近江ペンの会 例会
2023年12月9日(土) 13時30分~16時
参加者 大塚先生他6名
今年最後の例会とあって、頑張って出席しました。おかげと暖かい日で助かりましたが、
寒暖の差に戸惑う日々です。用事等で欠席された方、とっても楽しい例会でしたよ!
5作品の合評をしました。
長編 1作品
短編 1作品
書き直し 3作品
原稿用紙52枚の長編はずっしりした読後感でした。よくぞ細やかな心の動きを描いてくださったと感心しています。もう一つは短編で、さすが理系女子の作品だと目を見張りました。
書き直しの作品はそれぞれに苦しんだ後がうかがえました。私もその中の一人で、書き直しても書き直しても事件は起こせませんでした。実際、平凡な潮干狩りで事件が起きたら大変です。題材が悪いのだと諦めかけていた時、ふと、採った貝を捨てることを思いつきました。自他ともに認める真面目人間にはない発想でした。捨ててみると、やっと物語が進みました。日頃から柔軟な頭にあこがれを持っていましたが、こういうことなんだと分かったとき、合評の有難さが身にしみました。それと同時に、同じように書き直しに挑戦している方々に「頑張ろうね」と言いたくなりました。
ペンの会に入会して10年が経ちます。その間、書き直しを含めた例会用作品が(出来栄えは抜き)最多の私です。提出作品が少ないので、毎回のように合評してもらっています。
日本語が好きで、書くことには興味はありましたが、どうやって童話を書いたらいいのか分かりませんでした。それが、合評を通して少しだけ分かるようになってきた気がします。いつか憧れの幼年童話にも挑戦したいです。
先生、皆さん、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。
沢野 みき