2019年8月29日木曜日

わらしべ通信

【わらしべ通信 NO.78】

お盆を直撃した台風が関西から去っていきました。
残暑厳しい8月18日の定例会にはわらしべ会員11名が集いました。
そして、見学に来られた方が1名! 現在、作家としてご活躍中の、緑川聖司さんです。
わらしべ会員を通じてのひょんなご縁から、毎月やっている定例会をのぞいてみたいとのご意向を受けて、皆で歓迎いたしました。

いつもの通り、まずは会員相互の情報交換などして、そのあと緑川さんのご紹介です。
ミステリー、怪談ものの著作も多く手掛けておられる緑川さん。「買ってきました!」と言って、怖い系の著作本をかばんから取り出すメンバ―。ちょうどお盆の時期なので、雰囲気が高まります。

さて、合評にうつります。今日の4作品(どれも短編)のうち、3作品が偶然にもちょっと怖い系、怪奇ものだったため、事前に読んできてくださった緑川さんにも、意見を聞きながら進めていきます。

①幼児が初体験する、近い親族の死を扱った作品
②ペットの死も描きながら、リアルなのかファンタジーなのか、読者に迷いを
    生じさせる作品
③高学年向きに怖い仕掛けが何層にも仕組まれている、結末もとても怖い話

児童文学において、こういった怖い話が「アリか、ナシか」という根本的な疑問に対しては、現在の事情をよくご存じの緑川さんからお話しいただけてラッキーでした。
また、対象年齢が低い場合のことばの使い方や、描き方、設定についても、有意義な意見を
うかがいながら、議論ができました。

もう一作品は、とある公募も視野に入れた低学年向き作品。核になるアイテムの効能についての疑問が噴出しました。「道具立て」という専門用語で、これまた緑川さんから、わかりやすくお話しいただけて良かったです。

加えて、わらしべ会員でもあり、活躍中の若手作家でもあるメンバーからも、違った切り口や設定にすればというアドバイスもあり、全ての作品のあらゆる可能性を感じました。

会の終了後には、有志のみんなで、「カンパーイ!!」となりました。
暑い夏を吹っ飛ばして、ますますわらしべが勢いに乗っていけますように。
                             

                                                                                                        (担当:藤谷クミコ)


●会員のニュース
萩原弓佳さん  
児童文芸 2019.8.9月号 【特集 とんだ入れかわり】に 創作「交換ブレスレット」掲載





2019年8月26日月曜日

みらくるぺん

講演会のご案内

関西での山本省三さんの講演会、めったにないチャンスです!
絵本や童話創作のコツとヒントを、たっぷりお話していただきます。
ぜいたくで豊かなひとときを、ぜひごいっしょに。

10月13日(日)14:00~  天性寺にて
只今、参加者募集中!!
先着40名様、参加費1000円、当日支払いです。
申込先:miracle_penpen@yahoo.co.jp
主催:サークルみらくるぺん(童話塾in関西 傘下)

*詳細はチラシでご確認ください。

みらくるぺんでは、9月8日(日)のステップアップ合評会に向けて作品を読み込んで
います。(昨年の童話塾へ提出された原稿の書き直し作品)初めての試みでもありますし、一同楽しみしております。
                                       
                                       

                                                                       (鬼村 テコ )