【わらしべ通信NO.113】
10月16日(日)
10月も半ばとなりましたが、今日の西宮は日差しがきつく、クーラーをいれての合評会となりました。今回は絵本テキスト1作、中学年向き1作、高学年向き1作を熱く語り合いました。
自身の体験をきっかけに広がった発想が光るお話に、ファンタジックな主人公の設定や目指すものに対する考え方が問われるお話、子ども時代に想いを馳せたお話と……、3作品とも作者の気持ちがこもったものばかりでした。
読者である子どもたちがもっと楽しめる作品になるには、どのように推敲していけばよいか? 合評される側もする側も毎回本当に勉強になります。
わかりにくい部分をひっかかりなく通じる文にすること、登場人物たちの必要性、登場人物の行動描写や発言は物語の流れに本当にあっているか? 物語展開の背景(主人公に不思議なものと出会うだけの理由があるか?)、グレードはあっているか? テーマはぶれていないか? などなど、掘れば掘るほど深く難しくなっていく場面もあり、誰かの意見にうなったかと思えば、誰かのひとことでパッと新たなアイデアが浮かんだり、様々な発見がありました。
頷ける意見を拾って、頷けない意見も咀嚼はしてみて、試行錯誤しながら自分なりの物語の方向を見つけて……、あとは推敲を頑張る! のみですね!
☆嬉しいニュースです! わらしべメンバー萩原弓佳さんの新刊が発売されました!!
「5分間ノンストップショートストーリー」シリーズ
『夢見せバクのおまじない』萩原弓佳 PHP研究所
(井上 林子)