2016年11月25日金曜日

だんでらいおん



1119日は、朝から雨。外は冷たい空気に包まれていました。
合評会が行われる協会事務局の扉を開けると、部屋の中はすでにピリピリムード、ならぬ、ほんわかムード。和やかな雰囲気に包まれていました。
参加者は、会員6名、見学者3名(内2名は音森さんのお子ちゃま)です。
しかし、いざ合評会がはじまると、熱い批評の応酬となりました。

「対象年齢にこの言葉は難しすぎるのではないか」(ジャブ)
「御意!」(汗)
「この話のこの部分は矛盾しているのではないか」(フック)
「御意!」(汗)
「ここの部分だけど、もう少し変えたほうがいいのではないか」(ストレート!)
「ぎょいーっ!」(鼻血)

だんでらいおんも発足して、もう3年近くになるそうです。
発足当初は、お互いの腹の探り合い。言いたいことも控えめで、遠慮がちだったり、相手の様子をうかがったりしていたような気がします。しかし、お互いの気心が知れ、馴染んでしまった今は、思ったことを言い合える、向上心にあふれたサークルになったように思います。

では、最近の会員の成果報告です。
「母の友11月号」(福音館書店)に、真山みな子さんと音森ぽこさんの作品が。
「あなたのとなりにある不思議」(日本児童文学者協会とポプラ社の共同企画)に、よねむらけいこさんの作品が。
「児童文芸10月号」に、わたなべちとせさんのイラストとifのコーナーにエッセイが、それぞれ掲載されています。

ということで、単行本の出版をめざし、これからますますお互いを刺激し合える関係になりたいと思っております。

――さて、合評会が終わった後は、暮れなずむ飯田橋に飛び出して一足早い忘年会。居酒屋でも、今日の合評会について、作品について、夢の出版記念パーティーについて、熱い熱い語り合いが続いたのでした。
                               (嘉瀬陽介)