2019年9月19日木曜日

わらしべ通信

【わらしべ通信 NO.79】

9月15日
関東にて台風15号の被害に遭われたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。
西宮は、空をお届けしたいくらい秋らしいさわやかな晴天でした。

さて、わらしべ定例会の参加者は11名。
合評予定は二作品、当日提出の速読合評が一作品です。
一つ目の作品は、伝えたいことありきの作品でした。
しかし、伝えたいことは伝わっていたものの、小道具として使ったエピソードに
慎重に扱うべき要素がありました。また登場人物の心情が、大きな流れでは
わかるけれど、細かい部分で引っかかる所があるという指摘があり、
「丁寧な心情描写」の大切さを感じました。

二つ目の作品は、設定されたテーマ(キーワード)から書きおこされたものでした。
準主人公のキャラクターや、野菜を作り自炊する暮らしぶりがあざやかに描き出され、
文章も読みやすかったのですが、指摘されたのは、「この話は、誰に向けて書かれた
ものか?」という視点でした。主人公のキャラクターをしっかり描き、主人公の
動きによって話を作りあげていくほうがいいという意見もありました。
また、ストーリー展開に対して、大変面白い提案もありました。みなさんの
アドバイスを胸に頑張って書き直していきたいです。

三つ目の作品は、投稿を想定したもの。
伝わりにくい表現がある、などの指摘の他に、目標とする公募先向きの作品では
ないのでは? という意見もありました。これには作者もびっくりしつつ納得。
作品自体は良いものでも、公募先にあった「傾向」を考える必要があるのだと、
改めて考えました。

時間が余りましたので、会員おすすめの児童文学作品一作の朗読がありました。
会員はみんなもう大人ですから、ひとに本を読んでもらう機会はそうありません。
目で読む早さと違う速度、テリングでお話をあじわいながら、(絵がつく前提でも)
絵がなくても伝わることや、言葉の言い回し、聞き取りやすさ、声に出して
読まれたときのボリュームなどを頭の隅で考えました。物語というものは
(特に絵本や幼年ものは)、文字で「読む」だけでなく、「聞く」という形で
享受されます。これは、忘れてはいけない観点だと実感しました。
そして、朗読が終わったとき、ほっこりした空気の中、みなさんから拍手が
わきあがりました。
                             (福山万知)





2019年9月5日木曜日

近江ペンの会

近江ペンの会例会

2019年8月31日土曜 13時30分から

出席者 大塚先生他12名

前日は大雨だったのですが 例会当日は雨も上がり 傘を差さずに
参加することができました。8月最後の日、朝夕は夏の終わりを感じますが、
日中はまだまだ暑い! でも、例会会場の素敵な古民家は玄関の土間が
入った途端に涼しく室内も外の蒸し暑さを感じることなく過ごすことができました。

この日は会計、事務仕事の件についての話し合いと3作品の合評をしました。

まずはSさんの幼年童話作品。こりすのかわいい作品で 書き出しがとても
良かったです。改めて出だしでグッと読者の心を掴むことが大事なんだと感じました。

その次はMさんの不思議なほくろのお話。これも書き出しが良く、
終わり方もおしゃれ。ほくろの気持ちをみんなで話し合ったり、
先生より「日常の中にもファンタジーのお話の芽はあるものです」など
お話をうかがったりしました。

最後はSさんのコウノトリのお話。「Sさんは本当にコウノトリが好きなん
ですね!」と、みんなで感心したり、コウノトリや他の鳥の話に花が
咲いたり・・・。読んだ人が「見に行きたい!」と、思えたらしめたものだそうです。

Uさんから手作りのシフォンケーキをいただきました。ご本人は「失敗」と、
おっしゃっていましたが味はGOOD!ご馳走様でした。

皆さん次々と作品を仕上げて来られて本当に感服するばかりです。
次回も楽しみです。



                        文責  なかがわ




2019年9月2日月曜日

とんとんぼっこ

8月24日土曜日

曇り空でやや涼しく感じます。本日、宮島では水中花火大会が行われ、
厳島神社をバックに海上から5200発ほども花火が打ち上げられる
ということです。余談ですが、来年の花火大会は中止が決まったそう。
オリンピックで警備の人員が不足するのが理由だとか。
来年の夏、どんなオリンピックイヤーになっているでしょうか。

今回は、参加者7名。11月の京都童話塾に向けて準備の作品も出ました。
以前に一度完成させた作品を視点を変えて描きなおそうと
挑戦している作品は、なかなか方向性が決まらず苦悩中。
もがいた先に光がさしてきますように!
絵本を想定してほのぼのとしたものがたりを目指した作品は、
ありきたり凡庸になっていないか、どこかにスパイスを
きかせるにはと意見がでました。
おもしろいアイデアの作品。発想の豊かさは、その人の個性で
持ち味で他の人にはなかなかまねできない部分ではあります。
でも、そんなちょっと思いつかないようなことを引き出すためにも、
沢田教室で教えていただいた『二つの言葉をランダムに結びつけて
お話を考える』練習をやっていきましょうと再確認。
こまやかに子どもの心の揺れを描いた作品は、短い枚数の中でも
最初と最後で主人公の変化がもっとだせるのではないかと意見が出ました。
二作品は、表面にはでていないけれど世界情勢を反映させたい物語と、
子どもにもわかるように社会風刺を盛り込みたい作品。
どちらも、その世界の成り立ちがあいまいでは伝わらないという
指摘がありました。その世界をしっかり立ち上げることが必要です。
もう一作品、出ていましたが、お休みのため次回に持ち越しです。

第一回 童話塾in九州のおしらせを送っていただき、
メンバーに渡しました。こちらも11月末ですね。
やっと暑い夏が終わりそうな気配ですが、秋にむけて熱い日々は続きそうです。

次回は10月26日土曜日です。
                           (さとうともこ)



2019年8月29日木曜日

わらしべ通信

【わらしべ通信 NO.78】

お盆を直撃した台風が関西から去っていきました。
残暑厳しい8月18日の定例会にはわらしべ会員11名が集いました。
そして、見学に来られた方が1名! 現在、作家としてご活躍中の、緑川聖司さんです。
わらしべ会員を通じてのひょんなご縁から、毎月やっている定例会をのぞいてみたいとのご意向を受けて、皆で歓迎いたしました。

いつもの通り、まずは会員相互の情報交換などして、そのあと緑川さんのご紹介です。
ミステリー、怪談ものの著作も多く手掛けておられる緑川さん。「買ってきました!」と言って、怖い系の著作本をかばんから取り出すメンバ―。ちょうどお盆の時期なので、雰囲気が高まります。

さて、合評にうつります。今日の4作品(どれも短編)のうち、3作品が偶然にもちょっと怖い系、怪奇ものだったため、事前に読んできてくださった緑川さんにも、意見を聞きながら進めていきます。

①幼児が初体験する、近い親族の死を扱った作品
②ペットの死も描きながら、リアルなのかファンタジーなのか、読者に迷いを
    生じさせる作品
③高学年向きに怖い仕掛けが何層にも仕組まれている、結末もとても怖い話

児童文学において、こういった怖い話が「アリか、ナシか」という根本的な疑問に対しては、現在の事情をよくご存じの緑川さんからお話しいただけてラッキーでした。
また、対象年齢が低い場合のことばの使い方や、描き方、設定についても、有意義な意見を
うかがいながら、議論ができました。

もう一作品は、とある公募も視野に入れた低学年向き作品。核になるアイテムの効能についての疑問が噴出しました。「道具立て」という専門用語で、これまた緑川さんから、わかりやすくお話しいただけて良かったです。

加えて、わらしべ会員でもあり、活躍中の若手作家でもあるメンバーからも、違った切り口や設定にすればというアドバイスもあり、全ての作品のあらゆる可能性を感じました。

会の終了後には、有志のみんなで、「カンパーイ!!」となりました。
暑い夏を吹っ飛ばして、ますますわらしべが勢いに乗っていけますように。
                             

                                                                                                        (担当:藤谷クミコ)


●会員のニュース
萩原弓佳さん  
児童文芸 2019.8.9月号 【特集 とんだ入れかわり】に 創作「交換ブレスレット」掲載





2019年8月26日月曜日

みらくるぺん

講演会のご案内

関西での山本省三さんの講演会、めったにないチャンスです!
絵本や童話創作のコツとヒントを、たっぷりお話していただきます。
ぜいたくで豊かなひとときを、ぜひごいっしょに。

10月13日(日)14:00~  天性寺にて
只今、参加者募集中!!
先着40名様、参加費1000円、当日支払いです。
申込先:miracle_penpen@yahoo.co.jp
主催:サークルみらくるぺん(童話塾in関西 傘下)

*詳細はチラシでご確認ください。

みらくるぺんでは、9月8日(日)のステップアップ合評会に向けて作品を読み込んで
います。(昨年の童話塾へ提出された原稿の書き直し作品)初めての試みでもありますし、一同楽しみしております。
                                       
                                       

                                                                       (鬼村 テコ )




2019年7月29日月曜日

わらしべ通信

【わらしべ通信 NO.77】

そろそろ梅雨明けが待ち遠しい7月21日、わらしべ定例会が行われました。
出席者は12名。エアコンをつけてもなぜか蒸し暑い会場でしたが、みんな頑張りました。

合評は4作品でした。幼年向け2作と低学年向け1作、中学年向け1作です。
「家族が書きたい」「不思議を感じる心をもってほしい」「やさしい気持ちになってほしい」
「楽しんでほしい」
作者それぞれ作品にこめた思いを、もっともっと伝わるように意見を出し合います。
 
・幼年向け、低学年向けであっても安易に保護者を登場させない。子どもの力で話を進めていく。
・物ではあるが、顔があるモノとないモノ(たとえば「ぬいぐるみ」と「傘」など)が登場する場合、どちらかだけが大切にされるのは変ではないか。
・楽しそうに思える行動の奥にある、子どもの心までを考える。なぜこの子は、
こんなことをするのだろう?
・登場するキャラクターの絡み方は、これでいいのか。

新しいアイデアの意見も出て、より楽しくなりそうな作品もありました。

そしてそして~。
夏休みが始まったばかりのキッズ諸君に、ご紹介したい本がありまーす。
会員の萩原弓佳さんの新作です!
楽しくなぞを解きながら、言葉の力がアップしちゃいますよ。
 
「読解力と語彙力を鍛える!なぞ解きストーリードリル小学国語」
陰山英雄 監修 萩原弓佳 物語 ナツメ社
                     
                              (担当 きくち)








2019年7月25日木曜日

近江ペンの会

近江ペンの会 例会
2019年7月20日(土)
出席者 大塚先生他9名

雨は降らなかったものの、台風5号の影響か、気温も湿度も高く、むし暑い日になりました。

Nさんが角菓子を配られました。息子さんが結婚されたのです。みんなで祝福しました。

作品集『四角いたまご』の第3号の冊子原稿が届きました。付箋を貼られた箇所を、例会中に訂正できるよう、原稿が回されました。少しずつ要領が分かってきたようです。表紙の色やイラストについても話し合いました。

創刊号の合評ができていなかったので、今回は、Mさんの作品をすることになりました。先生が、「先ず、アニマル3Dスーパーボールが欲しいという気持を書きなさい」と言われました。色んなジャンルの作品を手掛けるMさんですが、3年前の作品なので、本人も忘れている部分があったようです。慣れない関西弁で書くより、故郷の言葉で書いた方が生き生きするのではないかとの意見が出ました。私も関西弁は課題なので、勉強になりました。久し振りに創刊号を見て、初心に戻れました。

幼年童話(6画面、800字以内)は、作者の朗読で始まりました。
1作品目 冒頭の説明文を、生活の中で説明できないか。
2作品目 大人っぽい表現を子どもの会話にできないか。
3作品目 ハッピーな結末にできないか。
4作品目 リースの材料を他のものにできないか。
提出された4作品の合評は順調に進みました。作品が出れば、次回も幼年童話について学べると思います。

第3号が届くのを楽しみにしています。
                           
                             文責 澤山君枝 
 




2019年7月19日金曜日

だんでらいおん

たんでらいおん

梅雨に入りしっとりとした雨の中、6月29日土曜日協会事務局にて、たんでらいおんの合評会が開催されました。
参加者は7名。12時30分からのスタート。
短編作品や長編作品と計6作品。
終了の5時まで余裕があると思いつつ、提出作品に対してメンバーの深く幅広いアドバイスで時間が経つのは、あっという間でした。全員の意見が余す事のない様に、終盤の作品合評はスピーディーになって行きました(笑)。
それぞれの作品に対し、意見が一致する部分もあれば、違う視点や切り口のアプローチ、如何に作品がより良くなるだろうかと、本音で話し合い、笑いもあり、盛り上がりました。
6作品ありましたが、既にここでの数時間で本作に、新たな複数のスピンオフ作品が誕生していると思いました。
作品が作者一人の味わいから、より香ばしくブレンドされていく様な全員からの面白い意見で作品がどんどん磨かれて行きます。
短編作品を話し合っている中、改めて、短い中に言葉やセリフ、動きや表現、その難しさを痛感。
 話題が豊富なメンバーなので、雑談も尽きなく充実した日となり、メンバーの一人である事にも感謝してしまいました。
5時に合評会を終了し、今回はここで解散。
次回の合評会は、11月30日12時30分から。その後は忘年会を予定。

<各自の活動報告>
*金井真紀 以下のギャラリーに絵画(オリジナルの妖精イラスト作品)グループ展参加
・吉祥寺Café Gallery Musashino「ドロシー リターン トゥー カンザス」
2019年6月6日~6月11日
・銀座Bartok Gallery「ハッピーピクニック」展2019年5月28日~6月3日
「えほんの絵展2019」展2019年6月11日~17日
・新宿Bar Tomorrow「クロッキー展」    2019年6月21日~29日


                            (ブログ*金井真紀)






2019年7月8日月曜日

みらくるぺん

サークルブログ
2019年6月10日(月) 13:00~17:00
みらくるぺん(講師 大塚篤子 沢田俊子)

★合評前の連絡事項
①5月(総会時)の「サークル交流会」報告。
②9月に予定している「ステップアップ合評会」詳細の打ち合わせ。
③10月に、創作のための講演会(第3回)を実施予定
★参加者7名、提出原稿は8作品でした。
(800字童話3作、幼年3作、短編1作、長編1作)。
①合評の前に、講師から保育絵本・絵本・幼年童話の違いについて、レクチャーがありました。
②①を聞いて、新たに保育絵本も書いてみようと思う人もいました。
③幼児には時間の感覚が解らないことを再認識しました。
④合評作品について、自分では気づかないことばかりで、きっちり書き直したいという人や、
⑤どこに向けて書くのかを明確に決めた上で、書き直すという人も。
⑥短編でふたつの葛藤を取り上げる場合、バランスが大切だとの指摘があり、なるほどと思い、
⑦長編の中のエピソードで、人物を入れ替えてはどうかとのアドバイスがあり、試そうと思いました。
*今回(6月)から、新メンバー1名が仲間に加わり、新しい風が吹くのを感じました。

次回予定:9月8日(日)ステップアップ合評会 
 昨年の童話塾で合評した長編の3編の再合評を、講師3名体制で実施します。初めての企画です。期待に応えられるように、メンバー全員しっかり作品を読みこんで備える所存です。
                          (鬼村テコ)




                            

2019年7月1日月曜日

近江ペンの会

近江ペンの会 例会
2019年6月22日(土) 出席者11名

外の陽射しは強く、気温の高い1日でしたが、会場の古民家は、心地好い風が抜けて、のんびりとした午後のひとときでした。

今月は、先ずはじめに、作品集「四角いたまご」3号発行に向けて、それぞれが他の人の作品の校正をしました。作品を、ていねいによく読み込むことと、一作品に対し、複数の目でチェックができ、しかも本人にすぐに確認(例えば、改行は意図するところか? これは会話ではなく心の声か?など)することも出来たので、編集に向けて一歩前進したように思えます。それぞれが持ち帰り、あらたに仕上げて提出するところまで、こぎつけました。

合評は、2作品です。どちらも幼児向け作品です。
ひとつめは、公募の基準に応じて書かれた、800字以内のMさんの幼年童話。ちょうど、『児童文芸』の今号特集が“保育絵本のアプローチ”だったので、その記事を参考に、Mさんの作品を通しての勉強会となりました。
説明し過ぎる文章や、理由を説明しなければならない文章は不要であることや、短い内容の中に「起承承承転結」を込めることなど、単なることばの羅列にならない作品づくりの難しさに、一同大きなため息……
場面を想像しながら、800字以内の幼年童話を書いてみよう、という課題が出ました。

ふたつめは、幼児と関わるお仕事をされているNさんの楽しい作品について。
子どもの話し言葉で書かれていて、リズムが良く、身につまされる内容で、「あるある~」「よくわかる」という声があがりました。しかし、大人にとっては面白い表現でも、小さい子には、どうしてその表現が必要なのか?また、文章の中に、暴力と思われる可能性のあることば(しつけであっても)があってはいけないことなど、表現することの難しさを感じました。

最後は、素話・紙芝居など演じるのが得意なKさんが、小粋な小噺を披露して下さって、楽しいおまけがつきました。
次は、以前に書いた作品を「見直す」リクエストがありました。人の意見を良く聴くことも、大切なことのひとつですね。また次回も楽しみです!

                             
                              文責:スズキヨーコ




2019年6月28日金曜日

とんとんぼっこ

6月22日土曜日
今日は夏至だそうで、朝から暑かったり急に雨がふったりしましたが、帰り道がやけに明るく感じました。
本日の原稿は、前回、沢田先生にご指導いただいた作品のおもいきった書き直しが5作品。
新作の恋物語がひとつと、身近な人物から発想したコミカルな作品がひとつ。
いくつか予定していた報告や紹介したい本の話などが間にあわなくなりそうなほど、合評に熱が入りました。
今回の出席者は8名。7つの作品の合評で3時間半かかりました。5月にあったサークル交流会では会員数を増やしたいがどうしたらいいだろうというお話しをされているサークルがありましたが、私たちのサークルでは10名ほどで作品を全員が出すといっぱいいっぱいかもしれません。ひとつの合評にかける時間を計算して、言いたいポイントを大急ぎで、という時もよくあります。もっと多い人数で運営されているところは、どう工夫されているのでしょうか。

場所をかえた後、5月の児童文芸家協会の総会・贈呈式にはじめて参加したメンバーから、参加の感想など報告しました。来年は行ってみたい!というメンバーも。各自の目標も再確認して、とんとんぼっこ、ますます頑張ります。

次回は8月24日土曜日です。
                           

                            (さとうともこ)

2019年6月24日月曜日

わらしべ通信

【わらしべ通信 NO.76】

6月16日、出席者は11人。この日は大阪での交番襲撃事件があり、数駅しかはなれていない会場のため、急遽お休みされた方もいました。
今年度の役割分担になって、初めての定例会となりました。
前半、今年度の作家先生をお招きしての勉強会、同人誌イベントの打ち合わせ、絵本や児童書関連のイベントや勉強会、東京での総会出席者からの報告、情報の共有がありました。
新しい役割の担当の方々が、作品提出者の確認をされたり、議事録への内容確認などをスムーズにされていました。

今回は6作品の作品合評となりました。それぞれの作者から、合評前に一言もらうようにしています。より良い合評をするために重要とのことで、今回もここを大切にしています。

今回の提出作品はすべて短編でありながら、幼年・低学年・高学年・YA対象と幅ひろい作品が提出されました。
具体的な公募先を意識して書かれているものに対して、そこを意識した質問やアドバイスが多くでました。作品提出者は推敲を重ね、よりよい作品に書きなおす意欲があるからこそ、その質問やアドバイスに対して、逆質問などもあり、活発な合評会となりました。
 
新年度の活動が本格的にスタートしました。わらしべの在籍年数や受賞歴などいろいろなメンバーがいますが、それぞれのできることでわらしべを盛り上げ、お互いが成長していきたいと思います。

                         (担当:うすだきょうこ)






2019年6月6日木曜日

近江ペンの会

近江ペンの会 例会
2019年5月25日(土)  出席者8名
今回の合評は5作品です

ペットをモチーフにしたKさんの作品。少年の心の叫びが印象的でした。Kさんの作品から、今、社会的にも問題になっているペットブームにも話が広がりました。
 
長浜の小学六年生に『命の授業』があるんですって。グループに分かれ、一歳までの赤ちゃんを連れたお母さんたちを囲んで、いろんなお話を聞いたり、赤ちゃんと触れ合ったりするそうです。そのアドバイザーをされているMさんの作品には、いつも生き生きとした子供たちが描かれています。、『命の授業』の話題に花が咲き、Mさんから、いろいろお話を聞かせていただきました。

語り続けていかなければならない東日本大震災。Tさんのお孫さんたちが茨城に住んでおられるそうです。
震災の時は、さぞかし心配されたことでしょう。その体験をもとに書かれた作品。
貴重ですね。

長編に挑戦されているÉさん。まだ一部ですが、どんどん物語の中に引き込まれていきます。完成作品が待ち遠しいです。

町内の八百屋さんをヒントに、どうしたら子供向けの作品になるか、あれこれ考え、なんとか書き綴った、私の作品。

大塚先生からは一作品、一作品に、もっとコミカルにとか、もっとエピソードを入れて身近な作品にとか、タイトルを考え直した方がいいかもとか、いろんなアドバイスを頂きました。また、ペンの会の皆様からも、多くの感想や意見、指摘などが飛び交い、今回も、あっという間に時間が過ぎていきました。

さて、『四角いたまご』三号の原稿の締め切りが迫ってきました。しばらくは原稿とのにらみっこが続きそうです。              


                            担当 林ひとみ





2019年6月3日月曜日

近江ペンの会

近江ペンの会

2019年4月23日 火曜日  近江ペンの会例会
              出席者 10名

今回は、「四角いたまご」第3号の発行に向けて、提出された3作品の合評でした。

・Uさん作「『ん』の運動会」 
 発想のユニークな楽しい作品です。会員同士の意見のやり取りの中でテーマが深まっていき、いくつものアイデア
 が出てくるのが興味深く、楽しかったです。面白さの中にとても深いテーマがあります。
・Mさん作「ぞうきん ばあちゃん」
 いつも子どもの姿を生き生きと描かれるМさん。この作品でも、二人の女の子の謎を追う様子が弾んでいました。
 子どもの子どもらしさや子どもの世界を大切に書かれています。
・Sさん作「友理んちの梅の実とり」
 自分の書きたいテーマをしっかり持っておられるSさんらしい作品です。会員たちからの色々な意見を真摯に受け
止め、何度も書き直されるSさん、どんな作品になるか楽しみです。

 大塚先生からは多くのご指導をいただいていますが、
・「書き直しは小手先だけではダメ。頭を空っぽにして、0から書くつもりで」
・「タイトルはもっと考える」
の2点が特に難しいと感じています。もちろん、あらゆる面でまだまだ力が足りませんが、自分が苦手なことなのでもっと深く考えなくては思っています。出来る出来ないは別として……。

 会員の皆さんのご指摘や意見を聞け、先生のご指導を受けられる合評の場は、とても刺激的で、貴重なものです。ここで得たものを自分の作品に生かしていきたいと思います。

 「四角いたまご」第3号発行に向けて、皆さん、頑張りましょう!

 最後になりましたが、ブログのアップが大変遅くなってしまい、申し訳ありません
                                                                                                           江崎容子




2019年5月30日木曜日

わらしべ通信

【わらしべ通信 NO.75】

5月19日、今日のわらしべ定例会では年に一度の「わらしべ総会」の時間を設けました。
出席者は10人でしたが、前年度の会計報告、活動報告に加えて、今年度の活動についてや役割分担についても話し合いました。

わらしべが発足してから7年半が経ちました。(思えば遠くへ来たもんだ……)
この「わらしべ通信」も、毎月欠かさず更新しています。この担当についても、今後は新メンバーも加わって記事を書いていきますので、どうぞお楽しみに!

情報交換の中では、3月に発行した「わらしべ3号」冊子への反響も伝えられました。
お読みいただいた皆様、感想などをお寄せいただきました皆様に厚く御礼申し上げます。

さて、先月は外部企画の聴講を定例会としたので、合評は2か月ぶりとなります。
今日は3作品、いずれも短編(幼年~中学年向き作品)です。
それぞれの作者から、合評前に一言もらうようにしていますが、これが実は本人の作品に対する自覚や、メンバーがより良く合評するために重要なのではないかと思いました。
この日は、
「とある公募を目指していて、読者対象は○○くらいのつもりで書いたが、どうか(文章、内容ともに対象年齢にあっているか)?」
「シリーズものとして楽しく書いたが、主人公および登場する擬人化家族のおはなしとして、
マンネリ化していないか?(大人目線から抜けられているかどうか含めて)」
「提出後に、作中の自然現象についての間違いを知ったのですが……」
等、聞きたい点、確認したい点を自ら探ってからの合評スタートとなりました。
「そうなんだ」「頑張ってるな」言外に創作への意欲や、悩み葛藤も感じられます。
自作を遡上に載せる時に、覚悟のあるメンバーの発言にも触発されています。

7年半たった今、改めて、「わらしべメンバー」の進化を感じました! 
わらしべらしい合評?なんて言っていられません。どんどん羽ばたけるように、リアルな読者に共感してもらえるように、ますますみんなで合評を進化させていきましょう!

             
                          (担当:藤谷クミコ)





2019年5月9日木曜日

わらしべ通信

【わらしべ通信 NO.74】

4月21日(日)
今日のわらしべは、MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店さんで開催されました「鼎談 あまんきみこさん×やえがしなおこさん×那須田淳さん」を、みんなで聞いて来ました。
講演会などもそうですが、作家の先生方の「鼎談」を直に聞けるチャンスはめったにありません。メンバーみんな、ドキドキ! ワクワク! 大いに刺激を受けてきました!
 
子どもの心情や、内面世界のお話、幼年向けのお話の難しさ、「心の年輪」のお話、「幼年童話」と「幼年文学」の違い、物語の中の「事実」と「真実」とは何か? など。先生方の様々な面白いエピソードや、感動的な思い出話とともに、物語や創作についてのお話しが繰り広げられていきました。
中でも心に残ったのが、~子どもは狭いようで、広い世界を持っている。「子どもにしか見えない真実」というものがある。「心の年輪」の中心には赤ちゃん時代があって、そのまわりに幼少時代、少年少女時代があって、そうして今の自分がいる……。幼い心と交流するには、魂の根っこに近づいていく感性が必要だということ。また、生活童話は時代と共に古くなりやすいが、普遍的な幼年童話は古くならない……というお話~。そして、ある、とてもとてもすてきな「詩」でした。

 今日の鼎談で感じたあらゆることを心につめこんで、わらしべメンバーみんな、また来月からの合評をがんばりたいと思います!
(余談ですが、会場におられたとある編集さんから、「やけに熱量の高い人たちがいるな~」と言われました。はい、それ、わたしたち「わらしべ」メンバーです)

                         
                            (担当:井上林子)






2019年5月7日火曜日

とんとんぼっこ

大型連休初日の27日は、とんとんぼっこ合評会でした。

今回は、沢田俊子先生に講師をお願いしました。

とんとんぼっこは、広島にあった沢田先生の童話教室に通ったメンバーが集まって、結成した会です。当時、毎月足を運んでいただき、アドバイスいただいたことがいかに贅沢だったか……。

改めて感謝しつつ、熱いひとときでした。

先生は、「水しぶきがかかるような、でっかい一石をなげかけるのが、わたしの仕事」と、わたしたちに向き合ってくださいました。

果敢にけずるべき箇所はけずり、必要ならばおもいきった構成の転換をするためのアドバイス。これを自分で気づくのは、本当にむずかしいです。でっかい石の波紋は水底から波打ち際まで広がり、わたしたちは水しぶきにびしょびしょ。おかげで目がさめました。

物語の完成までの遠い道のりを、「よしっ!」とふみだす勇気を胸に、合評会を終えました。



合評会のあとは、ちょいと一杯(二杯、三杯…)。メンバーの梶さんが、そよ風賞の佳作に入ったこと、そして児童文芸家協会会員に推挙されたことをお祝いして、お花が渡されました。



あと、先生は提出された原稿のひとつを検証するため、カツ丼を一度に4杯作り、完食されたそうです。色んな意味ですごすぎる…。



次回のとんとんぼっこ合評会は、6月22日(土)13:00より3時間程度。ひろしま市民交流プラザ会議室Aにて。

                                             
                                                                                                                 (巣山)









2019年4月1日月曜日

みらくるぺん

 サークルブログ
2019年3月18日(月) 13:00~17:00
みらくるぺん
 
★合評前に、サークルとしての「みらくるぺん」のあり方について、話し合いました。
みらくるぺんは、「童話塾in関西」の実行委員(O・Bも含めて)のための任意の勉強会ですが、協会のサークルになったことで、実行委員以外にも声をかけようということになり、みんなから推薦のあった方をお誘いしました。
昨年の「童話塾in関西」で合評した作品を再合評する「ステップアップ勉強会」を9月に実施
することになりました。
秋に、創作のための講演会(第3回)を実施予定(日程ならびに講師は後日発表)。
 
★参加者5人が1作ずつ提出で、合評は5作品でした。
 作品の内訳は、高学年長編(書き直し)1編、 絵童話を目指す幼年(書き直し)2編、 
公募に向けた短編2編です。
 
今日は、時間ぎりぎりまで休憩なしの合評でした。差し入れのタイ焼きやアメが、一息つかせてくれました。
 
―合評の感想―
*「ふたりの講師に、別の視点で読んでもらえることが、すごくありがたいです。帰宅後、メンバーからの意見をひとつひとつ頭の中で反芻しながら、合評っていいなと思いました。やっぱり作品はちゃんと出さなくちゃ、楽しくない。反省です」 :長編の合評を受けたメンバー
 
*「作品を見直して、どう書き直したらいいか、プロットをばらばらにして考えましたが混乱し、あれれ~という感じでお手上げになり、寝てしまいました。仕切り直して、頑張ります」  
:公募作品の合評を受けたメンバー 
*これに対して、講師からのアドバイス
「書き直しは、混乱したら、しばらく温めておくといいです。熟成しないうちに書いて合評を受けると、推敲するのが大変です。未熟児を保育器で育てるように、頭の中に温存していろいろ考えながら、あるいは、同じ傾向の童話をたくさん読みながら、産む時がくるまで大切に育ててください。書き直しが苦手な人は、作品が熟すまで辛抱して待ってから書くことです。」
 なるほどと思いました。
 
*合評は自分では気付かないことを教えて貰えるありがたい場です。特にみらくるぺんは二人の講師から違った感想や指摘をいただくことができ、とても贅沢な勉強会です。これに感謝していい結果が出るよう努力したいと思います。 :公募作品の合評を受けたメンバー
                                      
次回例会 6月10日(月)
新メンバーといっしょに勉強できるのが楽しみです。
                              (鬼村テコ)







 


2019年3月29日金曜日

わらしべ通信

【わらしべ通信 NO.73】

冊子「わらしべ」3号が完成しました!
会員による15作品と、元顧問・沢田俊子先生のお言葉を掲載しています。
何度も合評して書き直した作品の数々、冊子を手にしたメンバーはとてもうれしそうで、いい笑顔でした。


 さらに、今回はうれしいお知らせが二つもあります。
・メンバーの山下みゆきさんが「朝顔のハガキ」で「朝日学生新聞社児童文学賞」を受賞!
・中井たかしさんが「ヤキソバ王国のお客さま」で「日産童話と絵本のグランプリの童話部門」の佳作入選!
山下さん、中井さん、おめでとうございます。
二人は今後ますます、他のメンバーも二人に続くように努力を重ね、児童文芸界に「わらしべ」の名を広めて行きたいと思います!!

そして今回はまだ素敵なことがありました。
3号完成ということで、元顧問の沢田俊子先生が定例会にいらしてくださいました。さらにスペシャルゲストとして嘉成晴香さんをおむかえしました。
嘉成さんの登場は「童話塾in関西」で仲良くなったメンバーが「遊びに来て!」とお願いして実現したものです。
お二人の的確なご意見をいただいて、今回の定例会はいつも以上にピリリとした内容の濃いものになりました。








本日の合評は4作品です。
・高学年向けの「社会問題」を扱ったものは、その問題の取り扱い方について議論になりました。事実をつきつめてノンフィクション風にするのか、主人公の内面を追って物語風にするのか。作者が「何を伝えたいか」が大切だと改めて思いました。

・作者が自分の体験談をもとにしたお話では、ただ体験を書いただけではダメで、体験したことを下敷きにおもしろい「物語」にしないといけない。沢田先生が「ここいらない、この部分も不要! もっとシンプルに!」とバッサバッサと作品の余分な部分を切っていくのが、大変懐かしかったです。出だしはシンプルなのが一番ですね。

・低学年の男の子の「成長する瞬間」を書いたお話では、タイトルと、内容と、作者の書きたいものとのズレが指摘されました。
『桃太郎』というタイトルなら、桃太郎が活躍するおはなしだと読者は期待してしまう……(そうでなかったら、読者は迷ったり、肩透かしをくらってしまう)ということです。

・人でないモノが主人公のお話では、そのモノにしては当たり前だけれど、人間だったら大問題の扱いになってしまうエピソードに関して、主人公に感情移入している読者にとっては「どこまでが許容範囲」なのか、が問題となりました。むずかしいです。

合評の後は、「わらしべ」3号完成記念懇親会です。
みんなで楽しくお酒を飲み、たくさんおしゃべりしました。
(担当:萩原弓佳)

【会員ニュース】
井上林子さん「神戸新聞」2019年3月「おはなしの森」4回連載(3/10・17・24・31 日曜日版)「ウタちゃん うさぎ」


【わらしべ3号について】A5版134ページ
ご希望がありましたら、1冊(680円:送料込み)にて送付いたしますので
メールにてご連絡ください。warashibe_gogo2012@yahoo.co.jp 藤谷クミコまで

   










2019年3月18日月曜日

近江ペンの会

2月23日(土)今年2回目の例会が開かれました。
出席者11名、合評作品は3話でした。
珍しく良い天気でしたが、吹く風は冷たい2月のそれでした。
最初は先月に引き続き「四角いたまご」第3号の相談でした。印刷屋さんに調査に行ってくださったMさんお二人の結果を聞いて、A4サイズの2段組みに決まりました。次の例会3月23日までにA4 2段組みで作品を作ることになりました。
合評作
ひとつめは、Oさん作「星降る夜の集会」題からして何かワクワクしてしまいました。
ふたつめは、Mさん作「ぞうきん ばあちゃん」湧きいずる泉の如く色々な作品を書かれています。
みっつめは、Hさん作「霧につつまれた夏」どこかしっとりとした作品を書かれます。
大塚先生のご指導は、次のような点でした。
・書き直しは0から書くつもりでする。
・作品を書く時 誰の目線で書くか決めたら最後までその目線で書くことが大切。
・余分な情報は書かないで、省略することも大事。
・先生と生徒の会話について、作中では、生徒が先生にため口で話すのはどうかと思うので、関係をふまえた言葉遣いをする。
その他、作中で書かれた“もんぺ”に関して“モンペ”と書く言葉もあるとは初耳でした。
もんぺとは和風作業ズボンで、多くは木綿の紺がすりで作ったものと思っていました。そのもんぺを今でも街中で売っているお店があるらしいことや、今の人はもんぺを知っているかどうかとか話題になりました。Kさんは、お母さんの絹の着物で仕立て直したもんぺをはいていたところ、疎開先で、いじめられた話をされました。
戦中戦後の、物のない時代が思い遣られたことでした。
もうひとつの片仮名のモンペとは、モンスターペアレントの略で、今時は、その意味で使われているとの事でした。
世代の差を感じたもんぺ談でしたが、もんぺの時代を少し懐かしく思い出しました。
                                辻