【わらしべ通信 NO.88】
会場の設営は日常となった、まずは換気から。
クーラーをかけなくても過ごしやすい気温に、秋の訪れを感じます。
定例会の出席者は13名。久し振りに参加のメンバーが2名来られました。
Zoomの設定をして、オンラインでの参加2名も準備万端です。
音声でのやり取りも、スムーズになってきたように思います。
合評は4作品です。
低学年向きが1作、中学年向きが1作、高学年向きが2作、大長編になる予感の物語もありました。
どの作品も「コロナ禍の子どもたちの不安な気持ちを明るくしたい」という、思いの詰まったものでした。
今回、飛び交ったのは……、
・物語のエピソードは対象学年に合ったわかりやすさ(主人公に具体的なものを見せるなど)が大事ということ。
・物語世界の設定は、雰囲気をこわさないよう、細部までしっかり考えること。
・“今”の子どもの心情を描くには、現在の社会状況を捉えながら、そのキャラクターがどんなふうに考え発言するのか、キャラクター設定を深堀りすること。
・昔の時代を舞台に、今の子どもたちに伝わる物語を描くには、「普遍性」が必要なのではないか……。
などなど、様々な意見が出ました。
納得できる意見を参考に、納得いく作品になるまで推敲をがんばりましょう!
また、わらしべ10周年を記念した冊子4号に向けた準備も始まります。
それぞれが掲載作品に取り組み、役割も決めます。
気合が入りそうです。 (つじ まり・井上林子)