2019年7月29日月曜日

わらしべ通信

【わらしべ通信 NO.77】

そろそろ梅雨明けが待ち遠しい7月21日、わらしべ定例会が行われました。
出席者は12名。エアコンをつけてもなぜか蒸し暑い会場でしたが、みんな頑張りました。

合評は4作品でした。幼年向け2作と低学年向け1作、中学年向け1作です。
「家族が書きたい」「不思議を感じる心をもってほしい」「やさしい気持ちになってほしい」
「楽しんでほしい」
作者それぞれ作品にこめた思いを、もっともっと伝わるように意見を出し合います。
 
・幼年向け、低学年向けであっても安易に保護者を登場させない。子どもの力で話を進めていく。
・物ではあるが、顔があるモノとないモノ(たとえば「ぬいぐるみ」と「傘」など)が登場する場合、どちらかだけが大切にされるのは変ではないか。
・楽しそうに思える行動の奥にある、子どもの心までを考える。なぜこの子は、
こんなことをするのだろう?
・登場するキャラクターの絡み方は、これでいいのか。

新しいアイデアの意見も出て、より楽しくなりそうな作品もありました。

そしてそして~。
夏休みが始まったばかりのキッズ諸君に、ご紹介したい本がありまーす。
会員の萩原弓佳さんの新作です!
楽しくなぞを解きながら、言葉の力がアップしちゃいますよ。
 
「読解力と語彙力を鍛える!なぞ解きストーリードリル小学国語」
陰山英雄 監修 萩原弓佳 物語 ナツメ社
                     
                              (担当 きくち)








2019年7月25日木曜日

近江ペンの会

近江ペンの会 例会
2019年7月20日(土)
出席者 大塚先生他9名

雨は降らなかったものの、台風5号の影響か、気温も湿度も高く、むし暑い日になりました。

Nさんが角菓子を配られました。息子さんが結婚されたのです。みんなで祝福しました。

作品集『四角いたまご』の第3号の冊子原稿が届きました。付箋を貼られた箇所を、例会中に訂正できるよう、原稿が回されました。少しずつ要領が分かってきたようです。表紙の色やイラストについても話し合いました。

創刊号の合評ができていなかったので、今回は、Mさんの作品をすることになりました。先生が、「先ず、アニマル3Dスーパーボールが欲しいという気持を書きなさい」と言われました。色んなジャンルの作品を手掛けるMさんですが、3年前の作品なので、本人も忘れている部分があったようです。慣れない関西弁で書くより、故郷の言葉で書いた方が生き生きするのではないかとの意見が出ました。私も関西弁は課題なので、勉強になりました。久し振りに創刊号を見て、初心に戻れました。

幼年童話(6画面、800字以内)は、作者の朗読で始まりました。
1作品目 冒頭の説明文を、生活の中で説明できないか。
2作品目 大人っぽい表現を子どもの会話にできないか。
3作品目 ハッピーな結末にできないか。
4作品目 リースの材料を他のものにできないか。
提出された4作品の合評は順調に進みました。作品が出れば、次回も幼年童話について学べると思います。

第3号が届くのを楽しみにしています。
                           
                             文責 澤山君枝 
 




2019年7月19日金曜日

だんでらいおん

たんでらいおん

梅雨に入りしっとりとした雨の中、6月29日土曜日協会事務局にて、たんでらいおんの合評会が開催されました。
参加者は7名。12時30分からのスタート。
短編作品や長編作品と計6作品。
終了の5時まで余裕があると思いつつ、提出作品に対してメンバーの深く幅広いアドバイスで時間が経つのは、あっという間でした。全員の意見が余す事のない様に、終盤の作品合評はスピーディーになって行きました(笑)。
それぞれの作品に対し、意見が一致する部分もあれば、違う視点や切り口のアプローチ、如何に作品がより良くなるだろうかと、本音で話し合い、笑いもあり、盛り上がりました。
6作品ありましたが、既にここでの数時間で本作に、新たな複数のスピンオフ作品が誕生していると思いました。
作品が作者一人の味わいから、より香ばしくブレンドされていく様な全員からの面白い意見で作品がどんどん磨かれて行きます。
短編作品を話し合っている中、改めて、短い中に言葉やセリフ、動きや表現、その難しさを痛感。
 話題が豊富なメンバーなので、雑談も尽きなく充実した日となり、メンバーの一人である事にも感謝してしまいました。
5時に合評会を終了し、今回はここで解散。
次回の合評会は、11月30日12時30分から。その後は忘年会を予定。

<各自の活動報告>
*金井真紀 以下のギャラリーに絵画(オリジナルの妖精イラスト作品)グループ展参加
・吉祥寺Café Gallery Musashino「ドロシー リターン トゥー カンザス」
2019年6月6日~6月11日
・銀座Bartok Gallery「ハッピーピクニック」展2019年5月28日~6月3日
「えほんの絵展2019」展2019年6月11日~17日
・新宿Bar Tomorrow「クロッキー展」    2019年6月21日~29日


                            (ブログ*金井真紀)






2019年7月8日月曜日

みらくるぺん

サークルブログ
2019年6月10日(月) 13:00~17:00
みらくるぺん(講師 大塚篤子 沢田俊子)

★合評前の連絡事項
①5月(総会時)の「サークル交流会」報告。
②9月に予定している「ステップアップ合評会」詳細の打ち合わせ。
③10月に、創作のための講演会(第3回)を実施予定
★参加者7名、提出原稿は8作品でした。
(800字童話3作、幼年3作、短編1作、長編1作)。
①合評の前に、講師から保育絵本・絵本・幼年童話の違いについて、レクチャーがありました。
②①を聞いて、新たに保育絵本も書いてみようと思う人もいました。
③幼児には時間の感覚が解らないことを再認識しました。
④合評作品について、自分では気づかないことばかりで、きっちり書き直したいという人や、
⑤どこに向けて書くのかを明確に決めた上で、書き直すという人も。
⑥短編でふたつの葛藤を取り上げる場合、バランスが大切だとの指摘があり、なるほどと思い、
⑦長編の中のエピソードで、人物を入れ替えてはどうかとのアドバイスがあり、試そうと思いました。
*今回(6月)から、新メンバー1名が仲間に加わり、新しい風が吹くのを感じました。

次回予定:9月8日(日)ステップアップ合評会 
 昨年の童話塾で合評した長編の3編の再合評を、講師3名体制で実施します。初めての企画です。期待に応えられるように、メンバー全員しっかり作品を読みこんで備える所存です。
                          (鬼村テコ)




                            

2019年7月1日月曜日

近江ペンの会

近江ペンの会 例会
2019年6月22日(土) 出席者11名

外の陽射しは強く、気温の高い1日でしたが、会場の古民家は、心地好い風が抜けて、のんびりとした午後のひとときでした。

今月は、先ずはじめに、作品集「四角いたまご」3号発行に向けて、それぞれが他の人の作品の校正をしました。作品を、ていねいによく読み込むことと、一作品に対し、複数の目でチェックができ、しかも本人にすぐに確認(例えば、改行は意図するところか? これは会話ではなく心の声か?など)することも出来たので、編集に向けて一歩前進したように思えます。それぞれが持ち帰り、あらたに仕上げて提出するところまで、こぎつけました。

合評は、2作品です。どちらも幼児向け作品です。
ひとつめは、公募の基準に応じて書かれた、800字以内のMさんの幼年童話。ちょうど、『児童文芸』の今号特集が“保育絵本のアプローチ”だったので、その記事を参考に、Mさんの作品を通しての勉強会となりました。
説明し過ぎる文章や、理由を説明しなければならない文章は不要であることや、短い内容の中に「起承承承転結」を込めることなど、単なることばの羅列にならない作品づくりの難しさに、一同大きなため息……
場面を想像しながら、800字以内の幼年童話を書いてみよう、という課題が出ました。

ふたつめは、幼児と関わるお仕事をされているNさんの楽しい作品について。
子どもの話し言葉で書かれていて、リズムが良く、身につまされる内容で、「あるある~」「よくわかる」という声があがりました。しかし、大人にとっては面白い表現でも、小さい子には、どうしてその表現が必要なのか?また、文章の中に、暴力と思われる可能性のあることば(しつけであっても)があってはいけないことなど、表現することの難しさを感じました。

最後は、素話・紙芝居など演じるのが得意なKさんが、小粋な小噺を披露して下さって、楽しいおまけがつきました。
次は、以前に書いた作品を「見直す」リクエストがありました。人の意見を良く聴くことも、大切なことのひとつですね。また次回も楽しみです!

                             
                              文責:スズキヨーコ