【わらしべ通信NO.105】
2月20日(日)晴れ
今日の合評作品はYA向けの少し難しいSF物語でした。様々な意見がとびかい、かなり白熱した合評となりました。そんな中「難しいことは、おもしろくないことに、ならない」という意見が胸に響きました。児童書は対象年齢にあったわかりやすさが大事ですが、それは単純さということではなく、たとえ難解な設定や世界観でも物語自体がおもしろければ(もちろん、文章の伝わりやすさは大事)読者は読み進んでくれるはず。難しくても、頭を使う楽しさを味わいながら、かみごたえのある物語を読み通せた時、嬉しい達成感と、少し自分が賢くなったような、そんな高揚感を得られるのではないか――と改めて思いました。
そして合評後は、「わらしべ」冊子第四号の完成をみんなで喜びあいました♪
記念すべき、童話サークルわらしべ10周年にあたる今年、やっと完成いたしました!
コロナ禍で何度も重ねた合評、イラスト描き、スケジュール管理、校閲、編集、印刷作業の手続き……、みなさん本当におつかれさまでした!! 個性豊かなわらしべメンバーの頑張りが集まった1冊になっているかと思います。ご覧いただいて楽しい気持ちになってもらえたら嬉しいです。どうぞ、よろしくお願いいたします!
※「わらしべ」第四号 は実費にて送付可能です。
warashibe_gogo2012@yahoo.co.jpへご連絡下さい。
〈 わらしべメンバー情報 〉
☆『おはなしSDGs 質の高い教育をみんなに 未来のハッピースクール計画!』
井上林子 作/木村いこ 絵/講談社
NetGalley にて3月9日まで公開 → https://www.netgalley.jp/catalog/book/249587
(井上林子)