【わらしべ通信NO.117】
2月19日(日)
今回は、協会のサークル交流の試みとして近隣の「みらくるぺん」の会員をお招きして
合同で合評会を開催しました。西宮のいつもの会場です。
「わらしべ」参加者は12名、「みらくるぺん」からは4名が来てくださいました。
作品は各サークルから3作品ずつ。互いの意見交換を楽しみに、ドキドキワクワクしながら臨みました。
以前、童話塾その他で一緒に研鑽したことのある人、初めて会う人・・・とメンバーによってそれぞれでしたが、はじめの自己紹介と情報交換で和やかな輪がつながります。いつもより人数も多く、意見をうまく出し合えるか心配しながら合評に入りましたが、みんなの集中度が高くてポンポンと、時には重なるように発言が回ります。
6作品それぞれの世界観へのツッコミ!描写への疑問、内容と作品グレードのバランス、テーマに対する理解・・・正解のない合評といえばそうですが、皆がしっかり読んできたことが、しみじみ分かる時間でした。これだけの人数がいるので、多角的な読み方、まったく逆の感想、など遠慮なく出てくるのです。
作者の心にストンと響いた何かがあり、提出作品が書き直されて羽ばたくことを願いたいと思いました。
合評後に、場所を移して茶話会の時間を持ち、歓談をしました。
互いのサークルの運営や、創作の先に目指すものなどにも話が及び、いつもと違う風を感じたのは私だけではないはず。わらしべ丸が、新たな地点へと航海する風になりますように!!
コロナ禍で実現するかどうか、何度も不安がよぎった企画でしたが、参加の皆のおかげで無事に終了しました。
遠路はるばる新幹線に乗ってきてくださった人もありました。
長時間となりましたが、双方、皆の力で実現したこと、嬉しく喜び合えた一日でした。
(藤谷 クミコ)
【会員のニュース】
★井上 林子 「もここさん だいすき!」
作:井上林子 絵:かとうようこ(「キンダーブック3」3月号 フレーベル館)掲載