2016年7月22日金曜日

わらしべ

【わらしべ通信 NO.42】
7月17日(日)
定例会の出席者は17名、欠席者3名。
顧問の沢田俊子先生もご出席いただいての合評会が始まりました。
そして見学者の方が2名! 嬉しいことに2名とも入会されました。
新しいメンバーが増え、合評会でも今までと違った感想を聞かせてもらえそうです。

まずは創作の訓練としてチャレンジしている原稿用紙1枚童話。速読後の合評です。
私の作品だったのですが、一枚に収めるために幼年にあわない漢字を使ってしまいました。
伝えたいことを絞って書く。まだ不必要な部分が残っていると気付かせて頂きました。

つぎは、低学年向きのお話しです。
主人公の女の子が生き生きと活躍する、テンポの良い楽しい作品でした。
一番大事なのは出だし。キーマンの登場は、突然ではなく布石をしておくことも、
重要なポイントです。

3作品目は、高学年以上向きで原稿用紙119枚の大作です。
景色の描写を、とても美しく書かれる作者。独特の雰囲気が感じられます。
ファンタジーは、誰も書かなかったこと、体験できないことを読むことで楽しめるもの。小さなエピソードを並べるだけでなく、物語全体で伝えたい大きな動きが必要。
葛藤、主人公の設定などたくさんのことを学びました。

最後は、作者が最近、旅をしたときのエピソードを盛り込んだ物語。
記憶が鮮明なうちに書くことは、とても大事。でも旅行記になってしまってはいけない。
子どもたちに伝えたいことがあるなら、その地域の子どもを登場させる。その国の歴史を知っておくなど、納得する意見が聞けました。

日々アンテナを立てて、書くための「きっかけ」をキャッチしたいです。

                     (担当: つじ まり)