広島はあつい1日でした。
今回は、初めて、講師を迎えての勉強会です。
講師は楠章子先生です。
会員全員の10作品を事前に読んでいただいて、指導を受けました。
2人欠席でしたが講評をしていただき、欠席者に伝え、みんなの財産となりました。
楠先生は、自分が学んだことはどんどん伝えていきたいと自己紹介で言われた通り、あついハートとつめたいブレインで4時間ずうっと話され、メンバーひとりひとりが抱えている暗闇に光をあててくださいました。
少しだけ紹介します。
1、グレードを考えて主人公を設定する。
そのグレードの子どもが読みやすい文章を書くこと。
(原典とリライト作品を提示されて、納得!)
2、絵本テキストの場面割は、起承転結の流れ、ページをめくる喜びを考えること。
(絵本を提示されて、納得!)
3、自分の作品を説明文と描写文に分けて分析すること。
(例文を提示されて、納得!)
「ポロっと目から鱗が落ちた気がする」というメンバーの言葉が出ました。
他にも、ストンと胸に落ちたことを紹介しましょう。
1、どんな主人公がどう変わるのか書く。
主人公がなぜ変わらないといけないのかが必要。
2、伝えたいことをラストまでねじれないように書く。
3、主人公に行動させて、子ども目線で書く。
4、出尽くしているような題材でなく特色のあるものを考える。
5、最初の原稿ではまだ物語の入口にすぎないことはよくあること。
そこからねばって長い年月をかけてでも物語にしていくことが大事。
作品の表面をなでるだけではなく、土台を動かす力強い講評でした。
「根本から書き直すつもりで、ねりなおします」
こんな気持ちになったメンバーもいます。
楠先生には、とんとんぼっこのかたいドアをトントント〜ンとノックしていただきました。もうねばり強く書いていくしかありません。
楠先生がお土産を持ってきてくださいました。沢田先生からことづかったそうです。
休憩時間に包みを開けてみんなびっくり! トンボ玉です。
とんとんぼっこのパワーア〜ップ!!
いいことがありそうな気がします。
楠先生、沢田先生、児童文芸家協会のみなさま、本当にありがとうございました。
体調が悪くて、今回を最後にメンバーが1人退会することになりました。でも、書き続けるそうです。離れていても応援したいと思います。
次回は10月28日(土)です。
(西谷 まち)