2020年9月29日火曜日

童話サークルわらしべ

 【わらしべ通信 NO.88】

 

会場の設営は日常となった、まずは換気から。

クーラーをかけなくても過ごしやすい気温に、秋の訪れを感じます。

定例会の出席者は13名。久し振りに参加のメンバーが2名来られました。

Zoomの設定をして、オンラインでの参加2名も準備万端です。

音声でのやり取りも、スムーズになってきたように思います。

 

合評は4作品です。

低学年向きが1作、中学年向きが1作、高学年向きが2作、大長編になる予感の物語もありました。

どの作品も「コロナ禍の子どもたちの不安な気持ちを明るくしたい」という、思いの詰まったものでした。

今回、飛び交ったのは……、

・物語のエピソードは対象学年に合ったわかりやすさ(主人公に具体的なものを見せるなど)が大事ということ。

・物語世界の設定は、雰囲気をこわさないよう、細部までしっかり考えること。

・“今”の子どもの心情を描くには、現在の社会状況を捉えながら、そのキャラクターがどんなふうに考え発言するのか、キャラクター設定を深堀りすること。

・昔の時代を舞台に、今の子どもたちに伝わる物語を描くには、「普遍性」が必要なのではないか……。

などなど、様々な意見が出ました。

納得できる意見を参考に、納得いく作品になるまで推敲をがんばりましょう!

 

また、わらしべ10周年を記念した冊子4号に向けた準備も始まります。

それぞれが掲載作品に取り組み、役割も決めます。

気合が入りそうです。     (つじ まり・井上林子)