2017年4月20日木曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.51】

 4月19日、お花見日和の春の陽気でした。わらしべ定例会には15名が出席。
先月に引き続き顧問の沢田俊子先生にご出席いただき、5作品の合評です。

 わらしべも5年目に入りました。毎月欠かさず定例会をしてきました。マンネリ感や停滞感を案じたこともありましたが、有り難いことに新メンバーが新風を吹き込ませてくれています。今日の作品は、そんな風を感じる5作品でした。

そのうちの2作品は、何度も書き直されたとの作者の弁。客観的に読むことが難しくなっているので、迷走しているという先生の指摘でした。
・珍しい動物が主人公の作品は、生態とストーリーに整合性を。
・色彩からインスピレーションを得た作品でも、無理に色彩アイテムを詰め込みすぎない。

他の3作品は、身近な動物が題材の作品、作者の人生経験より書かれた、深い問題を背景にした作品、日常の一コマから生まれたユーモアあふれる短編作品でした。
・エピソード、登場人物の工夫で、ありきたりを読ませる作品に。
・誰の視点で書くかが大切だが、その視点になり切って心情を書くことが必要。
・ラストを一ひねりして、是非公募に!

 どの作品の合評も、前向きな意見が出て、先生のご指導を合わせると、書き直しに無限の可能性を感じました。こういう合評会を続けていけたらいいなあと思います。

さて、先月沢田先生よりいただいた宿題作品の提出がたくさんありました。皆、楽しみに持ち帰りました。来月も充実の合評ができますように!
                          (担当:藤谷クミコ)

●萩原弓佳さん 新刊(アンソロジー)2冊発刊



3分間ノンストップショートストーリー
ラストで君は「まさか!」と言う 時のはざま
ラストで君は「まさか!」と言う 予知夢    (PHP研究所)