2015年8月21日金曜日

童話サークル わらしべ

【わらしべ通信 №31】

8月9日(日)
甲子園でわきたつ西宮の片隅で、今日の「わらしべ」も熱い合評会となりました。
今日の合評作品は4作品。
①男の子兄弟のドキドキ&ほのぼの冒険物語(中学年向き)
②おとなにがまんできなくなった男の子のファンタジー物語(幼年向き)
③小鳥が、苦手なことを上手にできるようにがんばる物語(中学年向き)
④不思議な家を舞台にくり広げられる、おばあさんと動物たちのファンタジー物語(幼年向け)
4作品について、今回も細かい意見が飛び交いました。
・対象年齢に対して言葉や表現が難しいのではないか?
・大人目線の感情を書いていないか?
・主人公をなぜ動物にするのか? 人間では成り立たないのか?
・ファンタジーの描き方について
・リアリティについて(展開が上手く行き過ぎるとウソっぽく感じるのでは?)
・葛藤の描き方について
などなど……。なかなか答えの出ない合評もありましたが、「本当に伝えたいこと」が薄まらないように、登場人物も文章も覚悟をもって削り、整理し、主人公の心情になりきって書くことが大切だと改めて思いました……!
 まだまだ暑い日々ですが、みなさん頑張りましょう!
 (担当:井上林子)

2015年8月17日月曜日

ももっこ童話の会(岡山)



2015.89日 日曜日
ももっこ童話の会(岡山) 

89日 岡山サークル「ももっこの会」、8月例会でした。
参加者は4名。今回も午前中の早い時間の開催で、作品4作の合評をしました。
前回の書き直し作品あり、新たな作品もありの4作は、人数が人数なので作者名もバレバレでしたが、忌憚ない意見が出し合われ、充実した例会となりました。
特に、今回印象に残ったのは「発音体感」というワード。
擬音を文章のポイントとして多用した作品の批評に連なって、会員の一人から紹介されました。音と意味のつながりの感覚のことだそうで、この音だとこのような感覚、あの音ならあのような感覚と、音によって呼び起こされる印象がある、とのこと。
この発音体感を取り入れて、登場人物の名前や擬音などを考えている、と語ってくれました。オリジナリティーがあって、魅力的かつ適切な擬音がうまく使いこなせれば、百人力です。一同、興味深々でしたので、次回の例会では、簡単なミニ講義をしてもらうことになりました。
とても楽しく刺激的な例会でした! (堀江潤子)