2013年9月24日火曜日

童話サークルわらしべ


わらしべ通信 NO.8

915日 わらしべ定例会報告】
黒い雲が南から流れてきます。蛇口をいっぺんにひねったように、雨がふり出しました。
わらしべたちはひとところに身を寄せ合い、台風が来るのをじっと待ちました。
風にゆれる木々のざわめきにまじり、歌うような笑い声とともに、現れたひとりの貴婦人。
「はじめまして。竹内もと代と申します」
貴婦人は赤い唇のはしをキュッとあげ、まっすぐわらしべたちを見据えました。

というわけで、今月の定例会は児童文学作家である、竹内もと代先生を講師にお迎えしての、勉強会でした!
『不思議の風ふく島』(小峰書店)や、『土笛』(くもん出版)、『イチゴがいっぱい』(文研出版)等、幼年リアリズムから古事記をベースにしたファンタジーまで、意欲的に活動されています。
今回の勉強会は、サークル会員から3作の物語を提出しての合評会がメイン。
かわいかったり、ちょっぴり怖い体験だったり、ジーンと心に響く物語だったりに、
竹内先生は丁寧に、そして的確にアドバイスをしてくださいました。
「なるほど~」と感動のため息があちこちでこぼれる、大変貴重で有意義な時間でした。
物語の制作秘話も、クスリと笑えるものがあって、興味深かったです。
その後の懇親会でも先生はひっぱりだこで、食事もままならないくらいでした。(笑)

ほんとうに勉強になった今回の企画。是非来年も、講師を招いての勉強会が開催できればと思います。
竹内先生、ありがとうございました!!
                                           (広報担当 桧室)