2022年5月11日水曜日

みらくるぺん

 みらくるぺん、

2022426日(火)14001615

オンライン勉強会

参加者6

 

大きなランドセルを背負って登校する新一年生の姿が初々しいこの頃です。

みらくるぺんも新学期で今回から絵本テキストに挑戦の予定でしたが、童話と絵本の書き方の違いにとまどいがあり、合評作品4作の内、絵本テキストは1作でした。提出した会員は、『児童文芸121月号』に掲載の「児童文学塾・絵本テキストを書こう!」を参考にして、見開きページ毎に本文と演出メモを書き分け、絵本のめくりの効果を確認しやすいテキストになっていました。

 

長年寝かせて改稿した作品には、バックグラウンドも今の時代に沿って考慮する、との指摘が出ました。具体例として、ジェンダーフリーの視点、そして、昔話も今の時代に合わせて変わってきている(桃太郎の犬、サル、キジが家来でなく仲間)などの情報も共有しました。また、創作する動機になったエピソードが、伝えようとするテーマを薄めてしまっていることに気付いたり、寝かせていた作品に改稿できるヒントを発見したりすることもありました。だれかの発言にみんながハッと気づく瞬間を共有することは、まさに合評冥利につきるといえます。

 

事前に感想を送り合い、作者が質問を投げかける形で合評を進めていくと、メンバーがオンラインに慣れ、少人数のせいかもしれませんが、対面とあまり変わらない意見交換ができるようになってきています。また、Zoomの有料版を利用すると途中で繋ぎ変える手間もありません。

コロナ禍当初の対面できない絶望感が希望に変わっていく体験をしているようでもあり、合評後の情報交換も楽しいひとときでした。

 

 

*メンバーの活動紹介、

 赤木きよみ 「ようちえんのカバン」神戸新聞・おはなしの森(第219話・3月)に

3回連載

   〃   「第38回 日産童話と絵本のグランプリ」佳作

 

次回は628日の予定です。

 

   鬼村テコ