【わらしべ通信NO.139】
2024年12月15日(日)14:00~17:00
参加者13名、欠席1名 晴れ
本年のラスト満月の日に、定例会と忘年会を迎えることができました。
今回の定例会では、児童文芸誌に掲載予定作品の推敲状況、「わらしべ5号」について掲載された児童文学9、10月号同人誌評欄の報告、会員の新著と出版情報の紹介等がありました。(同人誌評欄では、前4号に引き続き会員作品を推薦作に選んで頂きました。)
合評作品は高学年向けのファンタジー3作でした。それぞれの作品世界の素材をどう活かすか、魅力的な展開のための刈り込みポイントなど、多様な意見が出ました。
作品の雰囲気から受ける流れに沿うか、あえて予定調和を外すか、素材の入れ替えによる展開の膨らませ方など、あくまでラストは作者が決める前提で、バリエーションの多彩さを楽しみました。YAも視野に、作品にどこまでシビア要素を光らせるかも、これからの創作要素になりそうです。
合評中に思わぬ方向へ作品が飛んで行ったりするお互いの感性の違いが、合評の醍醐味であることを毎回学んでいます。
慌ただしかった一年の終わりに、楽しい忘年会を迎えられたことも有り難かったです。
局所的な穏やかさがさらに広がることを祈りつつ、作品づくりの原動力に変えていきたいと思います。皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。(森木 林)
【会員ニュース】
井上林子 保育絵本「おはなしひかりのくに」12月号 グリム童話『こびとの くつや』
(文・井上林子 絵・いりやまさとし ひかりのくに)
山下みゆき『直紀とひみつの鏡池』(静山社)12月19日発売