11月19日、季節より早く感じる木枯らしの午後、定例会出席は13名でした。
合評作品は5つ。全部10枚以内の短編です。このところ、短編の合評会が続いています。でも、みんなしっかり読んできているので言いたいことがいっぱい!
今日の作品は、「わかりやすい」と「わかりにくい」に分かれました。
対象年齢に即して「わかる」「わからない」というのはもちろんですが、おとなの読者が読んでも解釈が分かれる作品があり、議論が白熱しました。
・作者がチャレンジしたという手法の作品
抽象的場面の展開に読者がついていけていないという事が発覚。しかし、この課題をクリアーすべく挑戦したい作者の意気込みがひしひし!
・幼年向きの短編
簡潔な文章とテンポ良いストーリーが「わかりやすさ」の鍵になる。セリフも含め、文章の分量とストーリーの進行度を見直してみると、もっと良くなるのでは? 素材の発想を常識外れに膨らませたら、もっと面白くなるのでは?
・書き始めて日の浅いメンバーの作品
児童書の読書に励んだことが作品に生かされている等、暖かい言葉や助言あり。丁寧な書き方指導あり。
合評っていいなと改めて思った時間でした。
また、先日の「ひろすけ童話賞」贈呈式の様子を萩原さんから、先週の「童話塾in関西」の感想を参加者から伝えてもらいました。裏話や細やかな感想が、一同をホットにしてくれました。
来月は西村先生をお迎えしての勉強会、1月からは顧問の沢田先生に来ていただき冊子用の合評会、ということで皆の気持ちが引き締まっています。
フレーフレー! わらしべ!! (担当:藤谷クミコ)
※12月勉強会外部聴講生募集については【協会からのお知らせ】をご覧ください。
http://www.jidoubungei.jp/news/pg424162.html#kaiin112