2022年11月27日日曜日

みらくるぺん

 みらくるぺん 

20221119日(土) 午後1時~4時

絵本テキスト勉強会 講師:楠 章子先生

ウィングス京都にて 

参加者8



 いつもズームでの合評をしてきましたが、久しぶりの対面です。メンバー全員(8名)が集まりました。

 今回は児童文学作家 楠章子先生をお迎えして秋の京都で絵本テキストの勉強会。

 事前の合評会で絵本テキストに取り組み、メンバー同士わからないながらも合評を重ねてこの勉強会に臨みました。 ただ、全員が絵本テキストについての知識がほとんどなく、手探りでの作品制作だったため、「これでいいのか?」との思いを持っていました。

 楠先生は、キャリーバッグにいっぱいの絵本をもってきてくださいました。そして開口一番「皆さん(の作品)はまじめ!」と言いながら、子どもたちに人気があるという「すっぽんぽんのすけ」(もとしたいづみ:作 荒井良二:絵 鈴木出版:刊)を取り出し、本を見せながら読んで頭をほぐして下さいます。そして文のおもしろさ、めくりの効果など、「そもそも絵本とは何か?」とお話が始まりました。


 作品は5作出ました。それぞれの作品に呼応するように既刊絵本を示しながら具体的に話を進めて下さいましたが、どの作品も「なぜ絵本テキストなのか?」と問われたように思います。絵童話にした方がいいもの、短編にした方がいいものもあるようでした。

 絵本と絵童話の違い。また近年はその境界が曖昧なものも出てきているとのことでした。

 心理的なものを描くときは童話の方が向いている、日本語を習いたての外国人に語るように書く、また、作品を読んだ読者が「わくわくどきどきするか?」を考えて書くことが大切とおっしゃったことは、これから先、物語を書いていくにあたり心にとめておかなければ、と思います。

 最後に楠先生もメンバーも「やっぱり対面はいいね」と言いながら勉強会を終えました。

 そしてその帰り道では、たくさんのことを教えていただいて、心を熱くさせて下さった楠先生への感謝をメンバーは口々に述べていました。

 12月に協会主催の「絵本テキストのコツのコツ」の講座を受講するメンバーもいます。

 今回の学びとともに、絵本テキストとは? を深めたいと思います。

                                               

                           文責:こうまるみづほ



<会員ニュース>

 「おてがみほしいぞ」(こうまるみづほ:作 丸山誠司:絵 あかね書房:刊)が

8回児童ペン賞童話賞を受賞しました。また、韓国語版が韓国にて発売となりました。








                                                  


2022年11月25日金曜日

童話サークルわらしべ

【わらしべ通信NO.114

120日(日)

 

会場のある私鉄の駅は、クリスマスシーズンをひかえてとても賑わっていました。

今日の定例会は欠席者が多く、8名参加で4作品の合評でした。

 

まずは、第14回日本新薬こども文学賞最優秀受賞作「ゆうちゃんのノーート」の絵本を朗読。あたたかいストーリーと、ぴったりのかわいい絵に感嘆! 次年度の募集も始まったので、是非、挑戦しましょうと声をかけ合いました。

ここで、絵本テキストの難しさについて話しながら、大いなる意気込みを語ってくれた会員は、気鋭の作家でもあり、いつもわらしべを盛り上げてくれています。

わらしべには、もう二人、活躍中の児童文学作家が会員として所属しているので、合評中は真摯に学ぼうとするみんなの息遣いが聞こえています。

 

さて、4作品を合評しました。

習作、冊子向けに仕上げる、公募する、などなど目指す方向を作者に確認しながら意見交換です。新たなアプローチから書かれた作品もあり、読み取り方もいろいろありました。長年共にいるメンバーなので、つい、書かれていない部分を補足して読んでいることも・・・わらしべのみんなは親切で優しいのです。

 

ということで、こんな私たちといっしょに合評会を中心とした創作の勉強をする仲間を

随時募集しています。

問合せ、見学希望などありましたら、

warashibe_gogo2012@yahoo.co.jp

までメールにてご連絡ください。

 

(藤谷 クミコ)

 

【会員のニュース】

山下みゆき

朝日小学生新聞20231月~3月「遠い山の見える庭2」連載予定

 現在202210月~12月「遠い山の見える庭」再掲載中