2018年11月1日木曜日

わらしべ通信

【わらしべ通信NO.68】

10月21日(日)、わらしべ定例会があり、15名が出席しました。

合評の前に、10月7日の京都で開催された「すとうあさえ先生の講演会」に参加したメンバー(5名!)より、当日の様子の報告がありました。
それぞれが、競うように印象深かったお話の部分を語り、たいへん熱いトークとなりました。
その後、幼年2作、怖い話1作、中学年2作の、計5作品を合評しました。

・急展開する話では、小さな子どもにも合点がいく、わかりやすい伏線がいるのではないか。
・作者が見えている風景を、文章だけでどのように読者に見せるか。そのために必要な描写をよく考える。
・童話の中での「死」の扱い方、ラストをアンハッピーエンドにしていいのかどうか。
・主人公ががんばっている姿、みんなが励ましている姿など、物語の中で大切な部分は、一文で簡単に終わらせず、場面としてしっかり書いた方がよい。
・物語を、加害者目線で読むか、被害者目線で読むかで、納得できる結末というのは変わってくるので、心情描写も含め、注意しなければならない。

合評が難しい作品もありましたが、様々な意見が飛び交い、今回も深く考える合評時間となりました。「わらしべ」3号の冊子の方も、校正作業を終え、イラストが集まるなど、着々と進んでおります。2018年の定例会も、あと2回、がんばりましょう!

★メンバーの作品が掲載されています★

・井上林子さん
雑誌「ひかりのくに」2018年10月号「くぬぎちゃん へ~んしん!」

・萩原弓佳さん
雑誌「がくしゅうひかりのくに」2018年10月号「わたしのサンドイッチ」

               
                           (担当:山下みゆき)