2018年3月27日火曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.61】

 3月18日(日)例年より桜の開花が早そうだという声が聞かれるようになりました。
今日のわらしべ定例会は、全員出席! そして顧問の沢田先生もご出席です。
久しぶりに会った面々が、笑顔で話す声にその場の空気が和みます。
 
 開始直前、机の上にはずらーっと会員の皆からの、差し入れのお菓子が並びました。
わあ、嬉しいと思いきや、そのうちの一人は退会のご挨拶という事でした。自身の創作を
見極めての転向とのことです。






 別のメンバーで、創作から離れていた時間に以前から書き溜めていた「詩」をまとめて
冊子にし、配布した人がありました。装丁から全部手掛けたというおしゃれな詩集。
『うつら うつら』(乾さき子)






話を頷きながら聞いている一同、今日の笑顔の陰で、悩みながら創作を続けていることが
伝わります。お互い同志と感じました。

今月は冊子用作品合評の第2回目。全部で7作品を合評しました。
冊子用作品なので、公募入選などを目指したものではなく、わらしべらしさの光る冊子に
できるようにという観点から合評をしていただきました。
作者は沢田先生から「優し目コース、厳し目コース」のどちらかを選択して意見をいただけるという試みもあって、楽しく盛り上がりました。
 書きたいものを書くことと、メッセージを伝えるために書くこと、そして読者の側に
立ってみること、それらのバランスを考えて良い冊子にできるよう、ひとりひとり作品を磨きましょう。
 
 さて、わらしべも発足から5年半の歳月がたちました。「わらしべ通信」も毎月更新して61号となりました。ここまで活動してこられたのは、顧問の沢田俊子先生をはじめ、
会の様々な役割分担を担ってくれた会員皆のおかげです。
 わらしべでは、このサークルブログ以外にも、書記担当者が会員向けの毎月の議事録を作成し、欠席者も含め全員に毎月添付して情報を共有しています。

 また、全国各地から同人誌をご恵送くださる、他サークル、創作同人グループの
 みなさま、いつも皆で回覧し学ばせていただいています。ありがとうございます。
 今後とも、童話サークルわらしべを、どうぞよろしくお願いいたします。

                                                     
                                                                           (担当:藤谷クミコ)




2018年3月1日木曜日

だんでらいおん

皆様こんにちは。
久しぶりの記事当番が廻ってまいりました。
だんでらいおんのわたなべちとせです。

2月17日(土)。今年初めての合評会を、事務局をお借りして行ないました。
今回の出席は6名でした。
2週間程前にメールで頂いた各作品を読み込んで臨みました。
(私のみ持参・読み上げ組でした。すみません(苦笑))

懐かしい香りのする時代を舞台にした作品、学校を舞台にした生活童話、校内を舞台
にした恐怖がモチーフの作品等々、今回もまた新しいお話に出会う事が出来ました。
自分一人で原稿に向かっている時には全く気づけなかった矛盾点、書き癖、誤字、
記号等の用い方など、人様にご指摘頂いて初めて気づく場合もあります。

自作の推敲はいつも必ず音読しながら行なうようにしています。
そんな中、繰り返し繰り返し読み込んでいると、思い込みや、書かれている文章に
徐々に慣れてしまうせいで、細かな間違いや心理描写の矛盾に気づけないままになってしまうことも。
なので、こうして客観的視点でご指摘頂く機会を持てるのは非常に有り難いです。

〜今回の合評での収穫(私個人の感想です)〜
・物語にスムーズに引き込む為、作者が舞台に選んだ時代設定を、読者にも早い段階で
 分かるように書く(ジャンルにもよる)。
・タイトルから「これが中心だろう」と想像される内容よりも、そこに至るまで
 の伏線、経緯、説明の方にウエートが置かれ過ぎていると感じる場合は、物語が動き
 を見せる場所(場面)を中心に描く事を意識する。
・作品の枚数を意識する。規定枚数が少なければ少ない程、物語の伏線や説明等、
 読者が容易く理解出来る工夫をする。
・話にばらつきを感じさせてしまうので、登場人物は出来るだけ整理する。
・経験もふまえ、子供の心理を色々な角度から推測してみる癖をつける。

予めメールで送られた各自の原稿をプリントしたもの。そして、当日配布され
読み上げられる原稿。
それらに各自がコメントを書き込んで、それぞれの作者にお返しし(これがまた、合評中にメモし損ねた事もしっかり書いて下さっていたりする為、大変助かります!)、合評はお開きになります。
今後の創作・推敲に、是非活かしていきたいと思います。

この日は、帰り掛けに喫茶店で30分程一服しつつ、情報交換等。
日頃、創作は孤独な作業なので、こういう何気ない会話の時間も貴重です。
この日も、「頑張ろう」と思いを新たに家路に就く事が出来ました。

それでは、今回はこれにて。
寒い日が続きますので、皆様くれぐれもご自愛下さい。

尚、次回のだんでらいおん合評会は、5月26日(土)に予定しています。
                                     (わたなべちとせ)



2018年2月22日木曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.60】

 2月18日(日)いつもと違う会場でわらしべ定例会がありました。
ちょっと道に迷った人もいましたが、13名が集いました。

 今月は冊子用作品合評をひとやすみする月です。あらかじめ提出された2作品と
速読希望の2作品の計4作品を合評しました。

 同じ作者が連作で書いている動物もの短編は、今回も楽しいお話しでした。
主人公の動物のキャラクターについて、作者の設定と読者の受け取り方に違いがあり、その原因を考えました。

 近い将来に誌上掲載される怪談もの作品の合評は、難しかったです。
高学年向けではありますが、設定にどこまで許容されるのかという点で答えが出ませんでした。実力のある作者の腕前は、一同をうならせる怖さがありました。

速読の2作品について、わかりにくいところ、合点がいかないところ、など参考になる意見がたくさん出たと思います。それよりも、速読してもらうために直前に作品を書いたという事を、見習いたいと思いました。

老若男女の作風の異なるメンバーがいるわらしべですが、まず書いて書いて提出していきたいものです。

                            (担当:藤谷クミコ)



2018年2月1日木曜日

とんとんぼっこ

1月27日に合評会をしました。とんとんぼっこ、4年目のスタートです。

みんな遠くから集まってきていて、県外から泊りがけの参加もあり、無理のないよう年4回の開催としていました。しかし、この日みんなから、開催日を増やしてほしいと提案がありました。

というわけで、次回から偶数月の、年6回の開催となります。基本、第四土曜日の午後1時から。広島市袋町の広島市まちづくり市民交流プラザです。



今回、8名参加で9作品が提出されました。

原稿用紙1〜2枚で応募できるホラー(対象年齢小学1、2年生から)をみつけたので、お知らせしたせいか、ホラー作品の提出も数点ありました。

普段、童話を書いているメンバーには、ホラーは対象外…という意識があったと思います。自分の目指すところではない、アウトオブ眼中(笑)

しかし、今回、ホラー作品の合評が、すごくおもしろかった!

いつも異質(!)な童話を書いてくる今治のHさんは、もともとホラー公募の受賞歴豊富な人。彼の合評にかかると、ホラー原稿にどんどんふくらみがでてきて、おどろきの連続です。「ほらー、やっぱりあんたはホラーだよ」と心でつっこませていただく私でした。

わたしがみんなに、一度はホラーを書いてみることを勧めるのは、ホラーを書くことは、不要な母親目線をはずすのに有効だと思うからです。

童話を書くのに、子どもに寄り添う心、あたたかな目線は必要。でも、おせっかいになってしまってはいけません。作者が主人公をかばいすぎ、助けすぎては、主人公は成長できない。主人公に葛藤を与えよというのは、沢田俊子先生の童話教室でも、たびたび言われたことです。

提出作品が、閉鎖された世界を小さくまとめがちになっていると感じていました。ホラーで大胆な発想を培うのも、童話のヒントになるかもしれないと思った、今回の合評会でした。



次回は4月28日(土)を予定しています。以降6月8月10月12月。

                              (巣山 ひろみ)




2018年1月29日月曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.59】

 2018年1月21日(日)顧問の沢田先生にお越しいただき、新年初めのわらしべ合評会ができました。冊子発行に向けた作品を、たくさん読んできていただきました。

 毎月提出される作品は、公募を目指したもの、掲載予定のあるもの、習作としてなどなどですが、今年は冊子3号を目指しての合評を数回予定しています。

 今日の8作品は、幼年向けの楽しいファンタジー、学校での葛藤がテーマの低学年もの、自身の幼少期の忘れ得ぬ想いをつづったもの、こんな世界があったらいいなを書いたもの、動物や樹の葉っぱが活躍するおはなし、生き生きした兄弟が登場したり、祖父との交流を書いたもの……といろいろで、作風も違います。

こんな、ごちゃまぜの玉手箱のような作品集が良いものになるように、沢田先生のアドバイスをいただきました。
 短い時間の中で、メンバーにも意見を聞きながらの合評でしたが、先生からの指摘や更なる発想へのヒントには感謝感激!でした。
いくつかの作品に即しておっしゃった、「平面ではなく立ち上がってくるように書く」というお言葉を、是非書き直して実現したいものです。

今日は、顧問の沢田先生に感謝の意を込めてお菓子を用意しました。
気持ちばかりですが、沢田先生本当にいつもありがとうございます。
 ではでは、わらしべのみなさん、頑張りましょう!!

                                                                     (担当:藤谷クミコ)




2017年12月26日火曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.58】

 12月17日「童話サークルわらしべ」の年に1度の勉強会でした。発足以来、毎年プロの作家さんをお招きしての勉強会を開催していて今回は6回目、児童文学作家の西村友里先生に来ていただきました。

 会員16名、聴講生2名が参加。顧問の沢田俊子先生もご出席です。
今年一番の寒波到来の日曜日でしたが、ホットな教室となりました。

西村先生はまず「私はこどもたちに伝えたいこと、すなわちテーマがあって、これについての文学しか書かない」と、おっしゃいました。
 冒頭から、ズシン!と響くお言葉です。

続いて、ご自身の幼年向け著書『たっくんのあさがお』を書かれたときの「チェックシート」を配布して、作品の起承転結を説明しながらテーマについての考え方をご教示くださいました。

わらしべ会員の提出した7作品についても、それぞれの「チェックシート」を作成してくださって、それに沿ってとてもとてもわかりやすい講義をしていただきました。
配られた「チェックシート」は、とてもありがたい贅沢なプリントです。
持ち帰って、再度かみ砕きながら読んで勉強したいと思います。

 とにもかくにも、作品の「テーマ」について真剣に向き合うという事がどういうことなのか、先生のひとことひとことから学んだ気がします。
西村先生、本当にありがとうございました。


会の終了後には、お二人の先生を交えての懇親会があり、会員の皆からも先生への質問をさせていただきながら、楽しいひとときを過ごしました。

また、今日は次回合評の作品がたくさん提出されました。

1月からは冊子用の合評会が始まります。
今年1年を振り返ると、いろいろな出会い、別れ、ニュースがあり、わらしべもちょっとずつ歴史を刻んできたなあと思います。たくさんのご縁に感謝しつつ、来年もまた皆と前進して、良い年になるように願っています。          
                           (担当:藤谷クミコ)

【会員のニュース】
☆井上林子さん
『おしごとのおはなし 保育士 なないろランドのたからもの』(講談社)出版




☆萩原弓佳さん
アンソロジー続巻出版 (PHP研究所)
『ラストで君は「まさか!」という デジャブ』
『ラストで君は「まさか!」という 望みの果て』





井上さん、萩原さん、おめでとうございます!!


2017年12月18日月曜日

とんとんぼっこ


12月16日は、とんとんぼっこの忘年会でした。

遠方からやってくる人が多いので、お昼の食事会。事前に、1名から作品を合評してほしいとの希望が出ていたので、じゃあ、忘年会のあとで少しだけ合評もしましょうということになっていたのですが……。つぎつぎと届く合評原稿(お酒をのめるのか、のめないのかで気をもむわたくし)。結局、5編が届いて、食事のあとでいつもの市民交流プラザに場を移し、がっつりと、ほろよい合評会となったのでした。



今回とくに、とんとんぼっこらしい、個性的な作品が集まりました。

これまでたぶん、だれも使わなかったであろう主人公を登場させた作品、言葉のリズムのおもしろさを貫き通した作品、海外に目を向け、厳しい現実を生きる子どもたちを描いた作品等々。

そろそろ、同人誌を作って発表したいなぁと思った年末でした。

だれも個性をゆずらないので(笑)、カラフルな闇鍋のような同人誌になるといいと思います。

……とその前に、「テーマをしぼる!」をもう一度思い出し、推敲しましょう、わたしたち。お話はどこへ着地するのかが意識されると、どの作品も引き締まるように思いました。



今年も、とんとんぼっこの合評会だけにとどまらず、あちこちの勉強会に参加したメンバーたち。そこで得たことは、すぐにメールや会で伝えあいました。

春はおとなりの岡山「ももっこ」さんと合同合評会を行いました。

夏には楠章子さんを講師に迎え、作品を書くうえで核になる力強い学びをいただきました。

児童文芸家協会を始め、たくさんの方に支えられて今年も終えることができました。どうもありがとうございました。来年もとんとんぼっこをよろしくお願いいたします。

                              (巣山ひろみ)


2017年12月4日月曜日

だんでらいおん



11月11日(土)協会事務局にて合評会を行いました。
今回の参加人数は5人。少人数での合評会となりましたが、その分、一人一人の作品にじっくりと向き合うことができました。一つの作品に時間制限を設けることなく講評できたことは、作り手にとっても読み手にとっても、大変有意義で濃密な時間だったように思います。
合評会に提出する作品は、事前にメール添付で送付、または当日持参して音読するというスタイルをとっています。事前に送られたものは細部まで目で追いながら読み込むことができ、音読では作品の世界観を脳内で思う存分堪能できます。目から入る作品と耳から入る作品。
まだまだ未完の作品たちばかりですが、いずれ子どもたちの手に渡り、心の成長の糧のひとつになってくれたらと思いながら、会員皆お話作りに日々邁進しております。

合評会の後は、某ファミリーレストランへ移動し少人数でのささやかな忘年会をしました。そうはいっても、三時間ほど飲んだり食べたりしゃべり続けたりと、ささやかな雰囲気ではなかったかもしれませんが。某ファミリーレストランさん、うるさい上に長居してすみません。
 お店を出てからは、ほくほくのたい焼きを食べながら「今後も書いていこう」という決意でお開きとなりました。

 次回のだんでらいおんの合評会は、2018年2月17日(土)12時半~協会事務局で行います。

~うれしいお知らせ~

嘉瀬陽介さんが、日本児童文学者協会と文渓堂との共同企画「こわいこわい百物語」シリーズに作品が掲載されることとなりました。作品名は「あくまでも願いはひとつ」です。嘉瀬さん、おめでとうございます!

                              よねむらけいこ