【わらしべ通信NO.129】
2月18日(日)
急にずいぶん暖かくなったこの頃、今日のわらしべ例会の参加者は11人です。
合評に先がけて、わらしべ5号の配布数・送付先等冊数確認および最終校正。
印刷に出されます。いよいよですね。
合評作品は4作品+時間があればもう1本の豊作。
盛り上がった論点のうち、「読者の期待に応えるか」という共通点をそなえた2つを紹介します。
1つ目は「リアリティを追求すると着地先が見えてしまう」。
リアルな文章、憧れますよね。でも物語として作中のできごとは意外性があるほうが面白い。
2つ目は「ホラー被害者は自業自得であるべきか」。
作中で悪いやつが怖い目にあうとスッキリします(偏見)。ただ『悪いことをしたやつが怖い目にあう』という型は『悪いことをしなければ怖い目にあわずにすむ』という安心装置でもあります。
なので、ホラーをより怖くするために普通の子が被害者になるのはアリ、と私は意見しました。
悪いやつが怖ーい目にあう安心してスッキリする話と、普通の自分も保険なく怖ーい目にあうかもしれないドキドキする話。皆様はどっちが好きでしょう?
意見の大勢が揃って方向性が見えてくるときも、意見が割れて正解は無いと落ちつくときも、視野が広がります。
(担当:福山万知)