2022年7月19日火曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.110

 

童話サークルわらしべ

2022717()13:0016:30

参加者12名、欠席1名 晴れ

 

 暑い日が続き、コロナの第7波も懸念される中ですが、ライブで開催出来ました。

 

今後に予定するイベントの検討後、合評作品数が6作(2作は次回へ延期)という盛り沢山の定例会でした。中学年から高学年の作品につき、書き手の意図を合評ポイントとして確認してから、メインテーマの位置付け、視点の整理、キャラの個性がわかる動かし方、地の文とセリフの配分、メインキャラが受け身のままで終わらないためのイベントの必要性、読み手への意識、ラストのまとめ、タイトルの工夫、表現の細かな推敲まで、様々なコメントが交わされました。

 

 書き手の設定を活かしつつ、バリエーションとしての具体的な代案にはメンバーの個性が出て、リアルからファンタジーまで、作品世界を如何様にも広げていけることを再確認しました。

 

 時代的な社会事情と作品世界との距離の持ち方、タブーがあるのかについては、これからも継続的な課題になると思います。

 

 今回、作品の風景描写に必要な自然現象の事前確認を複数のメンバーが準備しており、合評への意気込みを感じました。学校現場の実態を把握しているメンバーからの助言や、図書館レファレンス制度の充実度の紹介など、創作現場の情報面でも学びが多かったです。メンバーの『ここだけは譲れないこだわり』の開示もあって、楽しい定例会でした。これからも各メンバーのこだわりポイントを楽しみにしています。

 

次回の定例会は、8月21日(日)の予定です。

                               (森木 林)

《会員のニュース》

★萩原弓佳  新刊 7/15発売

ラストで君は「まさか!」と言う~時空を超えて』(PHP研究所) 

 

児童文芸2022夏号 

「はい、こちらサークルです!」コーナーに、 【童話サークルわらしべ】が掲載 







2022年7月1日金曜日

みらくるぺん

 みらくるぺん

2022628()14001700

オンライン勉強会

参加者6名

 

 梅雨が明けて、日中は30℃を越える真夏日のような日が続いています。

 今回は、秋に計画中の講師をお呼びしての絵本勉強会に向けた絵本テキストが2作、幼年1作、中学年1作、高学年1作の計5作の合評をしました。

 

 絵本テキストは、両作品ともテーマやストーリーは、わかりやすく共感の持てるものでしたが、本文と演出メモのバランスや場面割り、めくりの効果についてなど、絵本テキストの書き方が議論され、具体的にはよくわからず、今後の課題となりました。

 幼年向け作品は、まず主人公が動いていない、キャラクター設定の見直しと展開に起伏を持たせること。エピソードを増やすより、細部の書き込みを丁寧にいれるなどのアドバイスがありました。

 中学年向け作品は、戦争をテーマとして、まほうを絡めたため却って伝わりにくくなっていました。読者が作品を読むための知識のいれ込みや、過去の事実を登場人物の誰がどう伝えるかなどを考え工夫してみることが提案されました。

 高学年向き作品は、後で種明かしをしたときの驚きのため、伏線の張り方を工夫する。用いる小道具と時代性をどうするかなどについて意見交換しました。

 

 合評後は、検討事項の話し合いをしました。

・コロナ禍で延期だった すずきみえさんとこうまるみづほさんの出版お祝い会

・10月の講師をお呼びしての勉強会

 

□メンバーの活動紹介

 こうまるみづほ 『おてがみほしいぞ』(あかね書房)が、先生のすすめる夏休みすいせん図書と第55回夏休みの本(緑陰図書)に選ばれました。協会のホームページ「会員からのお知らせ」コーナーに記事が紹介されています。

 

次回の勉強会は、8月23日(火)の予定です。

                               小郷文子