2012年10月17日水曜日

あの津っこの会


あの津っこの会(三重)

 あのなあ、お話を読んで、見て、聞いて


 当会は一九七七年、故内海康子が呼びかけ六名での出発。命名由来は三重県津市の古い地名「安濃津」と、この地方で親しく呼びかける言葉「あのなあ」にかけている。同人誌は今年五十一号。会としての出版本は、「安濃津むかしのはなし」、地域で活躍した人々を紹介した「安濃津あのひとこのひと」、創作童話集「おはなしわくわく」、同人誌五〇号記念「あの津っ子」の四冊。三重には、手作り作品やユニークなコレクションなど展示するまちかど博物館活動があり、当会もその一環。また隔年児童文学展も開催。そこでは地域の昔話や自作を語る。児童文学は子どもに届けてこその思いである。

 会員十四名皆多忙。締め切り間際にフルパワー、刺激しあう元気な仲間あの津っ子。

日間賀京子
(『児童文芸』誌記事「サークル紹介」より転載しました)