【わらしべ通信NO.111】
8月21日(日)13:00~16:00
コロナ第7波、行動制限無しのお盆も過ぎました。夏休みで賑わう西宮北口周辺です。
8月のわらしべ定例会も対面での開催、参加者は10名でした。
コロナ禍もかれこれ3年になりますが、わらしべでは、宣言解除に伴いできるだけ対面での合評をすべく、集うようにしてきました。ここ半年は、オンライン無しで対面合評が出来ています。
協会の新企画である「サロン」について、現在の状況や予定を聞きました。他の同人誌の紹介や、他サークルの状況など報告していると、どうやら、わらしべ以外では、オンライン合評にシフトしているのではないかと気づきました。オンラインにも、多くのメリットがあり、やり方の工夫で充実できるのかもしれません。
さて、3作品の合評をしました。
幼年もの、中学年向け、絵本テキスト、とそれぞれ短い作品です。
幼年ものでは、リアルとファンタジーの場面が繰り返される是非、ファンタジー場面に共存するこどもとおとなの扱い方についての問題、主要モチーフの使い方。
中学年作品では、空想世界での体験において読者が知りたい具体的事象と、現実世界に戻った主人公の内面が、ともに欠落している問題。
が、指摘され、作者の頷くところとなっていました。
絵本テキストについては、作者の語るテーマとメンバーの受け取ったイメージのズレを互いに話しながら、なかなか深いディスカッションとなりました。
日頃、物語を書くことの多いメンバーです。絵本を想定して書くテキストにふさわしい文章の量、エピソードの数、といった問題もあり、答えは出ませんが、皆で集中して考えました。
時間に余裕があったので、執筆中の心の在り方などにも話が及んで、自分との違いにうーんと、うなったり…なごやかなひと時もありました。
次月以降の合評作品をどんどん書きましょう! と発破をかけて解散となりました。そろそろ、「わらしべ5号」に掲載する作品にもとりかかりたいです。
(藤谷クミコ)
《会員のニュース》
★藤谷クミコ 神戸新聞・おはなしの森 (第224話)
「オシロイバナのじかん」 8月14日、21日、28日、 の3回掲載