2021年8月30日月曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信No.99

 

822日(日)、わらしべ定例会がありました。

いつもの西宮会場ではなく、全員がzoomでのオンライン参加です。参加者は8名でした。

 

最初に、「わらしべ4号」の完成に向けて、ページ数や今後のスケジュールを確認しました。今回は初めて、エクセルのシートを「画面共有」するという新しい技も導入されていていました。

 

合評は7作品で、ほとんどが「わらしべ4号」に掲載する原稿でした。二度目、三度目の合評のものもありました。

・伝わりにくいかもしれない表現の指摘

・付け加えたほうがいいと思われる文言の提案

・作中話の、始まりと終わりをもう少し明確にしたほうがよくないか

等々、最終確認なので短時間で意見を出し合いました。

 

中には、「何度も書き直すことで、矛盾や疑問はなくなったけれど、もしかすると、最初の原稿のほうが魅力的だったかもしれない」という意見の出る作品もありました。

それについては、書き直した方と、直す前のどちらを選ぶか(もしくはさらに直すか…)、作者にお任せすることになりました。

 

なんと、「わらしべ4号」の制作も、半分くらいオンラインで進行しています。

これがなかなか難しく、先日も、「共有フォルダに入れたはずの自分の原稿がみつかりません!」、「人の原稿を消してしまったかもしれません」など、メンバーからの悲鳴のようなメールが届いていました。

すぐに、「消えたものは諦めて再度アップしてください!」、「みなさん、オリジナルは必ず手元に残しておきましょう」、「ファイル名が同じだったから上書きされたのでは?」などの返しがあったりと、お互い遠く離れているのに、すぐそばにいるような、たいへんにぎやかな作業となっております。

 

 

(山下みゆき)

 

 




とんとんぼっこ

 広島にも、またまた非常事態宣言が出ました。

今回も合評会はリモートです。

ネット環境もメンバーそれぞれであることと、ライン(スマホ)の限界が1時間ちょっとと短いこともあり、合評はメールとラインの組み合わせです。メールで感想を送りあっておいて、リモートで補足を行っています。

何かと不自由さを感じるコロナ禍ですが、開催中のパラリンピックにとても励まされています。

選手の活躍、その言葉の力強さ。障害があろうとなかろうと、彼(彼女)は彼(彼女)のままでかっこいい! かっこいいものを見ると、無条件に心動かされます。

今回のパラリンピック、オープニングの主人公は片翼の小さな飛行機でした。このストーリーがはたしてどんなラストに結び付くのか、物語を創る者のひとりとして、固唾をのんで見入りました。

片翼の飛行機は飛べるのか? 飛べるとしたら、どうやって? だれかがもう片翼をになわないと無理だろう。でも、それではけっきょく、ひとりで飛ぶのは無理なことだったというネガティブなメッセージになりかねない……。

しかし、片翼の飛行機はひとりで飛び立ちます。みんなの起こした「風」を力に。

ひとりで飛べること。そして、みんなで風を起こせることを、競技がはじまるとすぐに納得できました。最初から無理だと決めてかかることの愚かさ。このことは、これからわたしたちが児童文学を創るうえで、とても大切な気づきになるのではないかと思いました。


さて合評会ですが、今回提出の作品には、それぞれ「挑戦」があったように思います。

いろんなことが重なってバタバタの中でみがかれた作品。コロナ禍に気力も下がる中、ちょっとしたきっかけで誕生した、気持ちの晴れる短編。長編への挑戦の第一歩となる原稿。そして、何度も取材を重ねられ、書き直されてできあがった手作り絵本。この方にとって、取材も絵本も初めての挑戦でした。みんなから、「宝物ですね」と声がかかりました。本当にそう思います。


次回は10月23日(土)を予定しています。(巣山)





2021年8月27日金曜日

みらくるぺん

 みらくるぺん

 

8月24日(火)14:00~16:20

オンライン

参加者6名 欠席者1名

 

ズームを2回繋ぎなおして、5作品の合評を行いました。

 手順がしっかり頭に入り、入室も繋ぎ変えもスムーズにできるようになりました。慣れって大事!

 

幼年3作、中学年1作、YA1作。

 幼年3作はいずれも書き直し作品。

良くなった部分と分かりにくくなった部分がある。どの場面も詳しく書いた結果、作品の中心がはっきりしなくなった。物語の最後の重要な部分に無理がある。というような意見が出ました。まだまだ手直しが必要ですが、「前より読みやすくなった」という感想は励みになります。

 中学年は、公募作品。思いもつかないような設定がいいというという意見と設定に恐怖を感じたという意見がありました。人それぞれ受け取り方が違うところも合評のおもしろいところです。

 YA作品は、設定が曖昧でわかりにくく、読者に伝わらない。書いているときは思い込みの中に浸っているので、指摘を受けないとなかなか気付けない……。私も同じです。

 

 コロナが落ち着いたら、対面で合評しよう、講師の先生をお招きして作品を見ていただこう……。

コロナ終息後の明るい希望を語り合って、例会を終えました。

 

文責  すず きみえ 




2021年8月8日日曜日

近江ペンの会

                                近江ペンの会 例会


   2021年7月30日土)13時30分〜15時40分
          参加者 大塚先生と他7名

 土用の真夏日、今回もなんとか対面での例会ができましが、まだ参加できない方もいるので寂しいです。   
 早くみなさんの顔がそろう日がくるといいなあ。  
         本日 合評作品 6作品 
そのうちの4作品は書き直し作品でした。
 「だれにむけて書くのか」先生のお言葉。毎回言われている事です。
 私は、自分がわかっているから、読み手もわかっているという自己中心的な書き方になってしまいます。 
 なんとかぶれずに書けないかな。 
 書き直しの作業は、頭を空にして書き直すことと学びました。 
 書き直せば、前回の方がよかったり、自分でもどうしたいのか訳がわからなくなったりしています。私の場合ですが。
 落ち込む事もありますが、一緒に学ぶ仲間のおかげで前向きになれす。 「四角いたまご」の第4号の作品については8月15日までに原稿を提出し、次回の定例会で合評予定です。
 4号にむけての皆さんの意気込みを感じられました。
 盛りだくさんの作品集になりそうです。楽しみです。
 私もがんばらなくては。(笑) 
 次回もよろしくお願いします。

                                                            ながのけん




2021年8月4日水曜日

だんでらいおん

暑中お見舞い申し上げます。

 

開催するにあたり、賛否両論があった東京オリンピック・パラリンピック。

様々な不安を抱えつつも競技に向かうアスリートたちのひたむきな姿は、

テレビの前で応援している人たちに、多くの希望と勇気を与えてくれたことと思います。

そんなオリンピック選手に負けないくらい、だんでらいおんの会員もひたむきに創作へ取り組み、成果を上げています。

 

 

☆嘉瀬陽介さん:2021年7月13日刊行

 『謎解きホームルーム2』株式会社 新星出版社

一般社団法人 日本児童文芸家協会編

『犯人へのワナ』掲載

 
 ☆金井真紀さん:・児童文芸 20214 ·5月号
古き良き昭和の思い出/エッセイ
「色褪せない日本のテレビアニメたち」
文・イラスト 金井真紀 掲載
・銀座バートックギャラリーにて「絵グラス展2021
824~830日 イラスト展に参加
オリジナル妖精イラスト数点、妖精イラストグラス展示

 

☆わたなべちとせさん:202161日 絵本『おとなりさん』
 『ふくろうのポウ まほうのそうじきでおおさわぎ
                 (ニコモ)を出版

           *ご購入は、オリジナル通販サイト<YOMO

https://www.yomo-ehon.com まで*

 

 

 

緊急事態宣言が延長となり、通常の合評会を行うことが出来ないため、今年度はメール合評会という形をとることとなりました。締め切り日は設定せず随時受け付けることで、公募に出す前に読んでもらいたいという要望に応えられるようにしました。

創作は一人で行う作業ですが、物語を紡ぐ仲間がいることは大変心強く、仲間の存在が創作の原動力のひとつとなっています。

発展途上のだんでらいおんですが、今後もどうぞよろしくお願いいたします。

 

(だんでらいおん☆よねむらけいこ)