「近江ペンの会」
2021年9月25日(土)13:30~15:30 リモート 参加者12名
合評10作品(300文字小説3作品 エッセイ2作品 創作5作品)
コロナの感染拡大による緊急事態宣言下で、先月に引き続き、今月もオンラインでの開催になりました。
今年の1月に初のオンラインでの定例会を開催して以来、回を重ね、今回は5回目。皆さんすっかり慣れ、入室もスムーズになりました。直接お会いできないのは寂しいですが、オンラインで人とつながる経験ができたのはコロナ禍だからかもしれません。ホストをしてくださっているMさんには感謝です。
今回も引き続き「四角いたまご」4号に向けて提出された作品の合評でした。
300文字の作品では先生から「言葉が足りない。物語は言葉を重ねて作り上げていくもの」という指摘を受けました。文字を減らすことばかり考えて、言葉の選択が疎かになっていました。もっと言葉を大切に、言葉の取捨選択、言葉の働きや重み等もっと深く考えなければならないと思いました。
コロナについてのエッセイでは先生が「報道されたコロナ禍の社会の状況を多く書くより身近な個人的な事を書く方が面白い」と言われ、それに対して「後に読んだ時に何があったか分かるので記録としても社会状況を書く必要があるのでは」という意見が出ました。
創作作品の5つはどれも面白く、会員それぞれの読み取りや解釈もとても楽しく勉強になりました。中でも原稿用紙約80枚の物語の合評では会員同士が様々な意見を活発にやりとりし、充実したものになりました。作者の熱意も伝わるとてもよい作品だと思いました。
「四角いたまご」4号に向けて頑張りましょう!
江崎容子