【わらしべ通信NO.110】
童話サークルわらしべ
2022年7月17日(日)13:00~16:30
参加者12名、欠席1名 晴れ
暑い日が続き、コロナの第7波も懸念される中ですが、ライブで開催出来ました。
今後に予定するイベントの検討後、合評作品数が6作(2作は次回へ延期)という盛り沢山の定例会でした。中学年から高学年の作品につき、書き手の意図を合評ポイントとして確認してから、メインテーマの位置付け、視点の整理、キャラの個性がわかる動かし方、地の文とセリフの配分、メインキャラが受け身のままで終わらないためのイベントの必要性、読み手への意識、ラストのまとめ、タイトルの工夫、表現の細かな推敲まで、様々なコメントが交わされました。
書き手の設定を活かしつつ、バリエーションとしての具体的な代案にはメンバーの個性が出て、リアルからファンタジーまで、作品世界を如何様にも広げていけることを再確認しました。
時代的な社会事情と作品世界との距離の持ち方、タブーがあるのかについては、これからも継続的な課題になると思います。
今回、作品の風景描写に必要な自然現象の事前確認を複数のメンバーが準備しており、合評への意気込みを感じました。学校現場の実態を把握しているメンバーからの助言や、図書館レファレンス制度の充実度の紹介など、創作現場の情報面でも学びが多かったです。メンバーの『ここだけは譲れないこだわり』の開示もあって、楽しい定例会でした。これからも各メンバーのこだわりポイントを楽しみにしています。
次回の定例会は、8月21日(日)の予定です。
(森木 林)
《会員のニュース》
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『ラストで君は「まさか!」と言う~時空を超えて』(PHP研究所)
★児童文芸2022夏号
「はい、こちらサークルです!」コーナーに、 【童話サークルわらしべ】が掲載