2020年2月25日火曜日

とんとんぼっこ

令和2年 2月22日(土)

今年最初のとんとんぼっこ定例会です。
市内に向かう電車の中に、外国人観光客がいないことに気がつきました。
新型コロナの影響かな? と、思いつつ市民交流プラザにつくと、今日の参加者6名のうち5人がマスク姿でやってきました。
広島ではまだ感染の報告がありませんが、用心するにこしたことはありません。



今回の作品は5作品。

まずは絵本テキスト用の原稿。3度目の書き直しです。
書き直してやさしくわかりやすくなったという意見と、前の話の方がテーマ性があってよかったという意見にわかれました。
また主人公の姿がわかりにくい、絵が浮かぶように描写するようにという意見もでました。

2作目は童話。
勢いで書いていた前作を、きちんと設定をして書き直したもの。
新たなエピソードを入れた分深みは増したが、だらだらと長すぎる場面があると指摘がありました。

3作目は絵本用の原稿。
楽しくてかわいくてリズムもいい。
主人公は見ているだけではなく、ファンタジーに参加させてみては、という意見が出ました。

4作目はロマンス。
初めにミスリードしておいてラストで真相を出し、盛り上げるという手法が成功し、細かい指摘はあったものの
今日参加の乙女たち全員から「素敵だ!」という言葉を引き出しました。

5作目は小学一年生用のホラー。
ホラー部分の描写はさすがの不気味さですが、ラストのあっけなさがひっかかるところです。
今からまだ詰めていかれるのでしょうから、仕上がりに期待です。


帰り道
息子さんが、なんと今日(!)入籍し、今からお祝いに行くという人が!
そして、昨年末に初孫が生まれて、今から面倒をみに行くんだ、という人も!
先に二人と別れ、残りの4人でお茶をしていると
「うちも今年孫が生まれるんよ♡」という人が!
なにやらおめでた続きのとんとんぼっこです(*^-^*)



次は、4月25日(土)13時から
総会を兼ねて、市民交流プラザで。


木尾 文香 



2020年2月18日火曜日

わらしべ通信

【わらしべ通信NO.84】

2月のわらしべ定例会。
外はあいにくの雨でしたが、定例会場は熱気ムンムン。
いつものように、作品への活発な議論が飛び交いました。

本日の合評は4作品。
絵本テキスト、童話、小学校中高学年向けテキストなど、
多岐にわたるジャンルの作品が揃いました。

合評では「キャラクターや場所の設定をこのように変えて
みるとよいのでは」「この言葉や描写は一般的でないから
わかりにくい」等、とても参考になるお話ばかり。
また、とある作中に出てくる描写について、「とても面白い
が、現代社会の中では子ども向け作品として許容されにくい
のでは…」という主旨の話が出て、非常に興味深かったです。

子どもたちを取り巻く環境がハイスピードで変わりつつある
昨今、子ども向けの作品を書く上で、さまざまな配慮すべき
事柄があることに「なるほどな〜」と思う一方で、「子ども
たち(短い子ども時代を生きる人たち)に、私たち大人が贈る
べき作品とはどのようなものなのだろう…」と、改めて考え
させられました。

さて、本日は個人的にも1作品提出し、合評をしていただきま
したが、いずれも納得のいく意見ばかりでした。
特に、作品が「自分にしかわからない」「誰かに伝わるもの
にはなっていない」ことを反省しました。
誰かに伝えるために、また物語を物語として成立させるため
に、言葉やテーマの選び方、絞り方を意識しながら、今後の
作品づくりに取り組んでいきたいと思います。
稚拙な文をお読みいただいた皆様に感謝です!

会の後半は、先月の勉強会で畑中先生に見ていただいた作品に
ついて、改めて意見を交わしたり、振り返りを行い、たくさん
勉強をさせていただきました(^^)♪

(担当:安藤明子)

【会員のニュース】
★つじ まりさん
第十回 そよ風コンクール 佳作「カンタのツノ」 
児童文芸2020. 2.3月号に掲載

★森木 林さん 児童文芸2020.2.3月号に創作童話「雪の蝶」掲載

★萩原弓佳さん
おはなしひかりのくに 2月号 「まめの すきな おに」発行
「ラストで君は『まさか!』と言う」春の物語 
PHP研究所(2/20発売)に6話掲載




★山下 みゆきさん
「ラストで君は『まさか!』と言う」不思議な友だち 
PHP研究所(2/20発売)に 6話掲載












以上



2020年2月3日月曜日

近江ペンの会

 2020年1月25日(土) 出席者11名 
 本年もよろしくお願いいたします。 
近江ペンの会、本年第一回目の定例会は、
大塚篤子先生からのご提案で「説明文と描写文」について。
昨年、発行した『四角いたまご』三号の皆さんの作品を題材に、勉強しました。
説明文と描写文の違いは、頭ではわかっているつもり。 
でも、作品を書くとなると、簡単なことではありません。
説明文と描写文のバランスや順序を、その作品にとって 
どうするのが一番いいのか、そんなことを考えながら 
書くとなると、もう大混乱です。 
ふと、思い出したのが数年前に流行った『もし文豪が 
カップ焼きそばの作り方を書いたら』という本。 
単なる説明文であるカップ焼きそばの作り方を、 
描写文が加わることによって、 
誰が書いたか、わかるというもの。 
と、いうことは、描写文って書き手の個性や 
技量がわかるということですよね。 
深い。深いし難しい。ますます、混乱。 
新年早々、大きな課題をいただきました。 
うーん、困った。解決できるでしょうか。 
頭を使うと、お腹が減ってきました。 
とりあえず、カップ焼きそばを食べてから考えます。

              宝野 志麻