2018年11月12日月曜日

近江ペンの会

2018年11月3日(土)
近江ペンの会
ブログ
10月27日(土)定例会13時30〜

出席者 12名

京都から長浜へ、ひたすら車を走らせ琵琶湖岸を行く。月に1度四季折々の景色を楽しむ。風情ある琵琶湖から素晴らしい発想が波のように押し寄せて・・・
というわけにはいかないよなぁ!

10月7日 天性寺で開催された「すとうあさえ先生の講演会」出席者の報告
中でも先生の提言「1年間に100話書く覚悟を!」には出席者一同説明を聞いて、
納得しつつ青ざめた。

今回の合評は4作品でした。

○作品1  
海外原作の童話を日本の民話風にアレンジした脚本で、年齢差のある子ども対象の人形劇。シナリオではどこまでセリフで説明するのか、あるいは演技で表現するのか難しいところ。憎まれ役をもう少し子ども達にアピールできるように強烈な性格にしたほうが
印象深くわかり易いのではないか。

○作品2
幼稚園児のセリフの後に大人の感覚による説明が混在。子どもの目線を保って書くとしたらどうなるか皆で考える。外来語の表記の統一をする。わかちがきの徹底などの指摘。

○作品3(自分の作品)
ナンセンス分野の作品で発想は面白いが、展開に無理がある。読み手の対象年齢が不明。一文が長すぎる。
滝沢馬琴の教訓「目を引く(工夫された)タイトル」・話の内容のバランスは「俗七雅三」・「目新しいもの読者のしりたがっているもの」が売れるそうだ。(これはその場で話された余談)

○作品4
前回の作品の書き直し。山菜の知識満載で、一同山菜について親しみを持ち勉強になった。きっとこれを読んだ子供たちもこんなふうに自然を感じ、興味を持ってくれるのではないかと想像をふくらませた。作品中に山場があるほうが面白いのではないか。読者にハラハラさせる事件があったほうが、安堵感も大きく読後の満足感も大きいのではないか。

京都に向かって車を走らせる。琵琶湖の夕照。筆舌に尽くしがたい雄大な景色。
湖面に落ちてゆく夕陽を見て「夕陽よ、お前も落ちてゆくか。しかし明日また美しく輝くよな!」と合評会後のガックリときたこころを慰め励ます。・・・・あかね丸(私の車)と家路へ。                         
                                     
                             (文責 はつね)