縫の好きなおばあちゃんとしか思っていなかったけれど、ふれあう中で被爆した時の傷を背負いながら生きていることを知る。子どもたちは身近なことから戦争と平和について考えさせられる。また一つ、ヒロシマの話の誕生です。

 最後は、ゆうれい。登場の仕方、セリフ、身の上話、おかしくて悲しくて引き込まれる。もっと読ませてと、勝手に話がふくらんでいきました。

今日はとんとんぼっこに包まれて、穏やかに余韻を味わっています。

 

   次回は8月28日(土)を予定しています。      (西谷まち)









2021年7月16日金曜日

近江ペンの会

 近江ペンの会 例会

2021年6月26日日(土) 13時30分~15時50分まで

参加者 大塚先生他8名

 

どんよりとしたお天気でしたが、久しぶりに対面での例会を楽しみました。半数の人がコロナワクチン接種を済ませていました。筋肉痛だけで副反応が無かった人の中で、私は微熱後の倦怠感から抜け出せずにいました。

 

合評は

300文字小説  2作品

通常の作品    2作品

詩        1作品

 

今回も、書き直しは頭を空にして、大きく書き直すこと。同一目線で書くこと。伏線を敷くことなどを学びました。毎回、先生に言われていることですが、なかなか身に付きません。何度か書き直しているうちに、自分でもびっくりするような作品にしてしまうことはありますが。300文字小説は良い勉強になりました。

 

作品の中で、皆が主人公を孫だと勘違いした作品がありました。作者と話がかみ合わないので、変だと思ったら、おじいさんが主人公でした。合評ならではの楽しさですが、私も読書家のKさんを見習って、意表を突くような作品を書きたいと思いました。

 

Mさんの計らいで、今年の2月から、ペンの会がラインで繋がりました。それまではさほど歳の差を感じていませんでしたが、ラインが始まったとたん、そのテンポの速さに驚いています。若者はもっと速いのだそうです。良い刺激をもらい、私も以前よりスタンプを楽しむようになりました。Mさんは、欠席者に向けて例会の様子をラインしてくださるので、私も復習ができて助かっています。ペンの会は以前より締め切り日が守られるようになりました。

 

四角いたまごの第4版(コロナ禍における記念号)を出すことになり、コロナに関するエッセイもしくは通常作品と、300文字小説を提出することになりました。締め切りは8月中旬です。良い作品集にしたいものです。

 

ワクチン接種が進み、毎回、対面の例会ができる日を心待ちにしています。

                            

(沢野 みき)





2021年7月10日土曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信 No.97

 

緊急事態宣言、最終日の620日わらしべ定例会が開催されました。

参加者は12名。Zoomでの参加はなく、久しぶりの顔合わせで賑やかなスタートになりました。

冊子4号に向けての確認事項や情報交換の後、四作品を合評しました。

 

低学年向けの一つ目は、森の生き物が協力して仲間を手助けするという楽しい作品でした。擬人化した物語ですが、食べ物が「人間の嗜好の味」になっているとの声があがり、表現の難しさを感じました。

 

・二つ目は私の作品で、動物の一生を描いたファンタジーです。場面での主人公の気持ち、何故そうなったかの理由が具体的に描かれていないので、読者には伝わらないとの事でした。

 

・中学年向けの作品はひいおじいちゃんとひ孫の心温まる物語でした。今回は書き直しされたもので、玩具の種類や昔話は世代間のギャップがあると言う意見がでました。

 

・高学年向けの作品は、正義感の強い動物が悪党を成敗する…かと思いきや、最後は笑える結末でした。続編も楽しみです。

 

会員の皆さんとの合評、とても楽しい時間を過ごすことができて良かったです。お互いに通じ合える空気感が感じられました。これからのわらしべはコロナの感染状況に応じて、対面とZoomになりそうです。

5波の予防のために感染対策頑張りましょう。

(清水 明美)




2021年7月3日土曜日

岡山 ももっこの会

岡山 ももっこの会 


岡山県の緊急事態宣言が、一週間前に解除されました。
よって…一カ月ぶりに、無事、対面集会を開催することが
できました。
久々の顔ぶれも見られ、参加者4人の集会となりました。

作品の合評と、『児童文学塾』の添削作品二作品の
レポート発表をいたしました。
レポート担当者からは、「なるほど、と腑に落ちることも
多かったが、そうだったのか!! と新たに気付くことも
多々あり、とてもよい学びの時間になった」
と、熱い感想が述べられました。

作品を読んで、自分なりの意見を持った上で、先生方の添削を
じっくり読みこんでみると、確かに、創作のポイントや留意点が、
改めて確認できる! 
ということで、次回も、添削作品のレポートを続けていこう
と話が決まりました。

次回開催は、オリンピック開会式の翌日、724日の予定です。
オリンピック開催は、いろいろと議論が飛び交っておりますが、
ももっこの会は、満場一致で開催決定いたしました。
次回も、楽しみです!    
                      (堀江潤子)