とんとんぼっこで、新しいことに挑戦しました。
今年の春からずっと、合評会の集まりはキャンセル続きでした。
来月こそはと期待をしても、どうにもコロナは収まらない。
それならば…と、ひとりのメンバーが提案したのが、リモートでの合評会。
若者たちが使うオンラインを、まさか、わたしたちが…。いやいや、そんなの難しいし、よくわからないし…。
それでも、彼はあきらめず、尻込みをするみんなを引っ張ってくれたのでした。
そして今日、ラインを使って、合評会を開催することができました。
スマホの発熱などを考慮すれば、限界は1時間。
タイムテーブルを練ってくれたメンバーもいて、7名がきっちり1時間で、5作品を合評し終えました。
残念ながらそれぞれのネット環境もあり、全員参加とはいかなかったけれど。
始まって10分でスマホが高温になり、停止したメンバーもいたけれど(わたしじゃ)。
限られた時間内での発言はなかなか難しく、途中で音声が途切れたり、多少バタバタもしたけれど。
なんだか、清々しい気持ち。できたんだなぁ、新しい挑戦。
そして今回とくに、新しいことを試みるのにふさわしい、力作が集まりました。
書き手が物語に入ることができていると感じられました。余計な力をこめずに水をすうっとかきわけて、もぐるように。書き手が水際で苦しんでいる作品は、読むほうも苦しい。
まだ、これから膨らんでいくであろう、種のような作品もありました。良い種があるのだから、大事に育ちますよう。
みんなの元気な顔を見て、一安心! そして、会っていないあいだの、色々と事情のあるときでも、書いておられた姿勢に、刺激をいただいた1時間でした。
(巣山)