2021年1月20日水曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.92

 

1月17日。

寒い曇り空の下「わらしべ」定例会が行われました。

出席者はZoom参加を含め12名。まずは心躍るニュースからお伝えします。

萩原弓佳さんの新刊と、山下みゆきさんのアンソロジー新刊が出版されました!

おめでとうございます!!!

リアルと画面越しの嬉しい拍手が響き渡るなか、合評がスタートしました。

エッセイが1作、書き直し作品が2作、新しい高学年向き作品が1作……。

 

エッセイ作品は、新聞に掲載された作者の投書が元になった作品で、

昔の遊具の名前や、遊びのルールの違いに盛り上がる一幕もありました。

書き直し作品は、以前のものより良くなったけれど、新たな課題も見えてきて、

納得のいく作品に仕上げるまで、推敲はつきないものだと実感しました。

高学年向きの新作は、設定は難しいけれど、視点が繊細でおもしろく、

その斬新さにみんな感心させられました。どれも「わらしべ冊子」に掲載される時は、

更に磨きのかかった作品になっていますように、お互いがんばりましょう!

 

Zoom画面の背景が、とてもステキな山なみの景色のメンバーがいました♪

本当に山からライブ中継しているようでした。そんな楽しさも感じながら、

(途中何度も切れるので大変ですが)なんとかZoomを活用しているわらしべです。

でも、やっぱりみんなでリアルに合評できる日が早く来ることを願っております。

26年前の今日、わらしべの会場がある西宮も阪神淡路大震災で壊滅状態でした。

でも、そこからなんとか立ち直りました。

いつかきっと、何年後かには、コロナからも立ち直っていますように……。

                                       (井上 林子)




●『食虫植物ジャングル』

萩原弓佳 作 / 十々夜 絵 / 文研出版




●『衝撃のラスト二度読みストーリー』(アンソロジー)

桐谷直、山下美樹、山下みゆき、山本省三 作 / ナツメ社