2020年2月18日火曜日

わらしべ通信

【わらしべ通信NO.84】

2月のわらしべ定例会。
外はあいにくの雨でしたが、定例会場は熱気ムンムン。
いつものように、作品への活発な議論が飛び交いました。

本日の合評は4作品。
絵本テキスト、童話、小学校中高学年向けテキストなど、
多岐にわたるジャンルの作品が揃いました。

合評では「キャラクターや場所の設定をこのように変えて
みるとよいのでは」「この言葉や描写は一般的でないから
わかりにくい」等、とても参考になるお話ばかり。
また、とある作中に出てくる描写について、「とても面白い
が、現代社会の中では子ども向け作品として許容されにくい
のでは…」という主旨の話が出て、非常に興味深かったです。

子どもたちを取り巻く環境がハイスピードで変わりつつある
昨今、子ども向けの作品を書く上で、さまざまな配慮すべき
事柄があることに「なるほどな〜」と思う一方で、「子ども
たち(短い子ども時代を生きる人たち)に、私たち大人が贈る
べき作品とはどのようなものなのだろう…」と、改めて考え
させられました。

さて、本日は個人的にも1作品提出し、合評をしていただきま
したが、いずれも納得のいく意見ばかりでした。
特に、作品が「自分にしかわからない」「誰かに伝わるもの
にはなっていない」ことを反省しました。
誰かに伝えるために、また物語を物語として成立させるため
に、言葉やテーマの選び方、絞り方を意識しながら、今後の
作品づくりに取り組んでいきたいと思います。
稚拙な文をお読みいただいた皆様に感謝です!

会の後半は、先月の勉強会で畑中先生に見ていただいた作品に
ついて、改めて意見を交わしたり、振り返りを行い、たくさん
勉強をさせていただきました(^^)♪

(担当:安藤明子)

【会員のニュース】
★つじ まりさん
第十回 そよ風コンクール 佳作「カンタのツノ」 
児童文芸2020. 2.3月号に掲載

★森木 林さん 児童文芸2020.2.3月号に創作童話「雪の蝶」掲載

★萩原弓佳さん
おはなしひかりのくに 2月号 「まめの すきな おに」発行
「ラストで君は『まさか!』と言う」春の物語 
PHP研究所(2/20発売)に6話掲載




★山下 みゆきさん
「ラストで君は『まさか!』と言う」不思議な友だち 
PHP研究所(2/20発売)に 6話掲載












以上