2013年9月4日水曜日

童話サークル わらしべ


わらしべ通信NO.7

 818日、日曜日。見上げると、ギラギラとかがやく太陽。まあるい大空をひとりじめです。その姿は、まさに天空の王さま。でも、ちょっといじわる。だって、わたしたち地の民に、まるでアッカンベーをしているみたいなんですもの。そんないじわるな王さまの支配から逃れて、さあ、わらしべ合評会の開催です。
お盆期間中ということで、参加人数も少なめ。けれど、熱気は変わりません。ストーリーに感心したり、内容の矛盾をついたり、新たなアイデアを提供したりと、いろんな意見が目白押しです。これまで数多くの作品にめぐり合いましたが、ホント毎回こう思うんです。人間の想像力ってすごいなあ、って。自分には思いもつかない着想やステキな表現、ユニークなオノマトペ、魅力的なキャラクター……。こうした、仲間のつむいだ物語の数々が、知らず知らずのうちに自らの技量をも高めてくれているんですね。それって、まさに、わらからお屋敷を手に入れた、わらしべじゃないですか! ん、ちょっと違うかな。それはともかく、今回の合評会も大変、有意義でした。
合評会が終わって外に出ると、まだまだ太陽はギラギラ中。王さまに見つからないように、こっそり、歩いて帰りました。そう、内緒話をするみたいにね。
                                                                                             (広報担当 なかい)