2022年8月24日水曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.111

 

821()13:0016:00

コロナ第7波、行動制限無しのお盆も過ぎました。夏休みで賑わう西宮北口周辺です。

8月のわらしべ定例会も対面での開催、参加者は10名でした。

 

コロナ禍もかれこれ3年になりますが、わらしべでは、宣言解除に伴いできるだけ対面での合評をすべく、集うようにしてきました。ここ半年は、オンライン無しで対面合評が出来ています。

 

協会の新企画である「サロン」について、現在の状況や予定を聞きました。他の同人誌の紹介や、他サークルの状況など報告していると、どうやら、わらしべ以外では、オンライン合評にシフトしているのではないかと気づきました。オンラインにも、多くのメリットがあり、やり方の工夫で充実できるのかもしれません。

 

さて、3作品の合評をしました。

幼年もの、中学年向け、絵本テキスト、とそれぞれ短い作品です。

幼年ものでは、リアルとファンタジーの場面が繰り返される是非、ファンタジー場面に共存するこどもとおとなの扱い方についての問題、主要モチーフの使い方。

中学年作品では、空想世界での体験において読者が知りたい具体的事象と、現実世界に戻った主人公の内面が、ともに欠落している問題。

が、指摘され、作者の頷くところとなっていました。

絵本テキストについては、作者の語るテーマとメンバーの受け取ったイメージのズレを互いに話しながら、なかなか深いディスカッションとなりました。

日頃、物語を書くことの多いメンバーです。絵本を想定して書くテキストにふさわしい文章の量、エピソードの数、といった問題もあり、答えは出ませんが、皆で集中して考えました。

 

時間に余裕があったので、執筆中の心の在り方などにも話が及んで、自分との違いにうーんと、うなったりなごやかなひと時もありました。

 

次月以降の合評作品をどんどん書きましょう! と発破をかけて解散となりました。そろそろ、「わらしべ5号」に掲載する作品にもとりかかりたいです。

(藤谷クミコ)

 

《会員のニュース》

藤谷クミコ    神戸新聞・おはなしの森 (第224話)

「オシロイバナのじかん」 8月14日、21日、28日、 の3回掲載