2015年6月26日金曜日

童話サークルわらしべ


【わらしべ通信 №29】

6月21日(日)
今日のわらしべは、もくもくの入道雲が広がる青空のもとやりました。
毎年、お初の入道雲が見えると「夏が始まる!」とワクワクしてしまいます。

さて、今日の合評作品は4作。
 いじめ問題をあつかった物語の「脚本」(実際中学生が演じられたそうです)に、女の子の繊細な心の動きを描いた(リアリズムとファンタジーが混じったような)不思議な物語。女の子の複雑な気持ちと心の成長を描いたYAのリアリズム物語。そして、男の子がこわい動物に出会って冒険に巻きこまれていくファンタジー物語。どの作品も、“その人しか書けない”おもしろさにあふれたものばかりでした。

 今回も、熱い合評が展開していきました。この文体は、対象年齢に合っているか? この言葉は子どもにわかるのか? 伝えたいことをわかるように伝えているか? この物語は1人称で書くのがいいか? それとも3人称で書くほうがいいか? ファンタジーの入口と出口は、もっとわかるように書く方がいい、などなど……。
長編物語に挑戦する人や、「〇〇の公募を目指しています」という声もあがってきています。

そして、わらしべのみんなも、今年度中に同人誌「わらしべ」の2号を作ろう! という目標を決めました(ここで宣言しちゃったら、もう、やるしかないですね)。
掲載作品は、童話、児童文学、YAはもちろん、詩、童謡、エッセイ、なんでもOK! イラストも自分たちで描きます! 楽しくて、ステキな冊子になるよう、みなさんがんばりましょう! 来年3月のブログに完成報告ができますように!
(^^)/
担当:井上林子)

2015年6月12日金曜日

とんとんぼっこ


6月6日に、新・旧メンバーの顔合わせをかねて、プチ勉強会を開きました。
4月の見学会をきっかけに入会した新メンバーの3名は、ほぼ童話を書き始めたばかり。
人生の節目に、さてこれからなにをしようと考えたときに、たまたま、とんとんぼっこをみつけてくれた人たちです。きっかけはたまたまでも、自らでかけて、とんとんぼっこのとびらをノックしてくれたパワーは、メンバーみんなの刺激になります。
思えば、自分が童話を書きはじめたきっかけも、彼女らと同じ。子どもたちに手がかからなくなったとき、さて、なにをしようかと考えて、たまたま新聞の広告で、ある童話の公募を目にしたことでした。軽い気持ちで踏み出した一歩が、次々と仲間をつなげ、世界を広げてくれました(今でも軽い気持ちかといえば、踏みこめば踏みこむほど創作の手ごわさを思い知ることになり、頭をかかえること、しばしばですが…)。
次回7月18日(土)に合評会を行う予定です。それに先駆けて、童話の種の見つけ方など、これまで旧メンバーが学んできたことを少しなりともお伝えしておこうと、このたびの臨時の開催となりました。
沢田俊子先生に許可をいただいて、先生のHPに掲載されている「とんぼのいろはがるた」をもとにすすめました。
また、童話の種を見つけるひとつの方法として、〝修飾語と名刺のくじ引き〟を、メンバーが紹介してくれました。これも童話教室で沢田先生から教わった方法のひとつですが、それぞれが別々の紙に修飾語と名詞を自由に書いて、まぜます。くじ引きで引いた修飾語と名刺をくっつけると、自分では考えつきもしないタイトルになることも。
「やかましい魚」「きまぐれな長靴」等々。想像のふくらむ、ゆかいなタイトルができあがりました。
7月の合評会が楽しみです。

(巣山ひろみ)