2017年12月26日火曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.58】

 12月17日「童話サークルわらしべ」の年に1度の勉強会でした。発足以来、毎年プロの作家さんをお招きしての勉強会を開催していて今回は6回目、児童文学作家の西村友里先生に来ていただきました。

 会員16名、聴講生2名が参加。顧問の沢田俊子先生もご出席です。
今年一番の寒波到来の日曜日でしたが、ホットな教室となりました。

西村先生はまず「私はこどもたちに伝えたいこと、すなわちテーマがあって、これについての文学しか書かない」と、おっしゃいました。
 冒頭から、ズシン!と響くお言葉です。

続いて、ご自身の幼年向け著書『たっくんのあさがお』を書かれたときの「チェックシート」を配布して、作品の起承転結を説明しながらテーマについての考え方をご教示くださいました。

わらしべ会員の提出した7作品についても、それぞれの「チェックシート」を作成してくださって、それに沿ってとてもとてもわかりやすい講義をしていただきました。
配られた「チェックシート」は、とてもありがたい贅沢なプリントです。
持ち帰って、再度かみ砕きながら読んで勉強したいと思います。

 とにもかくにも、作品の「テーマ」について真剣に向き合うという事がどういうことなのか、先生のひとことひとことから学んだ気がします。
西村先生、本当にありがとうございました。


会の終了後には、お二人の先生を交えての懇親会があり、会員の皆からも先生への質問をさせていただきながら、楽しいひとときを過ごしました。

また、今日は次回合評の作品がたくさん提出されました。

1月からは冊子用の合評会が始まります。
今年1年を振り返ると、いろいろな出会い、別れ、ニュースがあり、わらしべもちょっとずつ歴史を刻んできたなあと思います。たくさんのご縁に感謝しつつ、来年もまた皆と前進して、良い年になるように願っています。          
                           (担当:藤谷クミコ)

【会員のニュース】
☆井上林子さん
『おしごとのおはなし 保育士 なないろランドのたからもの』(講談社)出版




☆萩原弓佳さん
アンソロジー続巻出版 (PHP研究所)
『ラストで君は「まさか!」という デジャブ』
『ラストで君は「まさか!」という 望みの果て』





井上さん、萩原さん、おめでとうございます!!


2017年12月18日月曜日

とんとんぼっこ


12月16日は、とんとんぼっこの忘年会でした。

遠方からやってくる人が多いので、お昼の食事会。事前に、1名から作品を合評してほしいとの希望が出ていたので、じゃあ、忘年会のあとで少しだけ合評もしましょうということになっていたのですが……。つぎつぎと届く合評原稿(お酒をのめるのか、のめないのかで気をもむわたくし)。結局、5編が届いて、食事のあとでいつもの市民交流プラザに場を移し、がっつりと、ほろよい合評会となったのでした。



今回とくに、とんとんぼっこらしい、個性的な作品が集まりました。

これまでたぶん、だれも使わなかったであろう主人公を登場させた作品、言葉のリズムのおもしろさを貫き通した作品、海外に目を向け、厳しい現実を生きる子どもたちを描いた作品等々。

そろそろ、同人誌を作って発表したいなぁと思った年末でした。

だれも個性をゆずらないので(笑)、カラフルな闇鍋のような同人誌になるといいと思います。

……とその前に、「テーマをしぼる!」をもう一度思い出し、推敲しましょう、わたしたち。お話はどこへ着地するのかが意識されると、どの作品も引き締まるように思いました。



今年も、とんとんぼっこの合評会だけにとどまらず、あちこちの勉強会に参加したメンバーたち。そこで得たことは、すぐにメールや会で伝えあいました。

春はおとなりの岡山「ももっこ」さんと合同合評会を行いました。

夏には楠章子さんを講師に迎え、作品を書くうえで核になる力強い学びをいただきました。

児童文芸家協会を始め、たくさんの方に支えられて今年も終えることができました。どうもありがとうございました。来年もとんとんぼっこをよろしくお願いいたします。

                              (巣山ひろみ)


2017年12月4日月曜日

だんでらいおん



11月11日(土)協会事務局にて合評会を行いました。
今回の参加人数は5人。少人数での合評会となりましたが、その分、一人一人の作品にじっくりと向き合うことができました。一つの作品に時間制限を設けることなく講評できたことは、作り手にとっても読み手にとっても、大変有意義で濃密な時間だったように思います。
合評会に提出する作品は、事前にメール添付で送付、または当日持参して音読するというスタイルをとっています。事前に送られたものは細部まで目で追いながら読み込むことができ、音読では作品の世界観を脳内で思う存分堪能できます。目から入る作品と耳から入る作品。
まだまだ未完の作品たちばかりですが、いずれ子どもたちの手に渡り、心の成長の糧のひとつになってくれたらと思いながら、会員皆お話作りに日々邁進しております。

合評会の後は、某ファミリーレストランへ移動し少人数でのささやかな忘年会をしました。そうはいっても、三時間ほど飲んだり食べたりしゃべり続けたりと、ささやかな雰囲気ではなかったかもしれませんが。某ファミリーレストランさん、うるさい上に長居してすみません。
 お店を出てからは、ほくほくのたい焼きを食べながら「今後も書いていこう」という決意でお開きとなりました。

 次回のだんでらいおんの合評会は、2018年2月17日(土)12時半~協会事務局で行います。

~うれしいお知らせ~

嘉瀬陽介さんが、日本児童文学者協会と文渓堂との共同企画「こわいこわい百物語」シリーズに作品が掲載されることとなりました。作品名は「あくまでも願いはひとつ」です。嘉瀬さん、おめでとうございます!

                              よねむらけいこ



 

2017年11月24日金曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.57】

 11月19日、季節より早く感じる木枯らしの午後、定例会出席は13名でした。

 合評作品は5つ。全部10枚以内の短編です。このところ、短編の合評会が続いています。でも、みんなしっかり読んできているので言いたいことがいっぱい!

今日の作品は、「わかりやすい」と「わかりにくい」に分かれました。
対象年齢に即して「わかる」「わからない」というのはもちろんですが、おとなの読者が読んでも解釈が分かれる作品があり、議論が白熱しました。

・作者がチャレンジしたという手法の作品
抽象的場面の展開に読者がついていけていないという事が発覚。しかし、この課題をクリアーすべく挑戦したい作者の意気込みがひしひし!

・幼年向きの短編
簡潔な文章とテンポ良いストーリーが「わかりやすさ」の鍵になる。セリフも含め、文章の分量とストーリーの進行度を見直してみると、もっと良くなるのでは? 素材の発想を常識外れに膨らませたら、もっと面白くなるのでは?

・書き始めて日の浅いメンバーの作品
児童書の読書に励んだことが作品に生かされている等、暖かい言葉や助言あり。丁寧な書き方指導あり。

合評っていいなと改めて思った時間でした。

また、先日の「ひろすけ童話賞」贈呈式の様子を萩原さんから、先週の「童話塾in関西」の感想を参加者から伝えてもらいました。裏話や細やかな感想が、一同をホットにしてくれました。

来月は西村先生をお迎えしての勉強会、1月からは顧問の沢田先生に来ていただき冊子用の合評会、ということで皆の気持ちが引き締まっています。
フレーフレー! わらしべ!!              (担当:藤谷クミコ)

※12月勉強会外部聴講生募集については【協会からのお知らせ】をご覧ください。

http://www.jidoubungei.jp/news/pg424162.html#kaiin112





2017年10月30日月曜日

とんとんぼっこ

とんとんぼっこ

10月28日(土)13:00〜16:30

よく雨の降る10月です。
でも、とんとんぼっこのメンバーは曇りのち晴れです。
今回は決められていた締切日を一週間延ばしました。体調をくずした人、仕事で書くことに集中できなかった人、内容を悩みすぎた人など、諸事情がありました。でも、お互いを、自分を、叱咤激励し、合評に至りました。
6作品、当日持ち込み1作品が出ました。合評の内容をまとめてみました。

1、書き方について
  ①題名
   ・題名は適当か、よく考えよう。
   ・過去に同じものはないか、調べよう。
  
  ②内容、登場人物
   ・6枚の作品の人数は少なくしよう。
      ・場所、時代の設定と関連づけて、キャラクター、年齢、名前など、吟味
    しよう。いい人ばかりにしない。
   ・他の人が書かないような内容にチャレンジしてみよう。
   ・「大人の童話」というジャンルを考えてみてはどうか。

  ③構成
   ・繰り返しはリズムがあって読んで楽しいが、山場をどこにもってくるか
    考えよう。終わり方も重要である。 
   ・必要のない情報は書かないようにしよう。勇気を持って削除する。
   ・幼年向け作品では、大人ことばは使わないように気をつけよう。 
   ・短い文章ですっきりと書こう。
  
  ④公募
   ・公募先の過去の作品もチェックしてみよう。傾向と対策が必要です。
  
2、描写について
  ①褒めあい 
   「この表現はすきだ!」「ここはすてきだ!」「この発想はすばらしい!」 
   など、マイナス面を指摘するだけでなく、褒め合いもしました。心が豊か
   になります。 
   
  ②交流
   「自分ならこうする」「こんな経験をした」「こんなものを使った」など、 
   自由に交流しました。いいヒントになります。 

3、書き直しへ
 「自分の作品はよく見えないのに、人の作品はよく見える」
   メンバーがつぶやきました。一人ひとりが 合評の中でたくさんのおみやげを
 もらいました。自分で咀嚼し、取捨選択して、仕上げていこう。  

 退会した元メンバーが、挨拶したいと来てくれました。
 うれしかったです。 
 とんとんぼっこの巣山代表、作「パン屋のイーストン」の東京でのパンカーニ
 バルの報告を聞きました。     
    イーストンは東京でムクムク大きくなりかわいがってもらっています。
    絵本のパワーを感じました。うれしかったです。

 次回は12月16日(土)忘年会です。
 せっかく集まるので、作品合評もします。    

                                                                  (西谷 まち)


2017年10月23日月曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.56】

 10月15日、2カ月ぶり(先月は台風の為中止)の定例会は久々の全員出席!
秋雨のしとしと降る午後でしたが、休会中だった二人も復帰して、かわいいお菓子の差し入れもありました。

さて、先日わらしべメンバ―のビッグニュースが舞い込んで来ました。
萩原弓佳さん デビュー作『せなかの友だち』で 第28回ひろすけ童話賞受賞!!!
サプライズでお祝いの花束を贈呈して、「おめでとう!!」の喝采を送りました。

あわせて福音館書店の『母の友』11月号 こどもに聞かせる一日一話に、見事
『ゆきだるまといただきます』が掲載された山下みゆきさんにも、ミニ花束を贈り記念の写真をパチリ!



メンバー全員でお祝いできて良かったです。

合評は、速読作品がひとつと、短編が3つでした。
それぞれの作品が書かれた背景は
・小説を読んでいてひらめいた
・特定の公募向けに
・自身の出会ったエピソードから膨らませた
・既刊アンソロジーの為に書いたが未掲載
と、いろいろで、今までと同じような問題提起がありました。
「客観視したような感じをうける書き方」と指摘があった文体についての意見には、みんなで頷き、また、「テーマについて、作品を書くどの時点で決めるべきか」という共通問題についての意見も交わしました。
12月に控えている講師をお迎えしての勉強会で、この大切なこと(テーマについて)をしっかり学びたいと思っています。

そのほか、12月の勉強会、冊子発行に向けての合評会について相談をして、役割分担など気持ちよく決まりました。ひとり退会されることになりましたが、創作の縁でつながっていたいと思います。             (担当:藤谷クミコ)

【わらしべ12月勉強会について】
●聴講生募集のご案内
日時:平成29年12月17日(日)13時~16時
場所:西宮市内
内容:講師に児童文学作家の西村友里さんをお迎えして合評形式の勉強会
*若干名の外部聴講生を受け入れ予定です。参加費必要。
詳細、お問い合わせはメールにて下記までお願いします。
(藤谷クミコ)




2017年8月28日月曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.55】

 8月20日、お盆の後の日曜日午後、出席は13名でした。
集合時刻に集った皆でテキパキと設営がなされ、帰省のお土産を配る人もあり、新メンバーで当初遠慮していた人も、すっかり連携プレーの仲間入りです。
毎月集まるという事の、意義を感じています。

合評に先立ち、冊子委員から今後のスケジュールについて相談がありました。皆できっちり進めていきたいです。

さて、合評ですが、6作品とも短いおはなしです。
うち書直し作品が2作。この合評が、いつも難しいと感じます。
前回の合評で出た意見をもとに、設定や長さを変えて再提出された作品は
すっきりしてわかりやすくなったもの
膨らませた部分が馴染まなかったもの
に分かれました。②の作者からは客観的な目で、「こういうところが気になっていて」
と発言がありましたが、打開策?にたどり着けなかった気がします。

あとの4作品は、それぞれに賛否の意見がいろいろ出ました。
とびきりのナンセンスさ
方言の取り入れ方
モチーフとテーマのギャップ
実体験モチーフへの違和感
①~④について、賛否が分かれ答えの出ない合評でしたが、いずれもその作者ならではの作品で、この議論が参考になればいいなと思います。

毎月作品提出しているメンバーがいる一方、なかなか書けない人もいる最近のわらしべです。暑い夏もあと少し、創作の秋に向けて皆、頑張りましょう!!

                         (担当:藤谷クミコ)



2017年8月7日月曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.54 追記】

童話サークルわらしべの井上林子さんが、ただ今、
毎日新聞(西日本版)「読んであげて」コーナーで童話連載をしています!

☆「風の子ぷうの夏休み」(作・絵 井上林子)
☆ 8/1~8/31(31回連載)
小学校低学年向けの、幼年ファンタジーです。
https://mainichi.jp/yonde/ ←コチラの「毎日新聞」のニュースサイトからも見られます。 

お楽しみ頂けたら嬉しいです!どうぞ、よろしくお願いいたします。






2017年7月31日月曜日

とんとんぼっこ

7月29日(土)13:00〜17:00

 広島はあつい1日でした。
 今回は、初めて、講師を迎えての勉強会です。
 講師は楠章子先生です。
 会員全員の10作品を事前に読んでいただいて、指導を受けました。
 2人欠席でしたが講評をしていただき、欠席者に伝え、みんなの財産となりました。
 楠先生は、自分が学んだことはどんどん伝えていきたいと自己紹介で言われた通り、あついハートとつめたいブレインで4時間ずうっと話され、メンバーひとりひとりが抱えている暗闇に光をあててくださいました。
 少しだけ紹介します。
 
 1、グレードを考えて主人公を設定する。
   そのグレードの子どもが読みやすい文章を書くこと。
   (原典とリライト作品を提示されて、納得!)
 2、絵本テキストの場面割は、起承転結の流れ、ページをめくる喜びを考えること。
   (絵本を提示されて、納得!)
 3、自分の作品を説明文と描写文に分けて分析すること。
   (例文を提示されて、納得!)

「ポロっと目から鱗が落ちた気がする」というメンバーの言葉が出ました。
 他にも、ストンと胸に落ちたことを紹介しましょう。
  
 1、どんな主人公がどう変わるのか書く。
   主人公がなぜ変わらないといけないのかが必要。
 2、伝えたいことをラストまでねじれないように書く。
 3、主人公に行動させて、子ども目線で書く。
 4、出尽くしているような題材でなく特色のあるものを考える。
 5、最初の原稿ではまだ物語の入口にすぎないことはよくあること。
   そこからねばって長い年月をかけてでも物語にしていくことが大事。

 作品の表面をなでるだけではなく、土台を動かす力強い講評でした。
 「根本から書き直すつもりで、ねりなおします」
 こんな気持ちになったメンバーもいます。
 楠先生には、とんとんぼっこのかたいドアをトントント〜ンとノックしていただきました。もうねばり強く書いていくしかありません。
 
 楠先生がお土産を持ってきてくださいました。沢田先生からことづかったそうです。
 休憩時間に包みを開けてみんなびっくり! トンボ玉です。
 とんとんぼっこのパワーア〜ップ!!
 いいことがありそうな気がします。

 楠先生、沢田先生、児童文芸家協会のみなさま、本当にありがとうございました。

 体調が悪くて、今回を最後にメンバーが1人退会することになりました。でも、書き続けるそうです。離れていても応援したいと思います。
 次回は10月28日(土)です。

                             (西谷 まち)



2017年7月27日木曜日

だんでらいおん

 7月1日協会の事務局にて、たんでらいおんの定例合評会を行いました。
参加者は会員メンバー6名、体験入会者1名でした。
 合評会は、メンバーの長編/短編/絵本テキスト作品、体験入会者の作品があり、メンバーの豊かな発想や視点で、良い点や問題点と色々と語られました。
「絵本テキストも良いけれど、やや長編ものもトライしては?」など、今までの作品を通し、馴染みが出てきたメンバーならではの意見もあり、刺激的でした。各作品について作者が内容に迷っている部分なども皆でストレートに指摘し、作品が磨かれていく時間に感じました。
 ある作品の内容から、おなら(笑)の話題や女子、男子の視点の違いなど話が脱線して、楽しさ、笑いもあり、とても充実した1日でした。
 私としては的確な指摘や意見が新鮮で、メンバーの皆さんに感謝です。今回は小学生の娘も一緒で小学生にとって協会事務局は児童書の宝庫で、本に親しんでいました。

会員メンバーの近況報告です。
*真山みな子さん、わたなべちとせさん 児童文芸「書きおろし童話展2017」出品。
*わたなべちとせさん 「児童文芸 2017年6・7月号」
特集:大好き♪歴史もの/表紙イラスト、創作童話 「あめだまゴール」掲載。
わたなべさんの今回の表紙イラストは親しみ豊かでユーモラスもありで好きです。
*嘉瀬陽介さん 「児童文芸 2017年6・7月号」同人誌評 掲載。
*音森ぽこさん 「児童文芸 2017年6・7月号」if… エッセイ掲載。
 保育雑誌「すきっぷ4月号(2017年度)株式会社メイト発行 お話し&五行詩 掲載。
*私、金井真紀 イラスト作品やグッズ、毎年(年/2回位)グループ展を開催しています。
2017年6月 銀座 Bartok Gallery 「絵エプロン」展。
2017年6月Café  Gallery  Musashino  絵本&イラスト「colors of palette」展。 
2017年2月世田谷区/松本記念迎賓会館クラシックイベント イラスト7作品展示。
2016年5月「mother」展 横浜Gallery fu。(Maki KANAI)
2016年5月「絵グラス」展/2015年5月「風にふかれて気ままな旅・時間・気分」展/2013年「なかよしともだち家族」展 銀座Bartok Gallery。
2014年5月/2013年5月 絵本&イラスト「はらぺこライオン」展 荒木町coffee &galleryゑいじう。
2015年12月下北沢Cafe Eiershale 個展。その他、活動しています。

次回のたんでらいおんは11月11日 忘年会も予定しています。
                              (金井 真紀)




2017年7月24日月曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.54】

 7月16日、うだるような暑さの午後、14名が集いました。

この日はまず、顧問の沢田俊子先生よりご恵送の正岡慧子先生の『創作のおまもり』をみんなで分け合いました。キラキラきれいな「トンボ玉」20粒は、それぞれ個性あるわらしべメンバーを思っての、ありがたいプレゼントです。「どれにしようかな?」と迷いながら選んで、一同はにっこり! 沢田先生、ありがとうございます。








次に、情報交換や報告、今後の活動についての話し合いを少々。
そのあと、合評です。
今日はあらかじめ提出された短い作品が3つ(うち1つは絵本テキスト)と、当日速読希望の、ほぼ1枚童話5編(連作)を合評しました。いただいたトンボ玉のように、全く違う個性の作品です。

皆しっかり読んできて、意見がたくさんありました。
私が印象的だったのは、「モチーフにする素材について、しっかり調べてから書かないとダメだと思って」と、作中には書かれていないことを色々と調べていた作者の発言です。

今回は、真摯な姿勢で出た意見から紹介します。
・自然現象について調べた事は、普遍性をもたせ読者にわかるように書く
・書くきっかけになった風景の感動に酔いすぎない
・擬音語のニュアンスは、対象年齢を意識すべきかどうか
・幼年向け作品に使用する形容詞の選び方
・回想部分の挿入を避けるための書き方
・絵で伝える想定でも、セリフや地の文で生き生きした言葉がほしい
・王道の古典オマージュは、意外性とシュールなオチで笑える
などです。

今日の意見は賛否の分かれるものが多かったですが、それぞれの作者にとって真面目に参考になるものだったのではないかと思います。

冊子3号の発行も視野に、これからもどんどん合評をしていきましょう!
                                                                                    (担当:藤谷クミコ)



2017年6月22日木曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.53】

 6月18日、今日の出席は13名。アットホームな合評会となりました。

提出作品は、7作品。全てが原稿用紙10枚以内の短編作品でした。
そのうち、3作品は目指す公募を絞った作品ということで、応募要項も合わせて読みながら、皆の意見を聞いていきました。
 ユーモアがあったり、ほっこりしたり、という作品が多く、終始和やかな雰囲気で意見交換をしました。どんな感じかと、紹介しますと……
 
・迷った作者が甲、乙の2パターンを提出、すると甲派と乙派に意見が分かれたり。
・擬人化という手法は、奥が深い。思いがけないものの擬人化もあってびっくり!
・初めて書かれた作品に対して、書き慣れた人から「とても児童文学らしく、まっすぐで 新鮮」という意見も。
・意外な公募への応募作品と聞いて、意見がまとまらなかったリ。
・実力のある書き手の作品には、結末が物足らないよとのエールが!
・現実にあったエピソードの素材でも、快不快の境目は個人差があり、扱いが難しい?

などなど。
これはチャレンジだなと思われる作品を読んで、お互いにいい刺激を受けました。

あらためて、現在募集中の公募企画について、情報交換をしました。
今年は多くのチャンスがあるので、皆で挑戦しましょう!
わらしべから、羽ばたく作品がありますように!!
                           (担当:藤谷クミコ)





2017年6月8日木曜日

とんとんぼっこ

 5月27日土曜日、臨時合評会を行いました。
 まずは、5月19日に東京で行われた児童文芸家協会サークル交流会参加者より、報告をしました。交流会で委員のみなさんからお話しのあった、研究会員、会員へのお誘いと、そよ風コンクール、つばさ賞への応募のことを伝え、『児童文芸』に掲載していただけるよう作品を送ってみましょうと話しをしました。
交流会の際にぺパンの方からいただきました同人誌は、順番に読ませていただきます。ありがとうございます。
さて、7月例会では講師をお招きして講評していただくので、今回の臨時例会は準備として一度原稿を持ち寄りました。今年初めての全員出席で、作品も全員が提出。さすがに9作品は、駆け足で進めなくてはなりませんでしたが、大事なポイントをそれぞれの目で指摘できるようになってきたと思います。ブラッシュアップした作品を講評いただいて、それぞれの目標に向けて頑張っていきましょう。
さらに、中国新聞文化センターで沢田俊子先生が童話講座を持っておられたときの受講生の一人が、しばらく児童文学はお休みされていましたが、また挑戦したいということで参加されることになり、メンバーが10名に増えました!
次回はいよいよ、講師をお招きして7月29日の開催です。
                               (さとうともこ)
 

2017年5月25日木曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.52】

 5月21日、新緑もまぶしく汗ばむような午後でした。
今日は年に1度のわらしべ総会を含む定例会です。顧問の沢田俊子先生にもご出席いただき、会員数19名中16名の出席(委任状3名)で、会計や活動についての報告、計画など、議事を進行しました。
 立ち上げ時より、少々硬いですが意外ときちんと規約など定めて、役割分担をして活動してきました。会員の皆の協力で「わらしべ丸」は航海を続けられそうです。

 思えば5年の間に乗船員は半数が入れ替わり、船長は相変わらずまじめすぎて感心されていますが、国に帰って行ったメンバーに涙したり、新大陸から乗船してきた人に
感嘆したりしながら、舵をとっています。今日も、うれしい再会がありました。
 
 さて、総会に引き続き作品合評をしましたが、提出作品が多かったので、皆で集中して臨みました。沢田先生のご指導も受けられて、ひき締まった合評となりました。
前半の4作品は、「ペットの死を扱った中学年向け短編」「新聞掲載予定作品の原案」「面白く読みごたえのある高学年向けのSF作品」「公募向けの幼年もの」です。
・命を書くこと
・場面で書くこと
・専門知識と創作のバランス
・公募での禁忌
についての問題を、それぞれの作品を通して勉強できました。

後半は3月の宿題(沢田先生から頂いた3種類の書き出しの部分に続けて自由に創作)の13作品について、同じ書き出しで書かれた2~3作品ずつに分けて合評しました。
ファンタジーとリアリズムの書き出しがありましたが、それに続く創作部分が全く違う発想になり、読後感になり、変幻自在なのに気づきます。
『創作のエクササイズ』とは、どういうことか、提出された作品を読んで、先生の今日の話を聞いて、納得できたのではないでしょうか。

東京のサークル『童話の会 ペパン』様より、ご厚意にて冊子『ペパン VOL.2』をわらしべ会員全員に頂戴しました。皆で勉強させていただきます。どうもありがとうございます。

 6月は会員相互の合評会になりますが、先生に来ていただいた3ヶ月(3.4.5月)の良い緊張を忘れず、わらしべ丸は進みます。
                           (担当:藤谷クミコ)

      

2017年5月1日月曜日

とんとんぼっこ

4月22日土曜日のとんとんぼっこ例会は、岡山のももっこさんから三名と、『若冲―ぞうと出会った少年』を昨年ご上梓されたプレアデスの黒田志保子さんのご参加をいただき、新鮮で熱気のあふれる時間となりました。
 ももっこさんから出された三作品は、いずれも中編でキャラクターも物語もしっかりしていて、その完成度と熱意に圧倒されつつ、みな緊張して臨みました。こうした作品を読ませていただくのも勉強になります。
とんとんぼっこからは五作品。短い恋の物語、幼年向けの短編が三作品、中学年向けの不思議な記憶の物語。同じメンバーで合評を続けていると、この人が書いた作品、として見てしまう部分がどうしても出てくるように思います。違う顔ぶれでの合評は作品そのものを見ていただける機会でもあると思いました。具体的でするどく切り込んだ意見をいただき、次につなげるいい時間になりました。
 合評の後の交流会では、黒田さんの創作のことなども伺い、楽しい時間をすごしました。
 こうした交流をお互いに続けましょうと言っていただきました。
 いろんな方からの力をいただくことができて、今後の糧にしなくては。

 メンバーのひとりが合評後に、アップルの創業者スティーブ・ジョブズが語った『今、この時点での「点」は未来に向かってつなぐことはできない。過去となった時、振り返ってつなぐことができるもの。だから、現在の「点」が未来につながると信じることが大切で、それが自信につながるのだ』という内容の言葉を引いて、つぎのような感想をつづっていました。
*****合評というのは、今はわからないかも知れないけれど、未来に向けて点と点をつなぐ作業をしているのではないでしょうか。書き始めた頃の自分の作品を見直してみると、今ならこうは書かないよな、と赤面するのですが、その時点で、過去の点と点がつながっていた、と知ることができます。
先日の合評会でも、きっと点と点が未来につながったに違いありません。
あの時があったからこそ、この作品が生まれた、という日はいつか必ず来るでしょう。そう信じて書き続けたいものです。********

次回のとんとんぼっこは7月の例会に向けて、臨時合評会を5月27日に行います。
                              (さとうともこ)
『若冲 ぞうと出会った少年』
国土社















2017年4月20日木曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.51】

 4月19日、お花見日和の春の陽気でした。わらしべ定例会には15名が出席。
先月に引き続き顧問の沢田俊子先生にご出席いただき、5作品の合評です。

 わらしべも5年目に入りました。毎月欠かさず定例会をしてきました。マンネリ感や停滞感を案じたこともありましたが、有り難いことに新メンバーが新風を吹き込ませてくれています。今日の作品は、そんな風を感じる5作品でした。

そのうちの2作品は、何度も書き直されたとの作者の弁。客観的に読むことが難しくなっているので、迷走しているという先生の指摘でした。
・珍しい動物が主人公の作品は、生態とストーリーに整合性を。
・色彩からインスピレーションを得た作品でも、無理に色彩アイテムを詰め込みすぎない。

他の3作品は、身近な動物が題材の作品、作者の人生経験より書かれた、深い問題を背景にした作品、日常の一コマから生まれたユーモアあふれる短編作品でした。
・エピソード、登場人物の工夫で、ありきたりを読ませる作品に。
・誰の視点で書くかが大切だが、その視点になり切って心情を書くことが必要。
・ラストを一ひねりして、是非公募に!

 どの作品の合評も、前向きな意見が出て、先生のご指導を合わせると、書き直しに無限の可能性を感じました。こういう合評会を続けていけたらいいなあと思います。

さて、先月沢田先生よりいただいた宿題作品の提出がたくさんありました。皆、楽しみに持ち帰りました。来月も充実の合評ができますように!
                          (担当:藤谷クミコ)

●萩原弓佳さん 新刊(アンソロジー)2冊発刊



3分間ノンストップショートストーリー
ラストで君は「まさか!」と言う 時のはざま
ラストで君は「まさか!」と言う 予知夢    (PHP研究所)




2017年3月27日月曜日

だんでらいおん

3月11日(土)に下北沢のカフェで、だんでらいおんの合評会を行いました。
参加者は、5名。
春の兆しが感じられる陽気の中、ゆったりした雰囲気に包まれながらスタート。
始まるやいなや、いつもと同じく真剣な意見交換が繰り広げられました。
他の人に読んでもらうと、自分では気付かなかったことに気づかされます。
今回も、大変有意義な合評会でした。
合評の後には、スイーツもいただき、満足、満足♪
 
 さて、嬉しいニュースがありましたので、ご報告。

 メンバーの真山みな子さんの作品「まぜまぜやクルクル」が、「第38回子どもたちに聞かせたい創作童話」で、「1部入選」を受賞されました!

 そして、よねむらけいこさんの作品が、『あなたのとなりにある不思議 ぞくぞく編』(ポプラ社)に掲載されました。

 お二人とも、おめでとうございます! ♪♪\(^O^)/♪♪
 お二人の成果を励みに、他のメンバーのみなさんもどしどし創作しましょう!

 それから予定ではありますが、保育雑誌『すきっぷ4月号(2017年度)』(株式会社メイト発行)に、音森ぽこのお話と五行詩(こちらは表紙に)が、掲載されます。ありがたいことです。
以上、今回のブログ執筆は、音森でした。             (音森ぽこ)



2017年3月24日金曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.50】

本日のわらしべは欠席者(休会を含めて)が多く11名という少し寂しい集まりとなりました。
顧問・沢田先生の「提出作品が少ない。みんなもっと書かなくちゃダメ!」という、緊張感あふれるお話からスタート! 「書く以外上達の道はない。書くのみ。みんなもっともっと自分の夢や目標を見つめ、それに向かってひたすら書くべし。書こうと思えばもっともっと書けるはず」に返す言葉もありません。もっともっとたくさん書かなくちゃ!と反省しました。
 
本日の合評は、3本。少ないながら、ナンセンス系、ほっこり童話、日常童話、とバラエティに富み、内容は盛りだくさんでした。
書き直しのポイントは
・ナンセンスならとことん突き抜けてぶっとんだ展開を目指せ!
・動物を出すと「かわいい童話の雰囲気」を簡単に出せてしまうけれど、安易に頼ってはだめ。
・詳しく書くところと、はぶいていいところのバランスが大事。
・主人公の心情を丁寧に書こう。
などなど。

沢田先生から宿題が出ました。
それは、一枚目だけ配られた童話の続きを、次回までに書いてきて、提出するのです。
5種類あります。それを裏向けにしてテーブルに置き、ひとり1~2枚取っていきます。どんなお話があたるのか、よく分かりません。私は「運と縁」を信じて1枚を選びました。次回までに続きを書かなければいけません。どうなりますやら。

見学者があり、入会されました。これから一緒にがんばっていきましょう。
                             (担当:萩原弓佳)


2017年2月20日月曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.49

 219日、わらしべ定例会には14名が出席でした。チョコレートの差し入れを嬉しくいただきながら、6作品を順に合評です。
 今日の作品は、バラエティ―に富んでいて、それぞれの作品に皆が発言したいことがたくさんあって、どんどん意見や感想が飛び交いました。
というのも、どの作品にもその作者ならではの背景が垣間見えるのですが、同時に不十分な点も多々あって、伝わり方が実にバラバラだったのです。
 
問題点を整理してみました。
・幼年作品に使うエピソードの数とキャラクターの書き分け。
・必要なアイテムや 情景について、読者の想像力で補いにくいことはわかりやすく書く。
・作品背景で読者に必要な登場人物の心情は、前半に書いておく。
・習作でもメッセージ、テーマをしっかり決めて書く。
・公募を目指すなら、既存作品に無い独自性をプラスするべき。
・対象年齢の理解ができていない。
・時系列や登場人物が混乱している。
・作品にするにあたって元になった事実と創作のバランスを、どのように考えるか。
・物語(主人公)が動き出すタイミング。
・作者のこだわった箇所が、読者にとっては読むのに疲れる箇所になった。
など、合評しながらお互いに気づかなかった点を発見していった時間でした。

読書家のメンバーからは、本の紹介も兼ねた作品世界への意見が出たり、出版を果たしているメンバーからの叱咤激励的発言もあり、こうやって集う事の有り難さを感じました。
合評を受けた6人が書きたい世界を「こんなふうに伝えたい」と感じられた合評会だったと思います。参加者の中からも、自作に共通の問題点として学べたという声が聞かれました。 

さらに、スペシャルなおまけ時間として、会員の井上林子さんより、幼年童話の近著『マルゲリータのまるちゃん』 について、発刊にいたるまでの行程、ウラ話、などを細かに教えていただきました。幼年作品ならではの、画家さんとの関係やこぼれ話も興味深く聞きました。
身近にこんなに丁寧に語ってもらえる作家さんがいるメンバーは、とてもラッキーです。                                          (担当:藤谷クミコ)

●井上林子さん「わらしべ通信NO.45〜NO.47」で紹介した1〜4巻目に続き
シリーズ5巻目 発刊
『11歳のバースデー ぼくたちのみらい3月31日 四季和也』(くもん出版)




2017年2月10日金曜日

とんとんぼっこ



 この冬は雪がよく降ったので遠方からの参加者が心配でしたが、今年初の例会128日は暖かくよい天気でした。
まず、昨年一年間の会計報告ののち、今年の活動計画について。合評会は年4回、1月、4月、7月、10月に行うこととし、今年新たに取り組みたいことなど話し合いました。
合評作品は7作品、時間を延長して合評しました。
昨年の童話塾で拾ったタネを育てようと取り組み続けているお話は、どこにこだわるかを再確認。公募に向けたお話は公募の求める物語にどう近づけるか。同じ主人公のいくつかの短い物語を中編にまとめてみる試みや、思春期の少女の親子関係を親とはぐれた動物と絡めて描いた作品はどちらも生き物への思いが詰まって、整理が必要。そして、思いが詰まっているといえば、昨年から書き始めた方の作品。実体験から得た、たくさんの思い出があるせいで、まだ、事実をならべたあらすじになっていると指摘がありましたが、それを『読める物語にしたい』という思いに、みな全力応援のかまえです。
「事実に縛られない。少しずつ場面を切り取って描いていこう」というアドバイスは、全員にも共通するところです。伝えたいことを、盛り込みすぎず、どこにフォーカスして伝わるように描くか。今回、共通していたところのようでした。
自分で書いているときには見えにくいことが、人の作品を読むと気がつくという実感もあり、合評の力も上がってきているようです。
それぞれが自分の課題を見つけて向き合う空気が感じられ、『合評の基本』を忘れずに活動を続けて行こうと気合をいれて、とんとんぼっこ三年目、スタートです。
次回は4月22日土曜日の予定です。            (さとうともこ)




2017年1月20日金曜日

わらしべ

【わらしべ通信NO.48


 2017115日、新年初めの定例会でした。17名が集う会場の窓の外には雪が舞っています。12月の勉強会の熱い余韻からか、出席者の面々からは今年の意気込みが感じられる気がしました。
まずは、新メンバーの紹介があり、皆が拍手で迎えました。
 続く会員相互の情報交換では、ステキなお知らせやニュースもありました。

今日は、短い作品の合評でいろいろな事を考えました。
顧問の沢田先生より教えていただいた「1枚童話」という発想の訓練。チャレンジしてみたが、1枚に収まらなかったと提出されたものが2作品。
それぞれの作者も気づいている問題点もありましたが、皆から意見を聞いてより一層はっきりしたようです。
物理学の事象を題材にした、ユニークなオチのある1枚童話6話の提出で速読合評をしました。どれも、面白く洒落た印象を受けましたが、物理の用語や内容が難しく、イラストや映像が欲しくなる作品でした。
幼年向け3枚作品も速読合評しました。作者の聞きたいポイントがはっきり提示されていたので、意見を出しやすかったです。
あと2編は18枚(高学年向け)と10枚(中学年向け)の作品。
物語設定で不自然な個所、違和感のある個所、文章表現やテーマについてなど、たくさんの意見が出ました。
全体を通して、意見が次々飛び交い、その中でどっと笑いが起こるという楽しい?合評会でした。
酉年にちなんで、「童話サークルわらしべ」が羽ばたく年になりますように! 

                           (担当:藤谷クミコ)