2015年10月23日金曜日

わらしべ



【わらしべ通信No.33】

10月17日(日)
 ハナミズキが色づき、キンモクセイの香りがただよう秋になりました。
 寒さにふるえる日もありましたが、今日は晴天で暑いぐらいです。わらしべの熱気が伝わったのかもしれませんね。
 開始からハプニングがあり、会場の外で合評をすることになりました。それも楽しと沢田先生の提案にみな賛成です。
 諸連絡をしているうちにすぐに会場が開いたので、本来の場所にもどり、合評が始まりました。今回は、見学者も一人いました。
 合評作品は、創作が3つ(短編1編、長編1編、一枚童話)、エッセイ2つの5作品でした。今回も沢田先生のアドバイスも含め、様々な意見がとびかいました。
・思いついた言葉にこだわらない。出だしはこの場面にして構成をやり直したほうがよいのでは。エッセイのほうがいいのか、創作のほうがいいのか。題名の工夫は。未来の話はもう少し、想像できるような設定を。等々
・一枚童話は沢田先生から提案された400字で書く童話です。たった400字で書くお話は難しいけれど、楽しいです。今回はウインナーが出てくるかわいいお話でした。みなさんも一度書いてみてはいかがでしょう。
 厳しくもあたたかいわらしべに出席すると、やる気が出ます。
 見学者も入会をしてくれることになりました。新しいメンバーをむかえて、またお互いがんばりましょう!

*わらしべメンバーのお知らせです。
 ・井上林子さん作「2分の1成人式」 講談社
 ・うたかさん、石神さん「おはなしの森3」 神戸新聞総合出版センター

メンバーの活躍がうれしいです。ご出版、ご掲載おめでとうございます。
                    (担当:はやしまき)


【聴講生募集のご案内】
童話サークルわらしべでは、毎年プロの作家の方をお招きして勉強会を企画しています。今年度は下記のとおりの日程にて行います。作品合評形式の勉強会です。

★日時 12月20日(日)13時~16時
★場所 朝日新聞阪神支局3階会議室(阪神電車西宮駅下車)
★内容 児童文学作家 香坂直さんを講師にお招きして作品合評など

つきましては、若干名の外部聴講生の受け入れをいたします。(要参加費)
ご希望の方は下記わらしべあてにメールで連絡をしてください。
(申し込み・問い合わせ先 藤谷クミコ)
warashibe_gogo2012@yahoo.co.jp


2015年10月19日月曜日

ももっこの会


2015.10.8 
岡山サークル「ももっこの会」、10月例会でした。

この日の参加者一同のお目当ては…永井会員による“発音体感”のミニ講座!
前回の例会で心ひかれた話題とあって、みなさん興味津々で集まりました。

6名の参加で、4作の作品批評と、「へー!」「ほー」「わあ!」と感嘆詞の
飛び交うミニ講座という、楽しい例会となりました。

文字の音の響きが、その意味以前に、言葉にさまざまな印象を与えること、
そして発音体感が、いかに意識下で私たちのイメージを左右しているかを、
楽しく学ぶことができました。

五感の妙に、あらためて驚きと感動を覚えつつ、創作にうまく活かしていきたい
と、思った次第です。とても充実した時間でした!       (堀江潤子)

2015年10月9日金曜日

 だんでらいおん(東京)


  皆様こんにちは。 お元気でいらっしゃいますか?
  だんでらいおん所属の、わたなべちとせです。
 この度、メンバー持ち回りでサークルブログ原稿を準備する運びとなりました。
 どうぞ宜しくお願い致します。

***

 先ずは、合評会の話題から。
 9月26日(土)、日本児童文芸家協会事務局をお借りして、6名出席の合
評会を行ないました(現在8名所属)。
 当日、時間内で読み上げられる程度の短い作品以外は、合評会の2週間程前
までに各メンバーに原稿をメール送付し、読み込んで、当日に臨みます。
 原稿用紙5枚前後から50枚程度。6名6様の個性溢れる作品が次々に繰り
出されます。
 濃い時間というのは、本当にあっという間に過ぎてしまうものですね。順番
に感想や意見を述べていた筈が、いつの間にやらフリートーク宜しく、テーブ
ルを挟んで<ぽんぽんぽんぽん>アイデアが飛び交います。
 この日、昼12時半から始められた会も、ささやかな休憩を挟んで続き、気
付けば夕方17時。
 得てして、創作は孤独な作業になりがちですが、合評会は作品に新鮮な空気
を送り込む作業の如し。
 本当にありがたい事です。

***

 さて、お次はサークルメンバー原山ゆうこさんご参加の『こころを育てるお
はなし101』(高橋書店/2015年6月30日発行/定価1700円<税
別>)のご紹介です。
 国内外の昔話や昔からなじみの深い名作等101話それぞれを、2ページか
ら4ページにコンパクトにまとめ、全見開きにオールカラーの挿絵が付けられ
た、ハードカバーです。
 これからの季節、ぽかぽかと暖かな布団の中で、寝る前のひと時を親子で過
ごすのに丁度お誂え向きの1冊。
 そうそう! クリスマスプレゼントにも良さそうです♪















 おしまいに私、わたなべちとせの自己紹介を……。
 手作り絵本(テキスト、原画、製本)創作から始まって、児童文学の世界に
お仲間入りさせて頂いてから、かれこれ約17年。
 児童文芸家協会様にお世話になるようになって、約3年半になります。
 この『だんでらいおん』の他に、絵本テキストの合評を行なう『たまご作家
研究会/絵本テキスト部』にも所属しています。
 児文芸主催の書きおろし童話展には、3年前から参加。
 神宮前のギャラリーTOKI ART SPACE にて、毎年8月に開催される『本』
をテーマにした作品展『THE LIBRARY ~(西暦)~』に、去年から手作り絵本で
参加。
 また、上野の東京都美術館を会場に、毎年9月に開催される『美術の祭典/
東京展』の<絵本の部屋>にも、今年から手作り絵本で参加させて頂いていま
す。








***

 まだまだ勉強する事がたくさん!
 これからも、<あぁ、楽しかった!>と思ってもらえるような作品作りに、
日々励みたいと思います。
 尚、次回合評会は12月5日(土)(忘年会込み♪)です。
 拙い文章に、お付き合いありがとうございました。
 これからも、だんでらいおんを、どうぞ宜しくお願い致します。
 季節の変わり目です。皆様、くれぐれもご自愛下さいませ。

                      (だんでらいおん・わたなべちとせ)

2015年9月25日金曜日

童話サークル わらしべ


【わらしべ通信 №32】

9月20日(日)
くりやおいもが、おいしい秋になってきましたね。

今日の合評作品は、詩(童謡)、幼年もの、高学年もの、全部で6作品!
どの作品も目の付け所がよく、よい発想だな~と思うものばかりでした。
新たなジャンル、新たな書き方、新たな枚数に挑戦している方もいました。
「こういうことを描きたいんだ!」という気持ちもヒシリと伝わってきました。
でも、「こういうこと」がすごく難しいんですよね……。

詩については、よみもの以上に、聴覚から得られる「リズム感」と、言葉から得られる「映像」を、どれだけイメージさせられるかが大切なのではないか、という意見が出ました。詩は人それぞれ好みがあると思うので合評するのは難しいですが、「言葉一つ一つが宝石だ」という意見が印象に残りました。また、よみもの同様、子どもの目線になること、子どもに伝わるように書くことは同じだなと思いました。

幼年ものについては、描写や設定をていねいに描きすぎるのは、小さな読者にとってはじゃまなこと。「物語は『幹』と『枝』と、『少しの葉っぱ』でいい」という顧問の沢田先生のアドバイスが心に残りました。書きたい事はたくさんあるけれど、それをいかに削るかが大事。幼年ものに、「うっそうとした葉っぱ」や、「小鳥」や、ましてや「枝にひっかかった風船」など余分な描写はいらない。何の木のお話なのか、はっきりわかることが大切……ということだそうです。

反対に、高学年もの(中編や長編)は、細かい設定をきちんと決め、「小見出し」をつけて、しっかり構成を立てなければいけない。ながら書きでは、物語の全体像がつかみにくい。「登場人物にストーリーを運ばせると楽」というアドバイスに、何度もうなずいてしまいました。物語の対象者、物語の長さによって、どのような言葉を使い、どのような文章の濃さにすればいいのか、改めて考えさせられました。
 これからどんどん寒い日々になっていきますが、みなさん心も体もあたたかくして、元気でいましょうね♪
 (担当:井上林子)

2015年9月14日月曜日

みなさまへ


サークルのみなさま、お元気ですか?
ブログのアップ、毎回、楽しみに読ませてもらっています。
とんとんぼっこのサークルブログがアップされたばかりですが、その後、代表の巣山さんが、メンバーに送った「とんとんぼっこ通信」が、
とてもおもしろく、創作の参考になるかと思いますので、巣山さんの了解を得て、アップさせてもらうことにしました。
みなさまも、いい情報がありましたら、ここにアップしてくださいね。
ますますのご活躍を。


                                                       組織委員長 沢田俊子




「とんとんぼっこ通信より」
みなさま


先日のとんとんぼっこランチ会&合評会の様子を、児童文芸家協会のサークルブログにアップしてもらいました。

↓↓下のブログ



今、瀬田貞二著『幼い子の文学』を読んでいます。

幼い子どもを惹きつける話の類型、創作への生かし方など、参考になります。名作は、どこが名作なのかの説明に、目からうろこです。

なぞなぞ、童唄の項には、言葉のおもしろさに気づかされ、子どもの世界の広がりや深さにわくわくさせられます。

本の中に、トールキンの『ホビットの冒険』に出てくるなぞなぞが紹介されているのですが、衝撃的です。



どんなものでも 食べつくす、

鳥も、獣も、木も草も。

鉄も、巌(いわお)も かみくだき、

勇士を殺し、町をほろぼし、

高い山さえ、ちりとなす。



これ、何だかわかりますか?

答えは最後に書いておきますね。



「だめな幼年童話の五つのタイプ」というおそろしい項目もあります。

1、          ぬいぐるみ派…出てくる森の動物たちに、全く生命がかんじられなくて、ぬいぐるみの域を出ない。

2、          あこがれ派…美しい王女さまが、というふうな書き出しで、ロマンチックなムードを漂わして、にぎやかにキラキラと展開するが、最期は夢でしたということになる。

3、          涙派…病気の少女が、というやつ。兄弟をなくし、両親とも死に分かれ、悲しい悲しい結末になる。おセンチ。

4、          作文派…子どもたちのある一日のスケッチ。とらえ方が図式的なので実在感がいかにもうすい。次元を変えて発展するふうなところまで入っていかず、つまらない。

5、          アクション派…漫画で育った人たちの手法か。とっぴな事件がひょこひょこ出てくるが、必然的なところはひとつもない。文章は、「ワーッ」とか「キャーッ」とか、やたら騒々しい。  
      騒々しい音響と刺激ばかりでしりつぼみ。



では、来月10月24日のとんとんぼっこでお会いしましょう。

巣山ひろみ



なぞなぞの答えは、「時間」です。

2015年9月11日金曜日

とんとんぼっこ


9月5日にメンバーでランチ&合評会をしました。
じつは、今回はランチ会だったのですが、メンバーから、集まるなら合評もしたい!と声があがり、急きょ合評もすることになりました。
発足時、合評会は季節ごとの年4回開催の予定でしたが、プチ合評会や勉強会を含めると、なんだかんだと1、2か月に一度は集まって合評会をやっています。
今回の提出作品は、前回7月に出された作品の書き直し2編を含む、計3編でした。
3編とも、不思議なことが起こるファンタジーの短編。
「不思議」はいつ、なぜ起こるのか。そして、なぜこの主人公に起こったか。
今回の3作品は、そういうことを考えるきっかけになりました。
作品の中に不思議なことの起こった必然性についての意見が多く出ました。必然性を突き詰めていくと、作品のテーマがよりくっきりとしてきました。
3作品はそれぞれ、これからもっと、深みの増した作品になっていくように思います。
合評会のあとは、会場の近所のカジュアルレストランでランチしました。なかなか居心地の良いお店で、話はつきず。人生も半ば過ぎて、新しい場所(とんとんぼっこ)にとびこむのは、それぞれに想いのあること。ずしりと響く話や、楽しい話などたくさん聞けて、良い時間でした。
次回のとんとんぼっこ合評会は、10月24日(土)の予定です。
                             (巣山ひろみ)

2015年8月21日金曜日

童話サークル わらしべ

【わらしべ通信 №31】

8月9日(日)
甲子園でわきたつ西宮の片隅で、今日の「わらしべ」も熱い合評会となりました。
今日の合評作品は4作品。
①男の子兄弟のドキドキ&ほのぼの冒険物語(中学年向き)
②おとなにがまんできなくなった男の子のファンタジー物語(幼年向き)
③小鳥が、苦手なことを上手にできるようにがんばる物語(中学年向き)
④不思議な家を舞台にくり広げられる、おばあさんと動物たちのファンタジー物語(幼年向け)
4作品について、今回も細かい意見が飛び交いました。
・対象年齢に対して言葉や表現が難しいのではないか?
・大人目線の感情を書いていないか?
・主人公をなぜ動物にするのか? 人間では成り立たないのか?
・ファンタジーの描き方について
・リアリティについて(展開が上手く行き過ぎるとウソっぽく感じるのでは?)
・葛藤の描き方について
などなど……。なかなか答えの出ない合評もありましたが、「本当に伝えたいこと」が薄まらないように、登場人物も文章も覚悟をもって削り、整理し、主人公の心情になりきって書くことが大切だと改めて思いました……!
 まだまだ暑い日々ですが、みなさん頑張りましょう!
 (担当:井上林子)

2015年8月17日月曜日

ももっこ童話の会(岡山)



2015.8月9日 日曜日
ももっこ童話の会(岡山) 

8月9日 岡山サークル「ももっこの会」、8月例会でした。
参加者は4名。今回も午前中の早い時間の開催で、作品4作の合評をしました。
前回の書き直し作品あり、新たな作品もありの4作は、人数が人数なので作者名もバレバレでしたが、忌憚ない意見が出し合われ、充実した例会となりました。
特に、今回印象に残ったのは「発音体感」というワード。
擬音を文章のポイントとして多用した作品の批評に連なって、会員の一人から紹介されました。音と意味のつながりの感覚のことだそうで、この音だとこのような感覚、あの音ならあのような感覚と、音によって呼び起こされる印象がある、とのこと。
この発音体感を取り入れて、登場人物の名前や擬音などを考えている、と語ってくれました。オリジナリティーがあって、魅力的かつ適切な擬音がうまく使いこなせれば、百人力です。一同、興味深々でしたので、次回の例会では、簡単なミニ講義をしてもらうことになりました。
とても楽しく刺激的な例会でした! (堀江潤子)