2月のわらしべ定例会。
外はあいにくの雨でしたが、定例会場は熱気ムンムン。
いつものように、作品への活発な議論が飛び交いました。
本日の合評は4作品。
絵本テキスト、童話、小学校中高学年向けテキストなど、
多岐にわたるジャンルの作品が揃いました。
合評では「キャラクターや場所の設定をこのように変えて
みるとよいのでは」「この言葉や描写は一般的でないから
わかりにくい」等、とても参考になるお話ばかり。
また、とある作中に出てくる描写について、「とても面白い
が、現代社会の中では子ども向け作品として許容されにくい
のでは…」という主旨の話が出て、非常に興味深かったです。
子どもたちを取り巻く環境がハイスピードで変わりつつある
昨今、子ども向けの作品を書く上で、さまざまな配慮すべき
事柄があることに「なるほどな〜」と思う一方で、「子ども
たち(短い子ども時代を生きる人たち)に、私たち大人が贈る
べき作品とはどのようなものなのだろう…」と、改めて考え
させられました。
さて、本日は個人的にも1作品提出し、合評をしていただきま
したが、いずれも納得のいく意見ばかりでした。
特に、作品が「自分にしかわからない」「誰かに伝わるもの
にはなっていない」ことを反省しました。
誰かに伝えるために、また物語を物語として成立させるため
に、言葉やテーマの選び方、絞り方を意識しながら、今後の
作品づくりに取り組んでいきたいと思います。
稚拙な文をお読みいただいた皆様に感謝です!
会の後半は、先月の勉強会で畑中先生に見ていただいた作品に
ついて、改めて意見を交わしたり、振り返りを行い、たくさん
勉強をさせていただきました(^^)♪
(担当:安藤明子)
【会員のニュース】
★つじ まりさん
第十回 そよ風コンクール 佳作「カンタのツノ」
児童文芸2020. 2.3月号に掲載
★森木 林さん 児童文芸2020.2.3月号に創作童話「雪の蝶」掲載
★萩原弓佳さん
おはなしひかりのくに 2月号 「まめの すきな おに」発行
「ラストで君は『まさか!』と言う」春の物語
PHP研究所(2/20発売)に6話掲載
★山下 みゆきさん
「ラストで君は『まさか!』と言う」不思議な友だち PHP研究所(2/20発売)に 6話掲載
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以上