2020年9月29日火曜日

近江ペンの会

  近江ペンの会例会

2020年9月26日土曜 13時30分から16時ごろまで
参加者は大塚先生他9名

 7、8月の定例会はお休みでした。
 久しぶりの定例会は、ソーシャルディスタンスを保ちながらではありましたが、活発な意見が飛び交う会となりました。
先生や皆様の辛口なお言葉も有り難く頂戴しながら、次回の作品作りに生かしていきたいと感じた合評会でした。

 <「コロナを留めておこう」の作品から3作品の発表>
これは、大塚先生からの発案で、今起こっていることを記録として残しておこうということで始まりました。皆さん思い思いの目線で書かれているので、いつもと違った作品になっています。

 <合評は3作品>
 作者そっちのけで意見が飛び交う場面もありました。みんなの深堀目線には感心する一場面でした。
「……で、作者はどうしたいの?」
先生のずばっと斬り込むお言葉。作者が伝えたいことは何か。
それをしっかり持って作品に望まないといけないと気づかされる場面も……。

<中日新聞「300文字小説」に応募に挑戦>
「短い文章を書くっていうことは、とっても難しいし勉強になるわよ。この作品で挑戦してみたら。どう? その場合どこを削るか……」
「じゃあ、この作品の前半部分必要ないよね」と、メンバーのありがたいお言葉が作者そっちのけで聞こえてきます。
(た、確かに…残ったのは後ろ三行だけか~)

 最後に、
Zoomで会合>
 続いてほしくないですが、まだまだ心配なコロナ禍です。
いつ何時定例会が中止になるかわかりません
遠方で参加できないメンバーも顔合わせできるようにZoomをインストールしておきましょう。
 
そうならないことを願っています。
コロナ禍が終息したら、竹生島にみんなで行きた~い!
                         ムクダ 由美



童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信 NO.88】

 

会場の設営は日常となった、まずは換気から。

クーラーをかけなくても過ごしやすい気温に、秋の訪れを感じます。

定例会の出席者は13名。久し振りに参加のメンバーが2名来られました。

Zoomの設定をして、オンラインでの参加2名も準備万端です。

音声でのやり取りも、スムーズになってきたように思います。

 

合評は4作品です。

低学年向きが1作、中学年向きが1作、高学年向きが2作、大長編になる予感の物語もありました。

どの作品も「コロナ禍の子どもたちの不安な気持ちを明るくしたい」という、思いの詰まったものでした。

今回、飛び交ったのは……、

・物語のエピソードは対象学年に合ったわかりやすさ(主人公に具体的なものを見せるなど)が大事ということ。

・物語世界の設定は、雰囲気をこわさないよう、細部までしっかり考えること。

・“今”の子どもの心情を描くには、現在の社会状況を捉えながら、そのキャラクターがどんなふうに考え発言するのか、キャラクター設定を深堀りすること。

・昔の時代を舞台に、今の子どもたちに伝わる物語を描くには、「普遍性」が必要なのではないか……。

などなど、様々な意見が出ました。

納得できる意見を参考に、納得いく作品になるまで推敲をがんばりましょう!

 

また、わらしべ10周年を記念した冊子4号に向けた準備も始まります。

それぞれが掲載作品に取り組み、役割も決めます。

気合が入りそうです。     (つじ まり・井上林子)





 

2020年9月24日木曜日

みらくるぺん

 みらくるぺん

 

9月14日(月)14時から、オンライン例会を行いました。

講師(大塚篤子・沢田俊子)、参加者は5名。

 

Zoomを使っての初めての例会にもかかわらず、全員そろって入室し、時間通りに始めることができました。なんと優秀な私たち!

いえいえ、これはホストさんが事前に設けてくれたZoomお試し&雑談会のおかげです。

 お試し会では、入室に手間取る、途中でいなくなる、声が聞こえなくなるなど様々なトラブルが発生しました。それでも、チャットで教え合いながら何とか解決。画面越しとはいえ、昨年12月以来久しぶりに顔を合わせることができ、お互いの元気な姿を見て喜び合いました。

 例会では、入室とともに合評開始。途中で「時間制限がなくなりました」という嬉しい表示が出て、16時半までみっちり合評ができました。

 

合評作品は、低学年向け1作、中学年向け3作、YA向け1作。

 

両講師から

「短編は、最後の最後にあっと驚くようなおまけを」「大人目線になっていないか」「魅力的なキャラクターを生かす物語に」「主人公が活躍するお話に」「文章が重い。軽やかに」などの書き直しのヒントをいただきました。

  

 文章が重いことについては、沢田先生から「それは個性。無理に軽くしなくてもよい。主人公が中学生なので、児童文学に拘らず、大人向けの公募に応募してはどうか」という提案がありました。「どうしても軽くしたいのなら、憧れている作家の文章をそっくりそのまま写すとその作家の呼吸とリズムがつかめる」というアドバイスも。大塚先生からは「ちょっと心を遊んでみる。正しい文章からはみ出してみる勇気が必要」と。

 

 対面に比べると、意見交換がしづらいところはありましたが、例会ができた大きな喜びを感じるとともに、今まで特に意識することなく行ってきた対面での合評がいかに贅沢なものであったか思い知らされました。

 一堂に会しての合評に勝るものはありませんが、コロナ禍の中でも、介護等で外出できなくても、自宅から例会に参加できることにこの時代のありがたさを感じました。

 

次回は12月14日。

コロナが収まって、京都で例会ができますように。

     (すず きみえ)





2020年9月1日火曜日

とんとんぼっこブログ

 とんとんぼっこで、新しいことに挑戦しました。

今年の春からずっと、合評会の集まりはキャンセル続きでした。

来月こそはと期待をしても、どうにもコロナは収まらない。

それならば…と、ひとりのメンバーが提案したのが、リモートでの合評会。

若者たちが使うオンラインを、まさか、わたしたちが…。いやいや、そんなの難しいし、よくわからないし…。

それでも、彼はあきらめず、尻込みをするみんなを引っ張ってくれたのでした。

そして今日、ラインを使って、合評会を開催することができました。

スマホの発熱などを考慮すれば、限界は1時間。

タイムテーブルを練ってくれたメンバーもいて、7名がきっちり1時間で、5作品を合評し終えました。

残念ながらそれぞれのネット環境もあり、全員参加とはいかなかったけれど。

始まって10分でスマホが高温になり、停止したメンバーもいたけれど(わたしじゃ)。

限られた時間内での発言はなかなか難しく、途中で音声が途切れたり、多少バタバタもしたけれど。

なんだか、清々しい気持ち。できたんだなぁ、新しい挑戦。

そして今回とくに、新しいことを試みるのにふさわしい、力作が集まりました。

書き手が物語に入ることができていると感じられました。余計な力をこめずに水をすうっとかきわけて、もぐるように。書き手が水際で苦しんでいる作品は、読むほうも苦しい。

まだ、これから膨らんでいくであろう、種のような作品もありました。良い種があるのだから、大事に育ちますよう。

みんなの元気な顔を見て、一安心! そして、会っていないあいだの、色々と事情のあるときでも、書いておられた姿勢に、刺激をいただいた1時間でした。

(巣山)