2024年2月21日水曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信NO.129

 

2月18日(日)

急にずいぶん暖かくなったこの頃、今日のわらしべ例会の参加者は11人です。

合評に先がけて、わらしべ5号の配布数・送付先等冊数確認および最終校正。

印刷に出されます。いよいよですね。

 

合評作品は4作品+時間があればもう1本の豊作。

盛り上がった論点のうち、「読者の期待に応えるか」という共通点をそなえた2つを紹介します。

1つ目は「リアリティを追求すると着地先が見えてしまう」。

リアルな文章、憧れますよね。でも物語として作中のできごとは意外性があるほうが面白い。

2つ目は「ホラー被害者は自業自得であるべきか」。

作中で悪いやつが怖い目にあうとスッキリします(偏見)。ただ『悪いことをしたやつが怖い目にあう』という型は『悪いことをしなければ怖い目にあわずにすむ』という安心装置でもあります。

なので、ホラーをより怖くするために普通の子が被害者になるのはアリ、と私は意見しました。

悪いやつが怖ーい目にあう安心してスッキリする話と、普通の自分も保険なく怖ーい目にあうかもしれないドキドキする話。皆様はどっちが好きでしょう?

 

意見の大勢が揃って方向性が見えてくるときも、意見が割れて正解は無いと落ちつくときも、視野が広がります。

 

(担当:福山万知)





 

2024年2月17日土曜日

みらくるぺん

みらくるぺん

 

2024213日  14001700

オンラインにて

出席 7名  欠席 1

 

 

 昨年10月のわらしべさんとのコラボ例会から冬休みを経て久々の勉強会となりました。

 『児童文芸』秋号にて募集のあった7項目ある「A:舞台背景」からひとつ、10項目ある「B:モチーフ」からひとつをそれぞれ選んで幼年童話を紡ぐという企画にみんなで応募しようと決め、合評することにしました。

 

 しかし、これがすごく難しく、時間があったにもかかわらずなかなか作品が仕上がらなくて、頭が固いことを痛感したという意見も。

 結局5名が公募参加の作品を提出し、1名が一般の幼年童話を提出しました。

 

 幼年として書いたけれど、幼年ってどれくらいの子を対象にすればいいの?

 漢字はどこまで使っていいの?

 読んでもらった感想にもっと大きい子のイメージがあると言われるのはなぜ? など、みんなで意見を言い合うことで、それまで思ってもみなかったことに気がついたり、教えてもらったりできて、仲間がいることのありがたさを感じられる会となりました。

 締め切りは229(必着)なので、頑張って書き直し、応募しようと誓いました。

 

 また、日本児童文学者協会の会員でもあるメンバーから、1123(土曜:祝日)に児童文学セミナーin岡山がたくさんの企画を用意して開かれるので是非参加を、という呼びかけがありました。

 

 次回は 429()に高槻市のクロスパルにて半年ぶりの対面で行う予定です。

                          

(こうまるみづほ)