【わらしべ通信NO.116】
1月15日(日)
いつもの西宮会場での定例会です。
久しぶりに復帰したメンバーを拍手で迎え、4作品を12名で合評しました。
最初の作品は、複数の不思議なキャラクターが登場する中学年向けの話でした。「主人公がだれなのか明確にしたほうが、わかりやすいのではないか」、「どれくらいの不思議なことが起きるのか、設定をもっと読者に示してはどうか」等の意見がでました。
次は、高学年向け作品の冒頭部分で、会話内に現代ではあまり聞きなれない単語が使われていました。その単語が、物語の時代背景や、発言者のキャラクターをリアルなものにしているので、「こういう単語をうまく使っていくことで、作者にしか書けないリアリティーのある作品にできるのでは?」という声がありました。
休憩をはさんだ後の書きなれた作者の短編作品は、「すごい!」、「なるほど、こうするのか!」と皆、ひたすら学ぶことになりました。
最後の幼年作品は、擬人化された不思議なものがおしゃべりするかわいい話でした。「イラストがついたらこんな感じ?」と、絵を描いて見せてくれるメンバーがいたり、「ここはややこしくなるので削ったほうがいいのでは?」、「いや、そこはかわいいところなので削らないでほしい」等、真反対の意見が出るなど、たいへんに盛り上がりました。
合評の他、来月のみらくるぺんさんとの交流合評会について、当日の進行の確認などを行いました。久しぶりの外部の方との交流なので、今からわくわくしています!
(山下みゆき)
【会員のニュース】
★萩原弓佳 新刊 2月6日発売
『ラストで君は「キュン!」とする~涙の告白』 (PHP研究所)
★山下みゆき
「遠い山の見える庭2」連載開始 (朝日小学生新聞にて、3月末まで)