2017年10月30日月曜日

とんとんぼっこ

とんとんぼっこ

10月28日(土)13:00〜16:30

よく雨の降る10月です。
でも、とんとんぼっこのメンバーは曇りのち晴れです。
今回は決められていた締切日を一週間延ばしました。体調をくずした人、仕事で書くことに集中できなかった人、内容を悩みすぎた人など、諸事情がありました。でも、お互いを、自分を、叱咤激励し、合評に至りました。
6作品、当日持ち込み1作品が出ました。合評の内容をまとめてみました。

1、書き方について
  ①題名
   ・題名は適当か、よく考えよう。
   ・過去に同じものはないか、調べよう。
  
  ②内容、登場人物
   ・6枚の作品の人数は少なくしよう。
      ・場所、時代の設定と関連づけて、キャラクター、年齢、名前など、吟味
    しよう。いい人ばかりにしない。
   ・他の人が書かないような内容にチャレンジしてみよう。
   ・「大人の童話」というジャンルを考えてみてはどうか。

  ③構成
   ・繰り返しはリズムがあって読んで楽しいが、山場をどこにもってくるか
    考えよう。終わり方も重要である。 
   ・必要のない情報は書かないようにしよう。勇気を持って削除する。
   ・幼年向け作品では、大人ことばは使わないように気をつけよう。 
   ・短い文章ですっきりと書こう。
  
  ④公募
   ・公募先の過去の作品もチェックしてみよう。傾向と対策が必要です。
  
2、描写について
  ①褒めあい 
   「この表現はすきだ!」「ここはすてきだ!」「この発想はすばらしい!」 
   など、マイナス面を指摘するだけでなく、褒め合いもしました。心が豊か
   になります。 
   
  ②交流
   「自分ならこうする」「こんな経験をした」「こんなものを使った」など、 
   自由に交流しました。いいヒントになります。 

3、書き直しへ
 「自分の作品はよく見えないのに、人の作品はよく見える」
   メンバーがつぶやきました。一人ひとりが 合評の中でたくさんのおみやげを
 もらいました。自分で咀嚼し、取捨選択して、仕上げていこう。  

 退会した元メンバーが、挨拶したいと来てくれました。
 うれしかったです。 
 とんとんぼっこの巣山代表、作「パン屋のイーストン」の東京でのパンカーニ
 バルの報告を聞きました。     
    イーストンは東京でムクムク大きくなりかわいがってもらっています。
    絵本のパワーを感じました。うれしかったです。

 次回は12月16日(土)忘年会です。
 せっかく集まるので、作品合評もします。    

                                                                  (西谷 まち)


2017年10月23日月曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.56】

 10月15日、2カ月ぶり(先月は台風の為中止)の定例会は久々の全員出席!
秋雨のしとしと降る午後でしたが、休会中だった二人も復帰して、かわいいお菓子の差し入れもありました。

さて、先日わらしべメンバ―のビッグニュースが舞い込んで来ました。
萩原弓佳さん デビュー作『せなかの友だち』で 第28回ひろすけ童話賞受賞!!!
サプライズでお祝いの花束を贈呈して、「おめでとう!!」の喝采を送りました。

あわせて福音館書店の『母の友』11月号 こどもに聞かせる一日一話に、見事
『ゆきだるまといただきます』が掲載された山下みゆきさんにも、ミニ花束を贈り記念の写真をパチリ!



メンバー全員でお祝いできて良かったです。

合評は、速読作品がひとつと、短編が3つでした。
それぞれの作品が書かれた背景は
・小説を読んでいてひらめいた
・特定の公募向けに
・自身の出会ったエピソードから膨らませた
・既刊アンソロジーの為に書いたが未掲載
と、いろいろで、今までと同じような問題提起がありました。
「客観視したような感じをうける書き方」と指摘があった文体についての意見には、みんなで頷き、また、「テーマについて、作品を書くどの時点で決めるべきか」という共通問題についての意見も交わしました。
12月に控えている講師をお迎えしての勉強会で、この大切なこと(テーマについて)をしっかり学びたいと思っています。

そのほか、12月の勉強会、冊子発行に向けての合評会について相談をして、役割分担など気持ちよく決まりました。ひとり退会されることになりましたが、創作の縁でつながっていたいと思います。             (担当:藤谷クミコ)

【わらしべ12月勉強会について】
●聴講生募集のご案内
日時:平成29年12月17日(日)13時~16時
場所:西宮市内
内容:講師に児童文学作家の西村友里さんをお迎えして合評形式の勉強会
*若干名の外部聴講生を受け入れ予定です。参加費必要。
詳細、お問い合わせはメールにて下記までお願いします。
(藤谷クミコ)