【わらしべ通信 NO.102】
11月21日、会場の周辺でも街路樹が色づき始めていました。この季節にしては暖かい日曜日の午後、わらしべ定例会に10名が集いました。1名は急な事情でオンライン参加となりました。会場の公共施設は、半年前に市のフリーWi-Fiの利用が可能となり、大いに助かっています。コロナの感染者数は激減し、ここ西宮市でも「0」の日が連続していますが、会場内消毒や名簿の管理、マスク、換気その他の対策は、継続中です。皆でカンパイして、わいわいできる日を待ち焦がれる声も聞こえていました。
まず、冊子『わらしべ4号』編集作業の進捗状況について話しました。編集中の原稿を確認すると、個人個人の入力した数字などが、意外とバラバラで??となる箇所があったり、「私のパソコンのせい?」と頭を抱える人がいたり、オンラインでの編集作業はそれなりの時間がかかるなと思いました。
合評作品は3つ。高学年、低学年、幼年対象がひとつずつです。
・核になるエピソードと、主人公の葛藤との関連付けにもう一工夫が欲しい
・乗り越えるべき葛藤の大きさが、物語のグレードに合っていない
・なぞ解き作品かと思ったら、最後が物足りないエッセイ調で終わっている
・七五調で書いた「詩」ともとれる物語は作者の心意気が伝わる、目線ごとに連を整えると良いのではないか
皆から出る意見や感想、疑問、指摘などは、すべて有難く、書き直しの方向や糸口を見つける時間になればと思います。ですが、合評の司会をしていると、あの進行でよかったのかな、と思うこともしばしばです。
少し違ったやり方も試してみたいなと思っているところです。
冊子掲載用作品の合評のあと、気が抜けたという人もいるわらしべですが、この日の作品提出者が語った言葉「とにかく書くと手を挙げたら書けた…」「思いつくままに書いた…」のように新作をどんどん書いていきましょう! (藤谷クミコ)