2021年6月27日日曜日

みらくるぺん

 みらくるぺん

622日(火) 14001700  

オンライン            

参加者 7

 

 わたしたちの会の会員である すずきみえさんのデビュー作『そのときがくるくる』が、今年の読書感想文全国コンクール課題図書(低学年の部)に選定されました。書店で平積みされているすずさんの本を見つけると、「この作者、わたしの創作仲間なんです」と自慢して回りたくなります。同じサークル内に、出版を経験した人がいてくれることは、ほんとうに心強く幸せなことです。

 

 今回の合評は、そのすずきみえさんのお話から始めました。出版にいたるまでの経緯や編集者さんとのやりとりなど、具体的な内容を聞くことができました。この作品は、2018年の「童話塾in関西」に合評作品として提出した5枚童話が、基になっています。翌年の20199月に文章が完成するまで、編集者さんとの間に何度もやりとりがありました。

編集者さんのことばで参考になったことをいくつか挙げていただきました。

・共感を得る ・読みやすさ ・印象的なラスト ・山場をつくる ・予定調和でないこと だそうです。今まで、幾度となく、いろんなところでいろんな先生から教えていただいてきたことばかりです。

すずさんのお話の後、6作品を合評しました。幼年3作 絵本テキスト2作 それと謎解きホームルームに応募した作品が1作です。今回から、感想を事前にメールで送り合うことにしました。できるだけ効率よく合評するためですが、感想を送る側も文章化することで頭の中が整理できてよかったようです。

 

2か月前、長年講師をつとめてくださった沢田俊子・大塚篤子両先生が退かれることになりました。そう聞かされた当初は、何だか迷子になってしまったような気分でした。しかし、今は「手を放しても、大丈夫」と思ってもらえたからこその先生方の決断だと考えるようになりました。その信頼と期待に応えたいです。おふたりの先生には感謝しかありません。ありがとうございました。

 

次回は8月です。年に4回開いていた例会を、隔月に変更しました。遠隔地に住む会員をつなぐ目的で、ふだんの例会はオンラインを基本にすることにしました。次回もZOOMを何度かつなぎ直しながら、オンラインでの合評になります。

 

 

                           文責 橋永純子





2021年6月5日土曜日

近江ペンの会

 近江ペンの会 5月定例会

5月22日(土)13:30~15:20  大塚先生と12名の参加
 
5月もリモート例会になりました。
今回も提出作品が多く(がんばりました)、合評できたのは、300文字作品が3作品、原稿用紙3~5枚くらいの作品が2作品、あとの3作品は時間切れで、次回持ち越しです。時間を気にしながらの合評となり、みなさん遠慮がちな発言になりました。でも、一旦休憩をはさみ、Zoomミーティング再入室の全員揃う合間に、作品について質問し合ったり、作品に対する作者の思いなどをラフにお喋りしてみると、顔を合わせた例会のような調子で意見が交わされました。早く、一堂に会して例会が開かれることを願っています。
合評内容は、今回も「誰の目線で書かれているか」が問われました。小学生の目線で書かれているのに、つい子どもらしくない(作者自身の言葉)表現が出てしまうなど、本当に難しいです。300文字作品では、数行で思った事を親しみやすいしゃべり言葉で伝える、登場人物の心の変化をとらえる、擬人化するなど、毎回いろいろな作品に出会えます。他の作品では、子どもならではの「本当の気持ち」をおまつりの一場面で伝えられたかどうか考えたり、また、いつも自然科学分野をテーマに書かれる作品については、みんなが知らなかった「生態」について感心させられたり、「学ぶ楽しさ」に加えて「知る面白さ」も味わいました。
いつもより早い梅雨入りと緊急事態宣言中という、身も心もどんよりの週末でしたが、みんなの笑顔が嬉しい5月の例会でした。(淡海 かよ)