2022年7月1日金曜日

みらくるぺん

 みらくるぺん

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オンライン勉強会

参加者6名

 

 梅雨が明けて、日中は30℃を越える真夏日のような日が続いています。

 今回は、秋に計画中の講師をお呼びしての絵本勉強会に向けた絵本テキストが2作、幼年1作、中学年1作、高学年1作の計5作の合評をしました。

 

 絵本テキストは、両作品ともテーマやストーリーは、わかりやすく共感の持てるものでしたが、本文と演出メモのバランスや場面割り、めくりの効果についてなど、絵本テキストの書き方が議論され、具体的にはよくわからず、今後の課題となりました。

 幼年向け作品は、まず主人公が動いていない、キャラクター設定の見直しと展開に起伏を持たせること。エピソードを増やすより、細部の書き込みを丁寧にいれるなどのアドバイスがありました。

 中学年向け作品は、戦争をテーマとして、まほうを絡めたため却って伝わりにくくなっていました。読者が作品を読むための知識のいれ込みや、過去の事実を登場人物の誰がどう伝えるかなどを考え工夫してみることが提案されました。

 高学年向き作品は、後で種明かしをしたときの驚きのため、伏線の張り方を工夫する。用いる小道具と時代性をどうするかなどについて意見交換しました。

 

 合評後は、検討事項の話し合いをしました。

・コロナ禍で延期だった すずきみえさんとこうまるみづほさんの出版お祝い会

・10月の講師をお呼びしての勉強会

 

□メンバーの活動紹介

 こうまるみづほ 『おてがみほしいぞ』(あかね書房)が、先生のすすめる夏休みすいせん図書と第55回夏休みの本(緑陰図書)に選ばれました。協会のホームページ「会員からのお知らせ」コーナーに記事が紹介されています。

 

次回の勉強会は、8月23日(火)の予定です。

                               小郷文子