2022年5月22日日曜日

とんとんぼっこ

 このたび、会員減少、会員諸事情により、とんとんぼっこは解散することになりました。

2014年に発足して以来、8年間活動することができました。

沢田俊子先生にはたびたびお越しいただきました。楠章子さんを講師に迎えもしました。

岡山のサークル「ももっこ」からの参加もありました。

中山聖子さん、黒田志保子さんも参加してくださいました。

メンバーのみんなは遠くからよく通ったものだと思います。

京都の童話塾、滋賀の大塚篤子先生宅の合宿にも参加しました。

子どもが手を離れてからが、わたしたちの青春でした!

合評会も、最初のころとは見違えるように、確信をついた意見が出るようになりました。

もちろん、創作のレベルはぐんとアップしてきたように思います。

みんなの力が合わさって、ここまで会を続けることができたこと、本当に有難く思っています。

児童文芸家協会の方にも大きなお力添えをいただきました。

お世話になった方々には、本当に感謝ばかりです。

どうもありがとうございました。


今日は4名で最後の合評をしました。

2015年に開催した会員募集のイベントに足を運び、入会したメンバーの原稿です。

別れの決まっている短い出会いを通し、心に力をもらって前に進む少女が描かれています。

改めてメンバーの、8年間の成長に感じ入り胸が熱くなりました。

とんとんぼっこで出会ったみんな、ありがとう。元気でいてね。


2022,5,21

とんとんぼっこ 巣山






2022年5月18日水曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.108

 

515日(日)

本日の定例会は、11名が参加しました。そして年に一度の「わらしべ総会」からスタートです。

まず前年度の会計報告、活動報告がありました。また今年度の活動についても検討しました。そのなかで、「他のサークルとの交流合評」の企画提案がありました。

実現したら、新鮮な意見や刺激を頂けると思うとワクワクします。

さらに、「わらしべ5号」についても、年度内に予定を立て始めましょうということで、お尻をバシッと叩かれたような気がしました。

 

合評は2作品。どちらも中学年向けの短編でした。

1作目は、先日開設された「わらしべ お悩みフォーム」に「人称と視点について」の書き込みをしたメンバーの作品でした。

相談内容を踏まえた合評は、とても具体的で分かりやすく勉強になりました。

他の「わらしべ お悩みフォーム」に書かれた内容についても、みんなで話しました。

コロナ禍で、集まりにくいメンバーもいる中、オンラインを使って共有できる方法として今後も継続予定です。

 

2作目は、作者自身の「読み聞かせの活動」を彷彿させるものでした。

とても面白いテーマだけれど、登場する本の著作権の問題が発生するのでは? という心配が出ました。

残念ながら作者は、ご都合により、この日をもって退会されます。

寂しいけれど、わらしべ会員一同また会えることを願っています。

(担当:つじ)

 

 




2022年5月11日水曜日

みらくるぺん

 みらくるぺん、

2022426日(火)14001615

オンライン勉強会

参加者6

 

大きなランドセルを背負って登校する新一年生の姿が初々しいこの頃です。

みらくるぺんも新学期で今回から絵本テキストに挑戦の予定でしたが、童話と絵本の書き方の違いにとまどいがあり、合評作品4作の内、絵本テキストは1作でした。提出した会員は、『児童文芸121月号』に掲載の「児童文学塾・絵本テキストを書こう!」を参考にして、見開きページ毎に本文と演出メモを書き分け、絵本のめくりの効果を確認しやすいテキストになっていました。

 

長年寝かせて改稿した作品には、バックグラウンドも今の時代に沿って考慮する、との指摘が出ました。具体例として、ジェンダーフリーの視点、そして、昔話も今の時代に合わせて変わってきている(桃太郎の犬、サル、キジが家来でなく仲間)などの情報も共有しました。また、創作する動機になったエピソードが、伝えようとするテーマを薄めてしまっていることに気付いたり、寝かせていた作品に改稿できるヒントを発見したりすることもありました。だれかの発言にみんながハッと気づく瞬間を共有することは、まさに合評冥利につきるといえます。

 

事前に感想を送り合い、作者が質問を投げかける形で合評を進めていくと、メンバーがオンラインに慣れ、少人数のせいかもしれませんが、対面とあまり変わらない意見交換ができるようになってきています。また、Zoomの有料版を利用すると途中で繋ぎ変える手間もありません。

コロナ禍当初の対面できない絶望感が希望に変わっていく体験をしているようでもあり、合評後の情報交換も楽しいひとときでした。

 

 

*メンバーの活動紹介、

 赤木きよみ 「ようちえんのカバン」神戸新聞・おはなしの森(第219話・3月)に

3回連載

   〃   「第38回 日産童話と絵本のグランプリ」佳作

 

次回は628日の予定です。

 

   鬼村テコ