2019年1月24日木曜日

わらしべ通信

【わらしべ通信NO.71

1月20日(日)、わらしべ定例会があり、14名が出席しました。
幼年1作、低学年1作、中学年2作、高学年1作、計5作品を合評しました。

低学年作品では、(  )を使って主人公の気もちを書く方法が、議論になりました。
最終的に、「そもそも低学年作品は、行動とセリフを主軸にして書くべきで、気もちを、言葉にしてたくさん書くことは避けた方がいいのかも」という意見が出て、メンバーの多くが「おお~、たしかに!」と納得することになりました。

中・高学年の不思議な世界へ行く作品では、主人公の目的がはっきりしていないと、
受け身で不思議な体験をするだけになってしまい、読者を引き込む力が弱くなることが
指摘されました。
そのことを、「飲み屋で、隣の席の人がどんどん変わるだけみたいなことになってしまう」と表現したメンバーがあり、あまりの分かりやすさに、一同膝を打つという場面もありました。

幼年作品では、「単純さが大切」という話の中で、「大人が物足りないと思うくらいでも、子どもの心にフィットすれば心にとめてもらえる」という意見があり、このことは私も、心に深く刻んでおこうと思いました。

その他、全作品についてたくさんの意見が出され、冷たい雨の日でしたが、たいへんに盛り上がり熱い合評会となりました(本当に暑くてふらふらになったので大阪駅で一人、冷たいビールを飲んで帰りました…)。

「わらしべ」3号の方は、カラーイラストの表紙が付いた見本冊子が届き、最終の確認に入りました。いよいよ完成です!

                  
                           (担当 山下みゆき)





2019年1月15日火曜日

みらくるぺん

みなさま、初めまして。
2018年12月にサークルとして承認いただきました「みらくるぺん」です。
どうぞよろしくお願い致します。

「みらくるぺん」は、2016年4月に、「童話塾㏌関西」の実行委員の勉強の場として発足しました。
現在、講師を含め会員数9名。全員、協会の会員です。メンバーの勉強はもとより、一般に向けて、童話塾がらみで講演会を2回開催しました(第1回は、正岡慧子先生。第2回はすとうあさえ先生です)。
今後は、「童話塾in関西」で合評した作品の再合評の場として、書き手を応援していけたらと考えています。

12月22日、サークルになって初めての勉強会を、京都ウィングスの会議室を借りて行いました。
①合評
5作品(短編4、長編1)を合評しました。
それぞれの作品について、よりよくなるために意見を出し合ったことはもちろん、この作品をどうしたいのか(つまり、公募入選なのか、商業出版なのか、単なる習作なのか)、本人が、しっかり目標を定めて書くことが大切だということを、改めて意識しました。
帰宅後、メンバーから、こんな一斉メールが届きました。
今日は、なるほどと思うことばかりでした。
自分の狭くて堅い頭の中では、なかなか飛躍した発想も展開もできません。
次回にはこれを必ず書き直して見てもらいます。
別のメンバーは、ブログにこうアップしていました(要約)。
   今まで、短編を軽いタッチで楽しく書いてきました。今、長編にチャレンジしています。
   長編は、芯となるテーマや葛藤が必要で、だらだらと枚数を稼ぐだけではだめです。登場人物の設定、構成も大切ですが、例え創作でも、実体験や裏付けとなる情報収集をしなければ物語が嘘っぽくなります。時間がかかるし、しんどいけれど、わたし、書きます。
お互いに、高め合っていきたいと思います。

②話し合い
合評後、サークルとしての「みらくるぺん」を、今後、どのように運営していくか話し合いました。
今日話し合ったことは、「童話塾in関西」の実行委員会で報告し、情報を共有していきます。

                                                                     
                                                                                                代表 鬼村テコ